TOPアメリカン・プロレスTNA 2006年→TNA:Bound for Glory 10/22/06

TNA:Bound for Glory 10/22/06の分析


名勝負 なし
好勝負 Xディビジョン王座戦:センシ(ch)vs.クリス・セイビン

オープニング
 Xディビジョンの無駄遣い。
 ミゼットやゴーウェン、スマイリー、シレルダ(TNA版チャイナ?)なんかも出ています。
 ファン・マッチです。

2試合目。
 4コーナーでタッグということで
 それぞれ見せ場作るのは難しいのではと思っていたら
 すぐに必殺技を披露していく展開に。

3試合目。
 スパイクが浮浪者っぽくなっていて、
 更にレイヴンが拘束具つけて格好悪くなっているのに驚く。
 レイヴンから格好良さを取ったら何が残るのだ・・・
 ジェフが去って一時潜めていましたが
 ここに来てチープ・ハードコアが帰ってきました。
 ラントが体を張りアビスも画鋲に顔から突っ込むなど
 試合の出来を考えれば
 そこまで体を張る価値ないんじゃないかという事をやっています。

4試合目。
 ヤングはもっとプッシュ受けても良いと思うのですが
 Xにもヘビー級にもいけない
 中途半端な体格のためなんだろうな。
 試合の方は当然茶番です。
 この後カート対ジョーを煽るスキットがありました。

DXディビジョン王座戦:センシ(ch)vs.クリス・セイビン
センシは間でふくらませたハードな打撃を叩き込みます。
 これに対しセイビンは打撃一発で肩膝をつくぐらいの大きな受け。
 これが良かったですね。
 セイビンの背後に観客をつけ、その爽快な反撃で観客をのせていきます。
 スポット・シーンのツー・ツー・トンのリズムは良く、
 ここぞで切り込まれるカウンターも鋭い。
 シンプル+αながら完成度の高い素晴らしい内容でした。
 相応の反応が観客から帰ってきていない様に感じましたが
 応援の器となる間の設計は出来ていたのでこの2人のせいではありません。
ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/9/10)

E8マイル・ストリート・ファイト:ライノvs.クリスチャン・ケイジ
バック・ステージ、外の乱戦から始まりトラックにのって会場入り、
 街灯、観客席、テーブル、流血、拘束着と全て詰め込んだようなブックです。
 もし成功していたらライノのキャリアの中でもトップの試合になったでしょう。
 しかし残念ながら2人は乱戦がまるで出来ていない。
 一杯する事あるから手早く試合を進めなきゃ、と目の前の相手を見ずに殴っているから、
 まるでガタの来た機械のような殴り合い。
 ハートがそこにはありません。
 それがなければどんなブックを描こうが乱戦は物にはならない。
 乱戦は簡単なようで難しいのです。
 悪くない試合。
 (執筆日:5/9/10)

Fタッグ王座戦、ケージ・マッチ:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.LAX
いきなり殴りかかりケージを防ぐ攻防を見せる事で土台作り。
 すぐに控えはコーナーに待機し通常タッグ・ルールになります。
 この前半部分は弱かったですね。
 拙いヘルナンデスの入れ替えに気を使って逆に粗が出てしまう結果になっています。
 しかしAJが気合の入った攻めを見せ、
 ホミサイドが好調な動きとヒールとしての煽りを見せるので
 結構粗がありながらも観客をのせていきましたね。
 後半はトップ・ロープ技に連鎖投げと
 アルティメットXで意外に少なかった過激化に存分に走ります。
 相応する消耗感で死闘という雰囲気がありましたね。
 AJのみならずヘルナンデスまでケージ・ダイブを見せたのには驚きました。
 素晴らしいクライマックスです。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:5/9/10)

Gタイトルvs.キャリア(スペシャル・エンフォーサー:カート・アングル):ジェフ・ジャレット(ch)vs.スティング
 堅実どころか基本の域を抜けない貧しい内容。
 何年もキャリアのあるレスラー同士の、メイン・イベントの試合ではありません。
 スティングは動きが悪かったですね。
 もはや主役は完全にカートでした。
 椅子を没収したり、誤爆を食らったり、
 ダウン・カウント10をコールしようとしたレフェリーにアングル・スラムを決めてレフェリー役を奪ったりしてます。
 ギター・ショットを耐えて吼えスコーピオン・デス・ロック、
 こんな試合ではこのフィニッシュが大変素晴らしく見えます。
 少し悪い試合。
(執筆日:12/30/09)

総評。
 TNAの典型的なPPVといったところか。
 そこまで悪い試合は無いですが
 5,7試合目以外は筋からして名勝負目指すぞっていう気が無い。
 またTNA版WMにするぞっていうのが
 カードから伝わってこないですね。

(執筆日:8/1/07)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

DXディビジョン王座戦:センシ(ch)vs.クリス・セイビン

 組むとセンシがロープに押し込もうとする。
  体勢を入れ替えあいグラウンドを転がる。
  起き上がり離れる。
  センシが打撃を打った様子。
  セイビンがフォア・アームズ。
  センシが蹴りを打ち込む。
  もう1発。
  膝をついたセイビンにアッパーカート。
  ロープに振り蹴りを放つ。
  セイビンは受け止めると後ろに向けてドロップ・キック。
  コーナー上ののせ逆さ吊りにしようとする。
  センシが蹴り上げて逃れる。
  セイビンがアーム・ドラッグ。
  ドロップ・トー・ホールド。
  ラ・マヒストラル。カウント2。
  低空ドロップ・キック。
  ジャーマンへ。
  センシが着地しブラック・マジック。
  ロープに振りバック・エルボー。
  カバー。カウント2。
  起こすとチョップ。
  スナップ・メア。
  ロープに走りエルボー・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  アーム・ロック。
  起こそうとする。
  セイビンが殴りつけチョップ。
  センシが打ち返す。
  セイビンがフォア・アームズを打ち込んでいく。
  コーナーに振り突進。
  センシがカウンターで蹴り。
  カバー。カウント2。
  起こすとスナップ・メア。
  ボディ・シザース。
  両肩をつけにいく。カウント2。
  ストンピング。
  ボディ・スラム。
  カバー。カウント2。
  起こすとチョップ。
  セイビンがチョップ。
  センシがチョップ。
  セイビンがチョップ。
  センシがチョップ。
  セイビンがチョップ。
  フォア・アームズを浴びせロープに振る。
  ソバットへ。
  センシはかわすとソバット。
  後頭部に蹴りを打ち下ろす。
  カバー。カウント2。
  ショルダー・ブロック。
  セイビンが殴りつけていく。
  センシがウィール・キックで黙らせる。
  エプロンでダウンするセイビンを起こす。
  セイビンのパンチを避けるとチョップ。
  蹴り上げる。
  ロープに走る。
  セイビンがカウンターでスプリングボード式ドロップ・キック。
  突進してきたセンシにクローズライン。
  バック・エルボー。
  チョップ。
  耐えたセンシにチョップ。
  突進してきたセンシを場外に落とす。
  トペ・スイシーダ。
  リングに戻す。
  スプリングボード式の技へ。
  避けられるも着地しソバット。
  延髄切り。
  コーナーに逆さ吊りにする。
  ドロップ・キック。
  カバー。カウントは2。
  パワー・ボムを狙う。
  センシがエルボーを打ちおろす。
  セイビンがクレイドル・ショックの体勢に持っていこうとする。
  センシがドラゴン・スリーパーに切り返す。
  セイビンはコーナーに叩きつけて逃れる。
  センシがスペース・ローリングへ。
  セイビンがカウンターでドロップ・キック。
  セカンド・ロープから飛びつきトルネードDDT。
  カバー。カウント2。
  センシを起こすと担ごうとする。
  センシがロープを掴んで耐える。
  セイビンはフォア・アームズを叩き込むとコーナー上にのせ雪崩式ハリケーン・ラナへ。
  センシがサンセット・フリップへと返しダブル・ストンプ。
  カバーするもカウント2。
  ロープで勢いをつけニー。
  セカンド・ロープからジャンピング・キック。
  カバー。カウント2。
  コーナーに振り突進。
  セイビンはかわすとビッグ・ブーツ。
  担ぐ。
  センシがエルボーを打ち込んで逃れるとキー・クラッシャーを狙う。
  セイビンが防いで担ぎクレイドル・ショック。
  カバーするもカウントは2。  
  信じられない表情。
  ならばと雪崩式クレイドル・ショックを狙う。
  センシがエルボーを打ち込んで逃れるとロープをまたいだ状態から蹴りを打ち込む。
  ドロップ・キックでコーナーにぶつける。
  コーナー上へ。
  そしてダイビング・ダブル・ストンプ。
  カバー。
  カウント2でセイビンの脚がロープにかかる。
  センシがセイビンにドラゴン・スリーパー。
  セイビンはロープに手を伸ばす。
  センシが中央に引っ張りエルボー連打。
  セイビンが抵抗しインサイド・クレイドルで1,2,3!
  セイビンが新チャンピオンに!  
  

Fタッグ王座戦:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.LAX

  入るなりAJ、ダニエルズが殴りかかる。
  ヘルナンデスがAJにニー。
  ケージに叩きつけようとするも耐えられる。
  ホミサイドがダニエルズをケージにたたきつけようとするも耐えられる。
  ダニエルズがホミサイドをケージに叩きつけようとするも耐えられる。
  ホミサイドがダニエルズをケージに叩きつけようとする。
  ダニエルズがニー。
  殴りつけロープに振る。
  バック・ブリーカー。
  コーナーに振ってぶつける。
  2人でヘルナンデスを殴りつけロープに振る。
  ドロップ・トー・ホールド、ニー・ドロップ、エルボー・ドロップ。
  AJ、ホミサイドはコーナーで待機。
  ダニエルズがヘルナンデスをロープに振りレッグ・ラリアット。
  ケージに叩きつけようとするも耐えられる。
  交代したAJが殴りつける。
  ヘルナンデスは耐えて自陣に押し込む。
  交代したホミサイドがAJをロープに振ろうとする。
  AJが振り返しリープ・フロッグ。
  ホミサイドがスライディングで背後に止まる。
  AJがロープに走る。
  ホミサイドがクローズラインへ。
  AJは避けるとドロップ・キック。
  フォア・アームズ。
  タッチ。
  ダニエルズのニーにぶつける。
  バック・ドロップ+フライング・クローズライン。
  カバー。カウント2。
  タッチするとAJが蹴り。
  ロープに振る。
  ホミサイドがAJをマットに叩きつける。
  AJがダウン状態からハリケーン・ラナ。
  バック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  ロープに振る。
  ロープに掴まって止まったホミサイドに飛びかかる。
  避けられケージに激突。
  交代したヘルナンデスが殴り倒す。
  コーナーに振り突進。
  AJがカウンターで蹴り。
  ヘルナンデスが飛びかかる。
  避けられるもケージにぶつける。
  ダニエルズが入ってくる。
  ホミサイドに蹴り。
  2人を殴りつけていく。
  ヘルナンデスをホミサイドがいるコーナーに振ろうとする。
  ヘルナンデスが振り返しホミサイドが蹴り。
  トルネードDDTへ。
  着地されたのでクローズラインへ。 
  避けられるもヘルナンデスがクローズライン。
  ホミサイドがダニエルズにブレーン・バスター。
  交代したヘルナンデスがダニエルズを肩車。
  エレクトリック・チェアー。
  ホミサイドが続けてダイビング・エルボー・ドロップ。
  チン・ロック。
  ダニエルズが起き上がりバック・エルボー。
  ロープに走る。
  ホミサイドがカウンターでベリー・トゥー・ベリー。
  交代したヘルナンデスがカバー。カウント2。
  AJは流血している。
  交代したホミサイドがパンチ。
  ブレーン・バスター。
  蹴りつける。
  見えないようにフォークを付きたてる。
  レフェリーが抗議するAJを注意している隙に
  ダニエルズの頭部にフォークを突きたて流血させる。
  スナップ・メア。
  交代したヘルナンデスがショルダー・ロック。
  ダニエルズは起き上がるとバック・エルボー。
  ロープに走りクロス・ボディへ。
  ヘルナンデスはキャッチすると持ち上げる。
  ケージにぶつけてからシット・ダウン・パワー・ボム。
  AJがカウント2でカット。
  タッチし羽交い絞め。
  ホミサイドがテキーラをダニエルズに吹きかける。
  ダニエルズをコーナーにのせるとトップ・ロープに立つ。
  エース・クラッシャーを狙う。
  ダニエルズが抵抗しヘッド・バッド。
  雪崩式ヒップ・トス。
  両者ダウン。
  交代したAJが2人を殴りつけていく。
  ホミサイドをロープに振ろうとする。
  振り返されるもセカンド・ロープから一回転しリバースDDT。
  ヘルナンデスがAJをロープに振る。
  AJがセカンド・ロープから飛びフォア・アームズ。
  ホミサイドが蹴り付ける。
  ホミサイドとヘルナンデスがAJをロープに振りクローズライン。
  AJは避けるとヘルナンデスにクローズライン。
  同時にダニエルズがホミサイドにクローズライン。
  ダニエルズがホミサイドをロープに振りショルダー・スルー。
  クローズライン。
  2人でヘルナンデスをロープに振りケージへのフラップジャック。
  ダニエルズがホミサイドをコーナーに振ろうとする。
  ホミサイドは振り返すとAJにバック・エルボー。
  コーナーのダニエルズに突進。
  ダニエルズがカウンターで蹴りをいれネック・ブリーカー・ドロップ。
  同時にAJが払い蹴り。
  ダニエルズがヘルナンデスにハイ・ニー。
  AJがヘルナンデスにドロップ・キック。
  2人でヘルナンデスをケージにこすりつける。
  ホミサイドがAJに殴りかかる。
  AJは避けるとペイレイ・キック。
  ダニエルズがホミサイドにフォーク攻撃。
  AJもホミサイドにフォーク攻撃。
  ヘルナンデスがAJを殴り倒す。
  ダニエルズをコーナーに振り突進。
  ダニエルズはかわすとロープに走りフォア・アームズ。
  ホミサイドがダニエルズにビッグ・ブーツ。
  AJがホミサイドにローリング・ラリアットを狙う。
  ホミサイドが避けバック・エルボー。
  ダニエルズがホミサイドにSTO。
  ヘルナンデスがダニエルズにパウンス。
  AJにクローズラインを狙う。
  AJが避けペイレイ・キック。
  全員ダウン。
  AJがケージを登る。
  折ってきたホミサイドを蹴り落とす。
  折ってきたヘルナンデスを殴り落とす。
  ケージ天辺に辿り着く。
  ホミサイドが追っかける。
  AJを引っ張って落とそうとする。
  ダニエルズがトップ・ロープでホミサイドのバックを取りジャーマンを狙う。
  ヘルナンデスがダニエルズにパワー・ボム。
  連鎖でダニエルズがホミサイドに雪崩式バック・ドロップ。
  AJは何とか寸前ですり抜け逃れる。
  AJはケージ天辺に立つとそこからヘルナンデスにダイビング・クロス・ボディ。  
  カバーするもカウント2でホミサイドがカット。
  ホミサイドがAJを起こそうとする。
  AJが殴りつけようとする。
  ホミサイドはかわすとエース・クラッシャー。
  ダニエルズがホミサイドにデス・バレー・ドライバー。
  ヘルナンデスがダニエルズの喉を掴み投げ飛ばす。
  ヘルナンデスがケージを登っていく。
  ケージ上に立つとダニエルズにダイビング・ボディ・プレスを狙うもかわされ自爆。
  ダニエルズがヘルナンデスにエンジェルズ・ウィングを狙うも持ち上げられない。
  殴りつけていく。
  エンジェルズ・ウィングを狙う。
  ホミサイドがコナンからハンガーをもらう。
  それでダニエルズの首を絞める。
  コナンがハンガーを受け取り締め続ける。
  更に2人はダニエルズの喉に足を押し当てる。 
  AJがホミサイドに殴りかかる。
  殴り倒す。
  ヘルナンデスに殴りかかる。
  ニール・キック。
  ホミサイドがAJに殴りかかる。
  AJは避けるとフェイス・バスター。
  スタイルズ・クラッシュを狙う。
  ヘルナンデスがラリアット。
  ホミサイドがコップ・キラーへと続け1,2,3!
  LAXが新チャンピオンに!
  試合後もLAXはリンチ。  


試合結果

@ケビン・ナッシュ・オープン・インビテーショナル(優勝者:オースチン・スターズ!)
A4コーナー・タッグ・マッチ:アメリカズ・モースト・ウォンテッドvs.チーム3Dvs.ジェームズ・ギャングvs.ナチュラルズ
Bモンスターズ・ボール・マッチ:レイヴェンvs.アビスvs.ブラザー・ラントvs.サモア・ジョー
Cルーザー・ゲッツ・ファイアード:エリック・ヤングvs.ラリー・ズビスコ
DXディビジョン王座戦:センシ(ch)vs.クリス・セイビン(新チャンピオン!)
E8マイル・ストリート・ファイト:ライノvs.クリスチャン・ケイジ
Fタッグ王座戦、ケージ・マッチ:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.LAX(新チャンピオン!)
Gタイトルvs.キャリア(スペシャル・エンフォーサー:カート・アングル):ジェフ・ジャレット(ch)vs.スティング(新チャンピオン!)