TOPアメリカン・プロレスTNA 2005年→TNA:No Surrender 7/17/05

TNA:No Surrender 7/17/05の分析


名勝負 なし
好勝負 サモア・ジョーvs.クリス・セイビン

Cサモア・ジョーvs.クリス・セイビン
 デビューしたジョーの無敗ロード・プッシュの一貫なため
 序盤はジョーは攻撃が利かず、
 レスリングも出来るトータル・パッケージだと設定を示しています。
 しかし表現のレベルにまではいっていないし、低空飛行のスタートになっていましたね。
 ただ設定を置いてからは見事な出来です。
 まずセイビン最初の反撃となるスプリングボード式ドロップ・キック。
 あそこでジョーがふらついて受けるだけなら普通の試合ですが
 その前ににロープに走るのが彼らが課した”ジョー対セイビン”の形です。
 セイビンが立ち向かっていく姿は熱いですよ。
 ジョーの体格から攻撃しにくかったでしょうが、それも雰囲気を出していました。
 余り間を置く必要は無く気持ちを優先させればより素晴らしい物になったでしょうが文句はありません。
 ジョーのプッシュを試合で見事に体現した、素晴らしい試合です。
 ぎりぎりグッド・マッチ。
 (執筆日:5/9/10)

F(レフェリー:ジェリー・リン):AJスタイルズvs.ショーン・ウォルトマン
ウォルトマン相手で身体能力は抑えられているものの
 AJのベーシックなプロレス・センスが発揮されていますね。
 年齢上、AJが色々技を出していく必要性に迫られる中で
 上手くカウンターを使って調整し、お互いの勝利への距離をコントロールしています。
 AJが鼻から流血したのもちょっとした雰囲気になっている。
 ただクライマックスはやりすぎで、
 旬のAJがもう峠を越して久しいベテランにそこまで歩み寄る必要があるのかと感じさせます。
 中々良い試合。
 (執筆日:5/9/10)

GXディビジョン王座戦:クリストファー・ ダニエルズ(ch)vs.ピティー・ウィリアムス
 流れは良いのだけどその流れの中を見てみると
 打撃が多めで、少ないスポットがハード過ぎたりとややバランスは悪いですね。
 ヒール対決でピティが地味に落ち込んでいるのも残念です。
 ただ基礎はしっかりしているので腰攻めの一貫で
 雪崩式ボディ・スラムを使うなど地味な工夫は面白く、
 その方向性でずっと通してみれば更に良くなったでしょうね。
 このままでは中途半端に色気を出したような印象がある。
 中々良い試合。
 (執筆日:5/9/10)
総評
 AJがウォルトマンをキャリーできたのが大きく、Xディビジョンの充実を感じさせる内容に。
(執筆日:?/?/07)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Cサモア・ジョーvs.クリス・セイビン
  組むとジョーが殴りかかる。
  セイビンは避けるとチョップ。
  ジョーはものともせずチョップ。
  セイビンが膝をつく。
  セイビンがロー・キック。
  ジョーはものともせずロー・キック。
  セイビンが膝をつく。
  ジョーがバック・エルボーへ。
  避けられるもコーナーに押し込む。
  セイビンが逃れる。
  ジョーがバックを取りテイクダウン。
  セイビンが回転して逃れる。
  ジョーがタックル。
  セイビンが前転して逃れる。
  ジョーが腕を取りロープに振る。
  クローズラインへ。
  セイビンが避けショルダー・タックル。
  ジョーは倒れない。
  セイビンがロープに走りショルダー・タックル。
  ジョーは倒れない。
  セイビンがロープに走る。
  ジョーのハイ・キックを避けるとドロップ・キックでコーナーに吹っ飛ばす。
  フォア・アームズ。
  コーナーに振る。
  フライング・フォア・アームズ。
  担ごうとするも重い。
  ジョーが髪を掴んでマットに叩きつける。
  チョップ。
  ロープに振りクローズラインへ。
  避けられるもフライング・キック。
  起こしてヘッド・バッド。
  コーナーに振りハイ・ニー。
  フェイス・ウォッシュを決める。
  スナップ・メア。
  背中にチョップ。
  胸に蹴り。
  ロープに走りニー・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  チン・ロック。
  セイビンが起き上がりバック・エルボーを入れていく。
  ロープに走る。
  ジョーがカウンターでショルダー・タックル。
  チン・ロック。
  セイビンが起き上がりバック・エルボー。
  ジョーがセイビンをマットに叩きつける。
  ブレーン・バスター。
  カバー。カウント2。
  頭をはたく。
  ジャブにチョップを打ち込んでいく。
  セイビンがダウン。
  起こそうとする。
  セイビンが殴りつけていく。
  ジョーが蹴り。
  ロープに振ろうとする。
  セイビンは振り返すとロープを掴まって止まったジョーに突進。
  カウンターでショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地しフォア・アームズ。
  ジョーがロープに走る。
  セイビンがスプリングボード式ドロップ・キック。
  エプロンに転がり出たジョーを追いドロップ・キックで落とす。
  エプロンから場外のジョーにドロップ・キックを浴びせ柵にぶつける。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  チョップに蹴り。
  ロープに走り背中にダブル・ストンプ。
  スプリングボード式レッグ・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  担ごうとするもやっぱり重い。
  何とか持ち上げるもジョーが後ろに逃れフルネルソン。
  ジャーマンを決める。カウント2。
  セイビンをロープに振るとパワー・スラム。カウント2。
  コーナーに振り突進。
  セイビンがカウンターでソバット。
  セカンド・ロープから飛びつきトルネードDDT。
  カバー。カウント2。
  チョップ。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるもコーナーに飛び乗りそこから飛ぶ。
  ジョーがカウンターでガット・バスター。
  パワー・ボム。
  カウント2で返されるやSTF。
  クロス・フェイスへ移行。
  変形アーム・ロックに移行。
  セイビンがロープを掴む。
  ジョーは信じられない様子。
  ターン・バックルにぶつける。
  コーナーにのせマッスル・バスターを狙う。
  抵抗するセイビンに張り手を叩き込みスーパープレックスを狙う。
  セイビンは逃れるとシットダウン・パワー・ボム。カウントは2。
  セイビンが吼える。
  担ぐ。
  ジョーがニーを叩き込み逃れる。
  セイビンが蹴りを放つ。
  受け止められまわされるも延髄切り。
  コーナー上へ。
  ジョーが蹴りで脚を払う。
  そしてマッスル・バスター。
  喉をかっきるポーズからリア・ネイキッド・チョーク。
  レフェリー・チェックが入る。
  セイビンの腕が3回落ちる!
  ジョーの勝利!


(レフェリー:ジェリー・リン):AJスタイルズvs.ショーン・ウォルトマン
  クイックの応酬からAJがボディ・スラム連発。
  ウォルトマンは場外に逃げ間を取る。
  しかし一度傾いた流れは変わらずAJが攻めていく。
  再び間を取ろうと場外に逃 げたウォルトマンにAJがトペ・コンヒーロ。
  ウォルトマンが鉄柱を使ってロー・ブロー。
  AJはブロンコ・バスターを防ぐとスタイルズ・クラッシュの体勢に。
  だがウォルトマンは避けブロンコ・バスター。
  更にコーナー上から場外へトペ・コンヒーロ。
  AJは打ち上げてウォルトマンを鉄柱に打ち付ける。
  スプリング・ボード式に拳を打ちつけロープを使って一回転のリバースDDT。
  更にネック・ブリーカーに行こうとするもウォルトマンはロー・ブローで防ぐ。
  飛び技を狙ったウォルトマンをドロップ・キックで撃墜すると
  バック・スライドの体勢からスタイルズ・クラッシュに持っていく!
  1,2,2!カウントは 2!
 ならばとスパイラル・タップにいくも避けられ自爆。
  ウォルトマンがXファクターを決めカバー。カウントは2!
  ウォルトマンはAJの脚に椅子を挟みコーナー上へ。
  リンが椅子を取り去る。
  AJがサンセット・フリップにいく。
 ウォルトマンはロープを掴んで耐えるもリンが蹴りつける。
  AJはそこからスタイルズ・クラッシュに持って行き1,2,3!   
  AJの勝利!

試合結果

@アレックス・シェリー、マット・ベン リーvs.アメリカズ・モースト・ウォンテッド
AスーパーXカップ:エリックス・スキッパーvs.マイキー・バッツvs.シャーク・ボーイvs.ソンジェイ・ダット
Bサイモン・ダイヤモンド、デイビッド・ヤ ングvs.ソニー・シアキ、アポロ
Cサモア・ ジョーvs.クリス・セイビン
Dチーム・ カナダvs.ザ・ナチュラルズ、ランス・ホイット
EノーDQマッチ:モンティ・ブラウン、キップ・ジェームスvs.3LK
F(レフェリー:ジェリー・リン):AJスタイルズvs.ショーン・ウォルトマン
GXディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.ピティー・ウィリアムス
HNWA王座戦、スティール・チェーン・ドッグ・カラー・マッチ:レイヴェン(ch)vs.アビス