Impact Wrestling:Best of Impact Wrestling PPV 2023の分析
名勝負 | マイク・ベイリーvs.ウィル・オスプレイ(Bound for Glory 10/12/23) |
好勝負 | Impact世界王座戦:アレックス・シェリー(ch)vs.ジョシュ・アレキサンダー(Bound for Glory 10/12/23) |
@リオ・ラッシュ、トレイ・ミゲルvs.マイク・ベイリー、高橋ヒロム(Impact Wrestling/NJPW Multiverse United 2 For Whom The Bell Tolls 8/20/23)
新鮮なようでいて、よく見ればそれなりに絡みのあるマッチアップ。
例外はミゲルvs.ヒロムですが、
タッグとしての装いの中に埋もれています。
かといってタッグも洗練されているかと言うと急造なので、
合体技のサービス感はあるものの本質的なタッグ・ワークは薄目です。
しかし攻防密度の向上と共にクオリティは比例して上がり、
観客に受けるシーンも適切に提供しました。
最後がロー・ブロー・フィニッシュなら
もう少しヒール感を押し出しておいても良かったかな。
平均的な良試合。
(執筆日:8/?/23)
AXディビジョン王座戦:クリス・セイビン(ch)vs.リオ・ラッシュ(Slammiversary 7/15/23)
リオが不意打ちを仕掛け強烈なトペ。
これでセイビンは意識朦朧となり、コスチュームを脱げぬままリオの連続攻撃を食らい陥落。
このPPVにおける注目カードでしたが、通常放送1,000回目エピソードに向けた1分のストーリー・マッチでした。
Bマイク・ベイリーvs.ウィル・オスプレイ(Bound for Glory 10/12/23)
初っ端にダイブ・シーンを入れ込みアゲます。
ベスト・イン・ザ・ワールドと認知されている2人の対決だけあって
一挙手一投足に観客も盛り上がり。
やっていることも正しいし、やっていること関係なく試合に対する一体感が高い。
スーパー・キックをオスプレイがのけぞってかわすシーン。
その瞬間に止まってポージングする等
ちょっとしたところにもセンスを感じさせますね。
攻防の流れを自在に操り、
印象的なシーンで終盤はどんどんギアをあげていきます。
そして最後はとびっきりのニア・フォール。
期待通りのレベルに到達しました。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:11/?/23)
CImpact世界王座戦:アレックス・シェリー(ch)vs.ジョシュ・アレキサンダー(Bound for Glory 10/12/23)
アクション空間を広げつつ、
それぞれがせめぎ合ってトップ対決の格式を生み出します。
ジョシュが鉄柱を使って四の字。
部位攻めで地味にならないよう見た目のインパクトも意識しながら
2人のテクニックをぶつけあいます。
工夫した演出が随所にあるものの
それが100%生きるリズムではなかったのは惜しい。
やはり名勝負を作れるポテンシャルのあるカードとは感じさせつつも
この試合自体はぎりぎり好勝負のラインでした。
試合後団体名を、TNAに戻すという重大発表。
(執筆日:11/?/23)