Impact Wrestling:Under Siege 5/7/22の分析
名勝負 | Impact世界王座戦:ジョシュ・アレキサンダー(ch)vs.石井智宏 |
好勝負 | クリス・セイビンvs.スティーヴ・マクリン |
@プレ・ショー:ヒース、ライノvs.ラージ・シン、シエラ
Aプレ・ショー:リッチ・スワンvs.ラレド・キッドvs.マイク・ベイリー
このカードがプレ・ショーに回されるというのが
今のImpactの充実具合を象徴していますね。
8分ほどの短時間ではありますが、
2人で目まぐるしい切り返しを見せていたかと思いきや、
そこから思わぬ形で3ウェイ要素を結びつきたりと面白さが詰まっています。
これ普通に試合時間がもう少しあれば
好勝負にランクインするくらい創造力に溢れていましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
@ギセル・ショウvs.マディソン・レイン
Aクリス・セイビンvs.スティーヴ・マクリン
セイビンのコンディションが本当に素晴らしいですね。
ムーブの切れ味もさることながら
前後の小さな動き、仕草が豊かな情感を加えます。
対するマクリンもパワーを武器とする一つ一つのムーブを大切に、
ムーブありきにならず良い成長をしていますね。
多少変化のつけ方がワン・パターンな嫌いはありますが、そこはこれから。
セイビンはレベル・アップするに当たって最高の抗争相手かもしれません。
相同性も持たせて綺麗に作り上げた一戦。
これは素晴らしかった。
ぎりぎり好勝負。
Bレイナ・デ・レイナス王座戦:タヤ・ヴァルキリー(ch)vs.デオナ・パラッツォ
CXディビジョン王座戦:エース・オースチン(ch)vs.トレイ・ミゲル
Dオナー・ノー・モア(エディ・エドワーズ、ケニー・キング、マット・テイヴェン、ヴィンセント、マイク・ベネット)vs.バレット・クラブ(クリス・ベイ、ドク・ギャロウズ、エル・ファンタズモ、ジェイ・ホワイト、カール・アンダーソン)
Eノックアウツ王座戦:ターシャ・スティールズ(ch)vs.ハヴォック
Fタッグ王座戦:ヴァイオレント・バイ・デザイン(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ(新チャンピオン!)
・ムースが不平をぶちまけていると暗転しサミ・キャリハンがカム・バック。ムースをKO。
GImpact世界王座戦:ジョシュ・アレキサンダー(ch)vs.石井智宏
石井はクオリティ確かで海外の方が評価高い印象すらありますが、
今年の海外参戦ではいまいち噛み合っておらず、心配もありました。
ただ始まってみれば打撃技の耐え合いという目玉要素を
ストレートに見せる、安全策に逃げることなく
時に一歩引いて時に一歩前に出て
じっくりと細かく変化を作り出していきました。
単体では小さなことが数珠で見た時に絶妙な揺らぎを見せています。
これが石井の本領ですね。
そしてジョシュも最高に上手く手合わせして作り上げていきました。
耐えの使い方、アンクル・ロックからの変化など
思わず唸ってしまうシーンが幾つもありました。
クライマックスは石井がマニア層以外に認知されていないせいもあるのか
レスラーそのものよりも技の攻防に焦点が移って、
やや空滑りしていましたが、それは最後のほんの小さな課題です。
基本的には大満足の熱戦です。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:5/?/22)
Rating:★★★★☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@プレ・ショー:ヒース、ライノvs.ラージ・シン、シエラAプレ・ショー:リッチ・スワンvs.ラレド・キッドvs.マイク・ベイリー
@ギセル・ショウvs.マディソン・レイン
Aクリス・セイビンvs.スティーヴ・マクリン
Bレイナ・デ・レイナス王座戦:タヤ・ヴァルキリー(ch)vs.デオナ・パラッツォ
CXディビジョン王座戦:エース・オースチン(ch)vs.トレイ・ミゲル
Dオナー・ノー・モア(エディ・エドワーズ、ケニー・キング、マット・テイヴェン、ヴィンセント、マイク・ベネット)vs.バレット・クラブ(クリス・ベイ、ドク・ギャロウズ、エル・ファンタズモ、ジェイ・ホワイト、カール・アンダーソン)
Eノックアウツ王座戦:ターシャ・スティールズ(ch)vs.ハヴォック
Fタッグ王座戦:ヴァイオレント・バイ・デザイン(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ(新チャンピオン!)
GImpact世界王座戦:ジョシュ・アレキサンダー(ch)vs.石井智宏