Impact Wrestling:Bound for Glory 10/20/19の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | マイケル・エルガンvs.丸藤正道 Xディビジョン王座戦、ラダー・マッチ:ジェイク・クリスト(ch)vs.エース・オースチンvs.テッサ・ブランチャードvs.ダガvs.エース・ロメロ |
@コール・ユア・ショット・ガントレット
Aノックアウツ王座戦:タヤ(ch)vs.テニール・ダッシュウッド
Bタッグ王座戦:ザ・ノース(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ)(ch)vs.リッチ・スワン、ウィリー・マックvs.ロブ・ヴァン・ダム、ライノ
Cマイケル・エルガンvs.丸藤正道
出だしは緩やかに。
丸藤のスタイル、技セットがどこまで認知されているか疑問な状況を考えると
もう少し早めにフックをかけても良いところですが、
中盤にかけてのエルガンのトペに丸藤の場外不知火はインパクト大。
それぞれの試合運びはスムーズで
スポットへのもって行き方も上手い。
試合後のダイジェストで試合を語れているのは構成の上手さの証拠ですね。
少し同質な一進一退で面白みに欠ける所もありましたが、
終盤は最後にもう一伸びするニア・フォール合戦で
激闘の印象をしっかり刻み付けました。
ぎりぎり好勝負。
DXディビジョン王座戦、ラダー・マッチ:ジェイク・クリスト(ch)vs.エース・オースチンvs.テッサ・ブランチャードvs.ダガvs.エース・ロメロ
横綱的体格のロメロにルチャドールのダガ、そして女性のテッサ。
バリエーション豊かなカードですね。
まずはそのバリエーション活かしたダイブの連発で掴みは十分。
それぞれの人間関係も描けている一方で、
同時にワン・フォー・オールで場の流れの為に個々が加わり、離脱する。
また、場の動きも立体的で激しいので
管理的な印象もまったく感じさせないですね。
終盤もエプロンのラダーへのカナディアン・デストロイヤー、
ロメロのラダーからの場外テーブル落下など危険なスポット盛りだくさん。
ラダーを昇り降りする攻防は少ないイメージでしたが、
それでも十分に迫力があり、単調に感じさせなかった。
文句なしに好勝負。
Eムースvs.ケン・シャムロック
Fインパクト王座戦、ノーDQ:ブライアン・ケイジ(ch)vs.サミ・キャリハン
ノーDQということで荒っぽく始め、
サミが流血するとケイジがウルヴァリン・クローで傷口を広げます。
衝撃的な絵ですが、ベースはあくまで肉体による潰し合い。
ケイジがハイパー・アーマーを使って
他にない怪物っぷりを演出していますね。
柵上でのパイル・ドライバーなど
サミもそのケイジを止めるに値する攻めを見せましたね。
ただ少し匙加減が難しい程ケイジが
良くも悪くも仕上がっています。
ケイジのノンストップ・アクションはケイジの理想形に思えますが、
その領域で最高の試合をできるのは
機動力のあるパワー・ファイターで
体格で劣るサミはちょっとだけ物足りないですね。
そして該当するレスラーが現状ではエルガンくらいしか思い浮かばないのが気になる。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:10/?/18)
Rating:★★★★☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@コール・ユア・ショット・ガントレット(勝者:エディ・エドワーズ)Aノックアウツ王座戦:タヤ(ch)vs.テニール・ダッシュウッド
Bタッグ王座戦:ザ・ノース(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ)(ch)vs.リッチ・スワン、ウィリー・マックvs.ロブ・ヴァン・ダム、ライノ
Cマイケル・エルガンvs.丸藤正道
DXディビジョン王座戦、ラダー・マッチ:ジェイク・クリスト(ch)vs.エース・オースチン(新チャンピオン!)vs.テッサ・ブランチャードvs.ダガvs.エース・ロメロ
Eムースvs.ケン・シャムロック
Fインパクト王座戦、ノーDQ:ブライアン・ケイジ(ch)vs.サミ・キャリハン