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ROH:Best of SBG TV 2015の分析


名勝負 なし
好勝負 ROH王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.ロデリック・ストロング(TV #207 9/5/15)

@マット・サイダル、ACH、セドリック・アレキサンダーvs.AJスタイルズ、ヤング・バックス(TV #178 2/14/15)
 攻防の軌道範囲が小さく、
 思ったより息ぴったりともいかない。
 ただ中盤トリオでの制圧シーンで持ち直すと
 ハイ・テンポなアクションに移っていきます。
 中でもセドリックの攻防は高品質で良かった。
 怒涛の攻防に移っていくと観客も大いに盛り上がり、
 最後の締めへの持って生き方は流石ROHといった所。
 中々良い試合。
 (執筆日:3/?/15)

Aアルベルト・エル・パトロン、マット・サイダル、ACH vs.ロデリック・ストロング、ブリスコ・ブラザーズ(TV #190 5/9/15)
 序盤はまずフライヤーの
 ACH、サイダルが場内をスティール。
 パトロン、ジェイは控えめに下がります。
 中盤はACHの孤立シーンで
 ロデリックが鉄板の腰攻めで貢献。
 終盤ではパトロンが前面に出てきて
 アピール能力を遺憾なく発揮して記憶付。
 ブリスコズも連携攻撃で盛り上げ、
 派手なトリオの交錯を見せました。
 それぞれが求められているシーンで活躍した試合。 
 好勝負に少し届かず。

B中邑真輔vs.ロデリック・ストロング(TV #196 6/24/15)
 RPWの一戦と異なりロデリックは余分なキャラ付なく対峙。
 考えながら相手の動きとミックスしていますが、
 考えているからこそ実際の精度が落ちているか。
 もう少し技と技の繋ぎにスピード感をつけたい所です。
 後半にかけてロデリックが容赦ない技を繰り出すと
 中邑ものってきて見応えのあるニア・フォール戦。
 それぞれ必殺技を返すという単純明快な形で
 最後は爆発的な盛り上がりを見せました。
 中々良い試合。

Cバレット・クラブ(AJスタイルズ、ヤング・バックス)vs.オカダ・カズチカ、ロッポンギ・ヴァイス(ロッキー・ロメロ、トレント・バレッタ)(TV #196 6/24/15)
 RPGVは定番芸の置き方が精度不十分。
 YバックスもSuck itネタを使わず、
 序盤は比較的淡々とした試合運びですね。
 TVとしての制約を意識して萎縮しているのか。
 オカダもスケール感を発揮できておらず例外ではありません。
 AJとオカダの絡みから後半戦。
 細かい部分への意識が良い意味でなくなったか
 伸び伸びとした攻防を繰り広げました。
 個々のブーストからトリオとしての形へ上手く落とし込んでいて
 かなり見応えのある内容へと転じました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:6/?/15)

DROH王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.ロデリック・ストロング(TV #207 9/5/15)
 握手と同時に両者打撃を放ち試合開始。
 打撃中心ながら戦場の移動性で試合は動かせている。
 時々動きが制動できていないし、
 印象に残るシーンはないものの
 誠実な試合構成で評価に値する。
 守勢に回ったロデリックは微かながら額から流血すると
 疲労感を前面に押し出して試合運び。
 攻めもまた疲労感を隠さず、
 ロープ・ワークから連続エルボー等
 いつもと違う特異な攻め方を見せます。
 アンチ・クライマックス的にリーサルの卑怯な攻めに屈する形ながら
 前回の60分試合と違って素晴らしい内容。
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:6/?/15)

Eオカダ・カズチカ、RPGヴァイスvs.後藤洋央紀、ブリスコ・ブラザーズ(TV #209 9/19/15)
 NJPWスター参加を歓待するのは良いものの
 それが返って緩めの雰囲気に。
 コラボレーション・アピール等ファンではありますが。
 CM挟むと相手の動きに合わせすぎるのは改善され、
 重みが出てくるようになりましたね。
 場外でのドゥームス・デイ・デバイスから
 終盤にかけては本格派として通用しています。
 平均的な良試合。

F中邑真輔vs.アダム・コール(TV #210 9/26/15)
 中邑は仕草、表情で十分に魅せる。
 日本人離れした表現力です。
 CMカットもあり前半の引き込みが弱いが、
 これまでになく日米スタイルの融合を見せています。
 ただそれが故に物足りない部分も矯正されず
 そのまま試合が進んで行ってしまった印象。
 後一歩記憶に残る引っ掛かりを作る工夫が欲しかった。
 好勝負に少し届かず。

GノーDQ:ジェイ・ブリスコvs.アダム・ペイジ(TV #213 10/17/15)
 序盤から流れがありノーDQの遺恨にあったストーリーが奏でられます。
 凶器、乱闘の手際がよく
 ノーDQ系をやらせたら流石ジェイだな、という印象。
 ある意味カリスマ感が出ていますよ。
 ペイジも俺の名前を言ってみろ、と
 格下を意識させつつ悪童としてアピールできているのは好印象。
 ハードコアなしごきで最後まで注目度が下がらなかった激戦。
 最後は普通にペイジが力及びませんでしたが、意味のある内容でしょう。
 好勝負に少し届かず。

注目試合の詳細

なし

試合結果

@マット・サイダル、ACH、セドリック・アレキサンダーvs.AJスタイルズ、ヤング・バックス(TV #178 2/14/15)
Aアルベルト・エル・パトロン、マット・サイダル、ACH vs.ロデリック・ストロング、ブリスコ・ブラザーズ(TV #190 5/9/15)
B中邑真輔vs.ロデリック・ストロング(TV #196 6/24/15)
Cバレット・クラブ(AJスタイルズ、ヤング・バックス)vs.オカダ・カズチカ、ロッポンギ・ヴァイス(ロッキー・ロメロ、トレント・バレッタ)(TV #196 6/24/15)
DROH王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.ロデリック・ストロング(TV #207 9/5/15)
Eオカダ・カズチカ、RPGヴァイスvs.後藤洋央紀、ブリスコ・ブラザーズ(TV #209 9/19/15)
F中邑真輔vs.アダム・コール(TV #210 9/26/15)
GノーDQ:ジェイ・ブリスコvs.アダム・ペイジ(TV #213 10/17/15)