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ROH:Best of SBG TV 2013の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@カール・アンダーソンvs.マイケル・エルガン(TV # 85 5/4/13)
 焦らすでもなく抑えて始めたかと思いきや
 スピード感をスムーズに出してきたのは良かった。
 かわし合いから技が炸裂して序盤終了。
 掴みとしてはまずまずです。
 ただ技ベースに構築手法が変わってきた時に
 お互い相手を良く知らないことが足枷になっています。
 だからと加えたカールの脚攻めですが、
 単なる時間稼ぎで勢いを落とす結果になっています。
 工夫も上手く回らず、終盤は技の適当な使い方での物量押し。
 期待外れな内容に終わってしまいました。
 まあまあ良い試合。

Aカイル・オライリーvs.デイビー・リチャーズ(TV # 85 5/4/13)
 デイビーの方から積極的に仕掛けていきます。
 オライリーはカウンター・ベース。
 カウンターの入れ方は無駄に複雑にしすぎているきらいはありますね。
 それで手間取るシーンも見られました。
 ハードであることは素晴らしいです。
 ただ単なる型の流れに甘んじないとはいっても
 ずれを修正するほどの情熱のぶつかり合いにもなっていないですからね。
 テクニカルな動きから部位狙いを要素として絡め試合の幅を広げたところで
 断崖式ブレーン・バスターなどビッグ・イベントのメインと見まごうような特別なスポット。
 いつぞやのオライリーvs.コールのように
 改善点はあるものの記憶に残る師弟対決を見せました。
 素晴らしい試合。
 好勝負に少し届かず。

Bロデリック・ストロングvs.石森太二(TV # 88 5/25/13)
 石森がクイックネスを存分に見せて魅了します。
 その上でロデリックがエプロンへのバック・ドロップで主導権を掴みます。
 若干手数の差が目立ちますね。
 攻めと受けを更に一体としたいし、一発で止めるならより強烈に決める必要があった。
 ロデリックのみで担当するに足るだけの安定した腰攻めが続きます。
 逆を言えば誰とでもできるので物足りない。
 その後もどちらのコントロール下に移っても
 相手とのコミュニケーションを特段必要としない方法で試合を進めていましたね。
 とはいっても終盤になってくるとその勢いを増して
 相手への無駄な配慮を排しているという点で情熱に昇華される。
 最後の攻防は中々見応えがあったのは確かです。
 平均的な良試合。
 (執筆日:6/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@カール・アンダーソンvs.マイケル・エルガン(TV #85 5/4/13)
Aカイル・オライリーvs.デイビー・リチャーズ(TV #85 5/4/13)
Bロデリック・ストロングvs.石森太二(TV #88 5/25/13)