TOPアメリカン・プロレスROHROH 2024年 →ROH:Best of RPH PPV 2024

ROH:Best of RPH PPV 2024の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@女性王座戦:アセナ(ch)vs.志田光(Supercard of Honor 4/5/2024)
 アセナが場外に逃げて焦らすヒール戦略。
 志田はAEWで強い王者だった経験で
 反応すべきでないかどうかの判断を適切に行います。

 細かく打撃で調整しながら試合を進行。
 挑戦者としてはこれまでの面々よりも完成したレスラーなので、
 その分アセナのビジョン・メイクが必要に迫られず
 短期のやり取りになった感はありましたね。

 花道スポット、場外スポットで激闘感はありましたが、
 アセナなら更に高みを狙えたでしょう。

 好勝負に少し届かず。

AROH世界王座戦:エディ・キングストン(ch)vs.マーク・ブリスコ(Supercard of Honor 4/5/2024)
 マークがトペコン。
 椅子を踏み台にもう一発狙うもエディが逆にチョーク・スラム。
 更に流血もして分かりやすいピンチ演出。

 ジェイの逝去に伴って1年越しの再挑戦とあって
 ドラマ推しになりますが、これ自体は良いですね。

 顔を真っ赤にしながら精力的なチョップを返すのもエネルギッシュでした。

 ただ流血タイミングとしては少し早かったかなと。
 展開が少し間延びしていて後半もエディの反撃が足りないので、
 既定路線の結末にすなりと落ち着いた印象が生まれてしまいました。

 好勝負に少し届かず。

Bザ・ビースト・モートスvs.コマンデル(Death before Dishonor 7/26/2024)
 モートスは権利関係で名前の変わった元タウルス。
 なので試合内容にはずあるはずもないカード。
 ジャンプした後に+1の工夫があり、
 トペコンキャッチして控えにパワーボム打ったり。

 場外も使って立体感半端ない攻防で盛り上げオープニングとしては申し分ないですね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

CROH女性王座戦:アテナ(ch)vs.クイーン・アミナタ(Death before Dishonor 7/26/2024)
 アミナタはキャリア7年!?
 プロレスに慣れてなくて怪我しそうな動きにデビューしたてかと思いました。

 そんなアミナタをアテナが強制的に動かしつつ
 技も配慮した入り方で、とはいえ容赦ないハードヒットで体を張ることを求めたりします。

 アテナの構成力、鉄階段を利用した終盤にドラマを作るアイディア、実行力には感嘆。

 このレベルの相手に素晴らしい試合を成し遂げる様は往年のリックフレアーを思わせます。

 好勝負に少し届かず。

DROH王座戦:マーク・ブリスコ(ch)vs.ロデリック・ストロング(Death before Dishonor 7/26/2024)
 マークが弾みをつける攻めを見せ、
 ロデリック腰狙いを蓄積。

 一定のクオリティをのせたところでマークが鉄柱にぶつけられ流血。
 ボストンクラブ時にマットに血溜まりができるほどの流血っぷりでドラマが生まれましたね。

 とはいえロデリックのジェイドリラー始め
 メイクドラマのトリガーがジャストタイミングかと言うと少しズレている感は否めず。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/24)