TOPアメリカン・プロレスROHROH 2023年 →ROH:Death before Dishonor 7/21/23

ROH:Death before Dishonor 7/21/23の分析


名勝負 なし
好勝負 ROH世界王座戦:クラウディオ・キャスタニョーリ(ch)vs.Pac(Death before Dishonor 7/21/23)

女性世界王座戦:アテナ(ch)vs.ウィロウ・ナイチンゲール(Death before Dishonor 7/21/23)

@ファイト・ウィズアウト・ディスオナー:ダーク・オーダーvs.スチュ・グレイソン、ザ・ライタス(Death before Dishonor 7/21/23)
 エプロンのウノにスピアーを決めテーブル葬が炸裂したかと思いきや
 有刺鉄線付バットが出て来て序盤から出し惜しみしないハードコア祭り。

 と思いきや、その後にレゴが出たりして、
 ダーク・オーダーの歴史を知るファンからするとニヤリとする場面も。

 ダーク・オーダーのタッグとしての絵作り、ライタスのビッグ・マンとしての存在感がアクセントで加わりつつ
 スポット盛りだくさんに詰め込みました。
 ちょっとスポット・フェストかなという気もしますが、
 興業の1試合としてはこういう見せ方も全然ありですね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

AROH世界王座戦:クラウディオ・キャスタニョーリ(ch)vs.Pac(Death before Dishonor 7/21/23)
 スケール感あるCCが速攻を仕掛ける。
 引きの強い出だしからステージでのジャイアント・スイング。

 スタイル・クラッシュは明確にすると予想がつきやすくもなりますが、
 予期せぬ形で攻防を織り込んで上手く掴んでいますね。

 場外戦でお互い身を削り
 リングの立体感ある攻防につなげました。

 パックの鋭い攻めとCCのスケール感のミックスは
 マーク負傷で急遽決まったにも関わらず鉄板の出来栄え。

 最後こそ乱入絡みですが、クオリティは十分。

 ぎりぎり好勝負です。

B女性世界王座戦:アテナ(ch)vs.ウィロウ・ナイチンゲール(Death before Dishonor 7/21/23)
 最高のシーズンを送っているアテナ。

 序盤の演舞は決してアスリートとしての見ると優れていると言い切れませんが、
 プロレスの動きとして余韻があって素晴らしい。

 アテナがエプロンでスラムを決め中盤へ。
 次の動きのために動き、動かしており、
 その組み合わせの質感、プロセスを堪能できます。

 ウィロウがエプロンから場外のアテナにクロス・ボディを決め反撃開始。
 場外で打ち合ってタフに彩りりますが、
 アテナは安易にカバーに流れなかったことでそれがより活きました。

 ウィロウのポイントでの変調も効果的で
 ROH世界王座をセミに回しただけある内容。

 2人がレスラーとしての価値を証明しました。

 ぎりぎり好勝負。
Rating:★★★★☆
 (執筆日:7/?/23)