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ROH:Best of ROH 2021の分析


名勝負 なし
好勝負 バンディードvs.レイ・ホーラスvs.フラミータ(3/26/21)

ピュア王座戦:ジョナサン・グレシャム(ch)vs.マイク・ベネット(7/11/21)

@バンディードvs.レイ・ホーラスvs.フラミータ(3/26/21)
 ヒールに転向しメキシスクアッドを抜けたフラミータ。
 彼がしっかりと場を回していますね。
 演舞性だけでなく展開も両立された攻防。
 
 この3人の中ではバンディードがトップで器用されていますが、
 この試合を受けてフラミータのポジションが上がるのでは、と思うほど。

 立ち位置的には同列になるバンディード、ホーラス。
 ここで上回って主張したのはバンディード。
 ホーラスは少し霞んでいましたね。
 この実績が立場を作ったか、立場故のこの差か、どっちが先か問題はありますが。

 ストーリー性に基づいたアクション・パッケージで
 10分程度の試合時間ながら堂々とMOTNを奪取。
 素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:4/?/21)

Aピュア王座戦:ジョナサン・グレシャム(ch)vs.マイク・ベネット(7/11/21)
 グレシャムが得意のピュア・ルールズの中で
 テクニシャンぶりを如何なく発揮。
 ベネットがどう動こうと吸い付くように
 サブミッションに捉えていきます。
 まさにオクトパス。

 一方のベネット。
 ロンドン・ダンジョンを上手くポイントに据えて良い試合運びでしたね。
 これにより攻防は劣勢ではあるものの
 ルール上は均衡感が出ている絶妙の演出になっています。

 腕の痛みの表現も良かったですよ。

 パズルワークの切り返し合いは見応え十分。

 グレシャムの得意の試合の中で
 ベネットのポテンシャルも引き出されました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/?/21)

BROH世界王座戦:ルーシュ(ch)vs.バンディード(7/11/21)
 ルーシュがが不意打ちジョン・ウーで制圧。
 尊大なルードとして振舞います。

 中々アメリカで試合を残せていないルーシュですが、
 煽り力と暴れっぷりこそが彼の魅力ですから
 この出だしはベストな選択だったといえるでしょうね。

 バンディードがトぺ等決めるも主導権を奪い切れない展開。
 バンディードへの後押しを良い感じに高めますが、
 決してダメージ表現による移入度向上は上手いレスラーではないので、
 もう少しダウン時間を削って停滞感を覚えさせないようにしたかったですね。

 ROH定番のビッグ・マッチ演出、テーブル葬から切り替えると
 派手なスポットで盛り上げで盛り上げていきました。

 最後はマスクを引き裂かれるもルーシュの油断を突いた丸め込みで王座移動。
 試合後もルーシュ軍団にKOされ、To be continuedでしょうか。
 決してフィニッシュ自体に不満がある訳ではないですが、
 今のROHの状況を考慮した時にBITWという大きな大会のエンディングで
 王座移動のお祝い感に浸らせない余裕があるのかは甚だ疑問でした。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:9/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@バンディードvs.レイ・ホーラスvs.フラミータ(3/26/21)
Aピュア王座戦:ジョナサン・グレシャム(ch)vs.マイク・ベネット(7/11/21)
BROH世界王座戦:ルーシュ(ch)vs.バンディード(新チャンピオン!)(7/11/21)