ROH:War of the World 5/17/14の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ) |
@トマッソ・チャンパ、マット・テイヴェン、ACH vs.フォーエヴァー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ)、渡辺高章
Aザ・ディケイド(BJウィットマー、ロデリック・ストロング)vs.邪道、外道
BTV王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.KUSHIDA
リーサルが喉に足を押し付け写真を取らせる等
ヒールっぽいことをしますが、狙いが不明瞭な部分も。
お互いの行動は決して外していないものの
リーサルのキレは見られないし、
KUSHIDAも日本の時とはスピード感がいまいち。
マルティニのカットからテンポを変化させると
終盤らしい攻防が繰り広げられるも試合を一変させるには至らず。
平均的な良試合。
BIWGPタッグ王座戦:.カール・アンダーソン、ドク・ギャロウズ(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ
Cケビン・スティーンvs.中邑真輔
序盤はスティーン、中邑がそれぞれユーモア、おどけを見せます。
方向性は一致していますが、大雑把で精緻とは言い難い。
その後もお互いに配慮しながらの一進一退。
もう少し思い切って踏み込んでも良いとは思うものの
日米のスターが色合いを残して交わる試合を見るのは面白い。
得意技による盛り上げと適切な切り替えしで最後まで盛り上がりました。
中々良い試合。
Dマイケル・ベネットvs.棚橋弘至
Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)
ヤング・バックス奇襲からスタート。
美しい連携技だけでもユーモアだけでもなく、
両方を齟齬なく綺麗に織り込む技量に脱帽。
レッドラゴンもヤング・バックスに見劣りしない連続技で引き継ぐと
スムーズに減衰して試合を落ち着かせ中盤へ。
レッドラゴンのセコンドについたUFCファイターの介入と
場外利用で上手く構築しながら4人ならではの密な一進一退へ。
一部見せ方を改善できる部分はあるものの
物凄い攻防で王座交代劇にふさわしい内容でした。
終わってみれば15分程の長くない時間に収まっているものの
見ている間はそんなことを一つも感じさせなかった。
文句なしに好勝負。
FROH王座戦:アダム・コール(ch)vs.獣神サンダー・ライガー
GIWGP王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.マイケル・エルガンvs.オカダ・カズチカ
序盤は1対1中心ですが、
トップ・スターが軽い攻撃を食らっただけで
場外に長いこと控えていては盛り上がらない。
3ウェイにカード変更したことは間違いなく正解なのに
その熱が試合に結びついていません。
中盤もまったりとした進行で
観客の注目とずれている印象。
3ウェイ・スポットが出始めますが、スローなことは否めない。
得意技によってようやく試合の熱が高まっていきますが、
その間の使い方、観客への働きかけ、アピールでもっとブースとできたはず。
メインとしては一応合格点を与えられますが普通の3ウェイ。
中々良い試合程度。
総評
先週に比べて特別なカードが揃っているもののクオリティはまずまずで、
過去にROHが作ってきた歴史に残るような試合は作れず。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:5/?/13)
注目試合の詳細
なし試合結果
@トマッソ・チャンパ、マット・テイヴェン、ACH vs.フォーエヴァー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ)、渡辺高章Aザ・ディケイド(BJウィットマー、ロデリック・ストロング)vs.邪道、外道
BTV王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.KUSHIDA
CIWGPタッグ王座戦:.カール・アンダーソン、ドク・ギャロウズ(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ
Dケビン・スティーンvs.中邑真輔
Eマイケル・ベネットvs.棚橋弘至
Fタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(新チャンピオン!)
GROH王座戦:アダム・コール(ch)vs.獣神サンダー・ライガー
HIWGP王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.マイケル・エルガンvs.オカダ・カズチカ