ROH:Raising the Bar Night Two 3/8/14の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | タッグ王座戦:レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(ch)vs.ヤング・バックス |
@マイケル・エルガンvs.タイソン・デュークス
Aザ・ディケイド(ロデリック・ストロング、BJウィットマー)vs.アドレナリンRUSH(ACH、タダリウス・トーマス)
Bジェイ・リーサルvs.マイケル・ベネット
CノーDQ:ブリスコ・ブラザーズvs.アウトロウInc.(ホミサイド、エディ・キングストン)
Dグラッジ・マッチ:マット・テイヴェンvs.サイラス・ヤング
Eケビン・スティーンvs.セドリック・アレクサンダー
Fタッグ王座戦:レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(ch)vs.ヤング・バックス
細かいステップを踏みながら
これから起こる技の攻防を予感させる前兆の構築。
連携技を意識せず織り交ぜて自然とステージを高めていく。
平手打ちをキーとした挑発合戦は
相手をよく見ていて綺麗な韻を踏んでいる。
コーナー上からの突き落としという
はっきりしたシーンから中盤へと展開。
ダイナミックにしつつも手に狙いをつけたりと
細かい部分も隙なく作り上げ深みを増します。
いつもよりちょっと間を置いた上での行動は
盛り上がりが弱い観客に対して効果的に作用。
相手のかわしを入れながらの定形シークエンスの交流は
素晴らしい高まりを生み出した上で王座交代劇に納得をもたらしました。
ぎりぎり好勝負。
GROH王座戦、リングマスターズ・チャレンジ:アダム・コール(ch)vs.クリス・ヒーロー
(1本目はピンフォールのみ、2本目はサブミッションのみ、3本目は15分アイアン・マン・マッチ)
まずは鋭く打撃を入れてヒーローのキレをアピール。
それを許容しつつもコールがキャラ・アピールを挟んで
自分のペース作りも同時に行っています。
良い形での幕開けでしたね。
余り偏らせず一進一退を行い、
ここからどうダイナミックに動かすか期待させます。
しかし形式故の落とし穴に普通にはまる。
技を無駄に出し惜しみせずに出して、
引っかかり薄いままだるま式ジャーマンで1本。
2本目はサブミッション・オンリーということで
分かりやすくコールが脚狙いへ。
ヒーローが丸め込みに返してフォールは意味がないということを
見せたシーンなんかは気が利いていますが、
かなりまったりした展開になってしまいました。
ヒーローが反撃からストレッチ・プラムで1本取り返します。
2本の間にもう少し色々展開があっても良かったのですが、
それは元々この2本をピンフォールのみ、サブミッションのみとした
形式設定に問題があるように思いますね。
3本目になって攻防に広がりを持たせてはきましたが、
これまたアイアン・マン・マッチの解釈の中で
1本の重みを落としてしまったんで帳消し。
コールのベルト攻撃から0−1が2−2に大きく動きます。
しかし直後のだるま式ジャーマンがカウント2だったのは理に沿わないか。
その後、根性のビッグ・ブーツ打ち合いや
コールの逃げ戦略、サドンデス後の激しい打ち合いが繰り広げられますが、
期待値の上げ方が下手だな、という印象を抱いてしまう。
ROHはリングマスターズ・チャレンジに関してそろそろ見直しをした方が良い。
平均的な良試合。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:4/?/13)
注目試合の詳細
なし試合結果
@マイケル・エルガンvs.タイソン・デュークスAザ・ディケイド(ロデリック・ストロング、BJウィットマー)vs.アドレナリンRUSH(ACH、タダリウス・トーマス)
Bジェイ・リーサルvs.マイケル・ベネット
CノーDQ:ブリスコ・ブラザーズvs.アウトロウInc.(ホミサイド、エディ・キングストン)
Dグラッジ・マッチ:マット・テイヴェンvs.サイラス・ヤング
Eケビン・スティーンvs.セドリック・アレクサンダー
Fタッグ王座戦:レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(ch)vs.ヤング・バックス(新チャンピオン!)
GROH王座戦、リングマスターズ・チャレンジ:アダム・コール(ch)vs.クリス・ヒーロー(2-1)(時間切れ→サドンデス)(4-3)