TOPアメリカン・プロレスROHROH 2013年 →ROH:Death before Dishonor XI 9/20/13

ROH:Death before Dishonor XI 9/20/13の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

◆コリノが現れ再雇用を求めるもセキュリティに追い出される。
◆ジェイが現れ負傷しながらも防衛し続けた王者の前例があるのに俺は剥奪されたと不満を示し、王者に返り咲いて見せる、とアピール。

@ジェイ・リーサルvs.サイラス・ヤング

AROH王座トーナメント準決勝:アダム・コールvs.トマッソ・チャンパ
 コールがダイブを叩き込めば
 チャンパも抱えてフェンスにぶつけてやり返したりと
 王座トーナメントらしく激しい戦いになっています。
 特にチャンパのテンションは瞠目。
 場外マットを外してのブレーン・バスターを挟む一方で
 早いテンポでカウンターを繰り出し一進一退を続けますが、
 そのテンション故に決してダメージ軽視でも
 一つ一つのスポットが軽く扱われている訳でもありません。
 後半にかけてはチャンパの痛めている膝も絡めて
 観客を一層惹き込む仕掛けを織り交ぜていました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

BROH王座トーナメント準決勝:マイケル・エルガンvs.ケビン・スティーン
 エルガンがショルダー・タックルを耐えて見せるも
 スティーンは重戦車として位置づけるには太りすぎ。
 お互い必殺技を狙って序盤を仕切ります。
 王座トーナメントらしく形式がけてきてエルガンに対し
 スティーンが荒い攻めで壊し、
 持ち前のユーモアによる一体感狙いにきたのは面白かった。
 しかしながら試合は本格的な熱を帯びるには至らず。
 同じ形に持って行って攻防を重ねたりと構成意図は一応ありましたけどね。
 まあまあ良い試合。

CIWGP Jrヘビー級タッグ王座戦:フォーエヴァー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ)vs.アメリカン・ウルヴス(デイビー・リチャーズ、エディ・エドワーズ)
Dアダム・ペイジvs.RDエヴァンス

Eロデリック・ストロングvs.リッキー・マルヴィン

◆BJウィットマーが現れ怪我の状態を報告し、引退を宣言。ジェイコブスを呼び込み、激しい抗争を行ったもののいつも自分のことを気遣ってくれた、と感謝を示す。そしてナイジェルにROHはジェイコブスのようなレスラーに支えられてきた、SCUMから抜けたジェイコブスに再出発のチャンスを与えてくれ、と頼み、ナイジェルも了承。

FC&Cレッスル・ファクトリー、アドレナリンRUSHvs.マット・テイヴェン、マイク・ベネット、レッドラゴン

◆アウトロウInc(ホミサイド、キングストン)が登場しアピール。

GROH王座トーナメント決勝:アダム・コールvs.マイケル・エルガン
 エルガンは引き続き落ち着いて試合をこなしています。
 パワー・ボムを早々に狙う仕掛けも焦らずに見せていて堂々としている。
 一方でコールは後手に回るばかりで存在感を示し切れていない印象。
 エルガンは観客の空気を捉え、いつ動くかを感覚と合わせているし、
 技を決める前の演舞づくりはユニークだしと文句なし。
 それに比べるとコールは物足りないという印象が中盤になっても残る。
 エルガンのようにダメージ無視して立ち上がって、攻防についていくのもダメ。
 試合後にヒール・ターンを演出するという筋書きを優先させ、
 試合のポテンシャルを制限してしまったのは頂けなかった。
 しかしながらレフェリーが巻き込まれてスピニング・パワー・ボムがカウントされなかったシーンからの終盤は
 それまでにないドラマ、表情が十分にあり中々見応えがありました。
 中々良い試合。

◆試合後ジェイが現れコールに王座を渡す。コールがジェイに不意打ちを仕掛けベルト攻撃。

総評
 カード的には現状の中でかなり力を入れてきた印象。
 しかしながら内容は思ったようなものにならず。
 ウルヴス、スティーンが以前のような働きを出来ていないので予想外でもないのが悲しい。
 王者もエルガンの方が色々エピック・マッチを残せそうな気がするものの
 次からはコールもヒール・ワークを使えるので一応は回るでしょうね。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:9/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジェイ・リーサルvs.サイラス・ヤング
AROH王座トーナメント準決勝:アダム・コールvs.トマッソ・チャンパ
BROH王座トーナメント準決勝:マイケル・エルガンvs.ケビン・スティーン
CIWGP Jrヘビー級タッグ王座戦:フォーエヴァー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ)(ch)vs.アメリカン・ウルヴス(デイビー・リチャーズ、エディ・エドワーズ)
Dアダム・ペイジvs.RDエヴァンス
Eロデリック・ストロングvs.リッキー・マルヴィン
FC&Cレッスル・ファクトリー、アドレナリンRUSHvs.マット・テイヴェン、マイク・ベネット、レッドラゴン
GROH王座トーナメント決勝:アダム・コール(新チャンピオン!)vs.マイケル・エルガン