TOPアメリカン・プロレスROHROH 2013年 →ROH:11th Anniversary Show 3/2/13

ROH:11th Anniversary Show 3/2/13の分析


名勝負 なし
好勝負 ROH王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.ジェイ・リーサル

@6マン・メイヘム:QTマーシャルvs.ACH vs.サイラス・ヤングvs.マイク・サイダルvs.アダム・ペイジvs.タダリアス・トーマス
ASCUM(スティーブ・コリノ、ジミー・ジェイコブス)vs.カプリス・コールマン、セドリック・アレクサンダー
Bノー・ホールズ・バード:チャーリー・ハースvs.BJウィットマー
Cアメリカン・ウルヴスvs.フォーエヴァー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ)
D3本勝負:マイケル・エルガンvs.ロデリック・ストロング
ETV王座戦:アダム・コール(ch)vs.マット・テイヴェン

Fタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.レッド・ドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)
 物量に頼らず、抑制を適度に効かせた
 連携の織り交ぜでスムーズな進行となっています。
 レッド・ドラゴンの完成度が予想以上に高かったですね。
 最近衰えの見えるブリスコズも灰汁が強くなりすぎず
 状態は比較的良かったものの上を行かれていました。
 理屈の通った展開で素晴らしかったものの
 それ故にそのまま終わってしまった印象も受ける。
 王座移動させるなら終盤をもっと熱の篭ったニア・フォール合戦にまでしても良かったのでは。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

GROH王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.ジェイ・リーサル
 リーサルの荒っぽい打撃をスティーンは受け止めながら
 主導権の切り返しのタイミングをしっかり掴んでいる。
 抗争の経緯を考えるとリーサルはもっと攻撃的でも良い気はします。
 受け手に綺麗に回っている印象がありましたね。
 レフェリーダウンからSCUM乱入。
 通常より早い段階で乱入ネタをぶち込むと
 コーナーによりかかるスティーンにスーパー・キックを5連発など
 過剰さを分かりつつも攻防を激化させていく。
 もう挑戦者が残っていない状況、リーサルの成長から
 戴冠への期待感は高まっており、それは一応許容される。
 パッケージ・パイル・ドライバーでも決まらない中で
 最後に持ってきたのは旧友ジェネリコのブレーン・バスタァァァー。
 特別な技で最後を締めてきました。
 ぎりぎり好勝負。

 試合後ライノ、ジェイコブス、コリノがリーサルをリンチ。ブリスコズが現れるも返り討ち。それぞれリーサル、SCUM側にC & C、レイヴ、BJ、タイタス、エルガン、コンプトン、ウルヴス、コール、マットが加わるもSCUM側が制圧。
 コリノ、ジェイコブス、ライノ、レイヴ、タイタス、コンプトン、マットによる新生SCUMがアピール。ROHの旗を引き裂きSCUMがROHを支配したと制限。
 スティーンはSCUMの暴動に加わらず傍観している。


総評
 安定したクオリティの試合に支えられ、新しい王者を生み出してきました。
 SCUMを生まれ変わらせたとはいえ
 スティーン継続でROH王座の行く末に不安は残るが良い大会でした。
DVD Rating:★★★☆☆
(執筆日:3/2/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@6マン・メイヘム:QTマーシャルvs.ACH vs.サイラス・ヤングvs.マイク・サイダルvs.アダム・ペイジvs.タダリアス・トーマス
ASCUM(スティーブ・コリノ、ジミー・ジェイコブス)vs.カプリス・コールマン、セドリック・アレクサンダー
Bノー・ホールズ・バード:チャーリー・ハースvs.BJウィットマー
Cアメリカン・ウルヴスvs.フォーエヴァー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ)
D3本勝負:マイケル・エルガンvs.ロデリック・ストロング(2-1)
ETV王座戦:アダム・コール(ch)vs.マット・テイヴェン(新チャンピオン!)
Fタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.レッド・ドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(新チャンピオン!)
GROH王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.ジェイ・リーサル