TOPアメリカン・プロレスROHROH 2013年 →ROH:Honor vs. Evil 2/16/13

ROH:Honor vs. Evil 2/16/13の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ジェイ・ブリスコvs.QTマーシャル
Aジェイ・リーサルvs.タダリアス・トーマス
Bネイト・ウェブvs.マーク・ブリスコ

CACH vs.ロデリック・ストロング
 ロデリックがなんてことない相手と侮れば
 ACHが馬鹿にするなと対抗してチョップを打つ気概と
 スケールの大きな動きによって身体能力を見せ付けます。
 この試合に持つイメージに沿った絡み方ですね。
 ロデリックが容赦ない腰攻めを加えて追い込んだ後、
 移動を絡めた攻めをACHから引き出し輝かせます。
 ACHはスワンと同じく仕草、表情で惹きつけることがまだできていないのが痛いですね。
 攻防量に関してのポテンシャルは上なのでしょうが。
 初顔合わせということを差し引いても粗い部分は散見されるが
 ACHのROH定着への第一歩を築けた意味は大きい。
 中々良い試合。

◆マルティニのトーク・ショーHoopla。コールを呼び込み、クライアントのテイヴェンが王座を奪うとアピール。コールがスーパー・キックを叩き込んで黙らせる。

Dペッパー・パークスvs.チャーリー・ハース
EBJウィットマーvs.カイル・オライリー

Fイリミネーション・マッチ:デイビー・リチャーズ、アダム・コール、マイケル・エルガンvs.SCUM(ケビン・スティーン、ジミー・ジェイコブス、スティーブ・コリノ)
 ゆったりとしたセット・アップ。
 デイビーがエプロンからの胸蹴りを狙ったところでジェイコブスが不意をついてスピアー。
 この印象的なスポットでデイビーを孤立させます。
 孤立脱出後、デイビーらが統率を取って動いていますが
 ベビーフェイス側はもっと個性を爆発させて欲しかったですね。
 場外乱戦でSCUMが主導権を取り返します。
 依然として進行がゆっくりでROHの長時間信仰に陥った試合になるのだろうと感じさせます。
 そんな見る者の停滞感を打ち破ったのが
 コールへの場外スパイク・パイル・ドライバー。
 アクシデント的に見せることで、注意を引くことに成功しています。
 コールが退場した後はエルガンの孤立。
 勝敗に関わるイベントが発生した後だけにそのまま惹きつけたい所でしたが
 エルガンが余り受け手として貢献できていないですね。
 ダウン・ベースの見せ方ができず、
 あくまで攻防を積み重ねないと厳しいようです。
 それなら普通にデイビー孤立ではいけなかったのでしょうか。
 デイビーは次に脱落する選手ですし出し惜しみする必要もなかったのでは。
 1対3でエルガンを甚振り、SCUMの絶対的優位な場面ですが、
 特に決めにいっている訳でもない場面でコールが復活してきたのは勿体無い。
 出てきてニア・フォールをカットするぐらいでも良かったですね。
 コールが脱落し、本当に1対3になるも比較的あっさりとエルガンがジェイコブス、コリノを脱落させます。
 しかし最後はスティーンが丸め込んで決着。
 40分もの試合時間の中で確かに試合は成立しているが
 ROHの激しい攻防はついぞ観られなかった。
 好勝負に少し届かず。

 試合後SCUMがエルガンをリンチ。ブリスコズ、リーサルが現れSCUMを追い払う。

総評
 いまいち訴求力のないカードではありますが、
 ROHでは初のACH、出戻りのウィットマーが良い試合をして、
 メインも中々のクオリティを満たしているので大会としては案外良い出来に。。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:3/2/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジェイ・ブリスコvs.QTマーシャル
Aジェイ・リーサルvs.タダリアス・トーマス
Bネイト・ウェブvs.マーク・ブリスコ
CACH vs.ロデリック・ストロング
Dペッパー・パークスvs.チャーリー・ハース
EBJウィットマーvs.カイル・オライリー
Fイリミネーション・マッチ:デイビー・リチャーズ、アダム・コール、マイケル・エルガンvs.SCUM(ケビン・スティーン、ジミー・ジェイコブス、スティーブ・コリノ