TOPアメリカン・プロレスROHROH 2013年 →ROH:Glory by Honor XII 10/26/13

ROH:Glory by Honor XII 10/26/13の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@サイラス・ヤングvs.マーク・ブリスコ
Aトライアル・シリーズ#4:ジミー・ジェイコブス(1)vs.アダム・ペイジ
Bケビン・スティーンvs.マイケル・ベネット
Cトマッソ・チャンパvs.ジェシー・ソレンセン
DアウトロウInc(ホミサイド、エディ・キングストン)vs.アドレナリンRUSH(ACH、タダリアス・トーマス)
Eポール・ロンドンvs.ロデリック・ストロング

Fイリミネーション・マッチ:アダム・コール、マット・テイヴェン、レッドラゴン(ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー)vs.マイケル・エルガン、ジェイ・リーサル、C&Cレッスル・ファクトリー(カプリス・コールマン、セドリック・アレクサンダー)
 (オールスター側がフォールを奪った場合、その王座への挑戦権を獲得する。)
 制限時間は2時間。
 長時間チャレンジの一環として定番にしようという狙い。
 今回も73分のロング・マッチでした。

 序盤はベビーフェイスのムーブ中心。
 オライリーは冷静な表現をしつつ仕草もしっかりデフォルメ。
 少し前まではそういうタイプのレスラーではなかったし、
 その中で無理して行おうとしてわざとらしさが出ていたけれど
 まさにここ数ヶ月の成長を感じさせますね。
 レッドラゴンの受け含めたヒールの引き立てでエルガンも最強のレスラーとしてセット・アップします。

 乱戦を混ぜるとアウトロウIncも現れ不穏な空気へ。
 その中で連携技とスピーディな攻防で目を引きます。
 ダイブと見せかけた予期せぬ連鎖も効果的でした。
 アウトロウIncがフェンスを乗り越え乱闘した後、コールがコールマンを脱落。
 目を見張るスピード感を提供していただけにちょっと勿体無かったか。

 エルガンがコールにフェイス・ロックを決めるもリーサルがカット。
 ルール上の仲間割れの可能性を示しましたが、これ1回のみ。
 深みを与える方法を示しつつも使わなかったのは不可解です。
 リーサルが女子マネとやりあっているところで
 ターヴェンがスーパー・キックを打ち込むと2人共テーブルに落下。
 
 コールがタッチしてフォールだけ掠め取ろうとした自分勝手っぷりに仲間割れしかけますが、
 エルガンへの敵意で協力体制を取るのは良い。
 ただエルガンが出ずっぱりなので、
 その関係の脆さ、緊張感を表現するところまではいかない。
 また、エルガンがひとりで全王者と戦い抜くのは過剰な引き立てすぎますね。

 オライリーが脱落した頃、ダウンしていたリーサルが起き上がります。
 バック・ステージに連れて行かれると思いきや戻ってきてトペ3連発。
 しかしあっさりとコールに脱落させられます。
 エルガンに比べてこの扱いの軽さ。
 ひどいですね。

 エルガンvs.コール、フィッシュ、テイヴェンですが、
 ここまでもエルガンが前面に出ていただけにムーブ数の限界が露呈。
 見せ方を変えるにしてもベースが同じでは物足りない。
 場外のアクシデントで耳から流血していたフィッシュが
 まったく手を抜くことなく最後までやりきったことで
 リスペクトから大きな盛り上がりをうみましたが、
 エルガンを過剰にプッシュした筋書きが試合を制限した印象は払拭できず。

 中々良い試合。

DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:12/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@サイラス・ヤングvs.マーク・ブリスコ
Aトライアル・シリーズ#4:ジミー・ジェイコブス(2)vs.アダム・ペイジ
Bケビン・スティーンvs.マイケル・ベネット
Cトマッソ・チャンパvs.ジェシー・ソレンセン
DアウトロウInc(ホミサイド、エディ・キングストン)vs.アドレナリンRUSH(ACH、タダリアス・トーマス)
Eポール・ロンドンvs.ロデリック・ストロング
Fイリミネーション・マッチ:アダム・コール、マット・テイヴェン、レッドラゴン(ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー)vs.マイケル・エルガン、ジェイ・リーサル、C&Cレッスル・ファクトリー(カプリス・コールマン、セドリック・アレクサンダー)