ROH:Glory by Honor XI: The Unbreakable Hope 10/13/12の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ジェイ・リーサルvs.デイビー・リチャーズ ROH王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.マイケル・エルガン |
@セドリック・アレクサンダー、カプリス・コールマンvs.ブラヴァド・ブラザーズ
Aマイク・ベネットvs.マイク・モンド
Bレスリングス・グレーテスト・タッグ・チームvs.BJウィットマー、リェット・タイタス
Cジェイ・リーサルvs.デイビー・リチャーズ
リーサルが静かに棘のある感情を見せます。
また跳躍などムーブの見せ方も上手い。
デイビーは動き自体の完成度で魅せますが、
一方受身ではデフォルメを利かせていて派手に。
ちょっと過剰で当たりが外れていたりする部分もありましたけどね。
中盤にかけては一進一退をベースにしながらストーリー語り。
リーサルはもっと怒りにコントロールされても良いし、
デイビーもテーブル落下を基点にもっと表現できても良い。
しかし終盤は見事。
リーサルがデイビーに負けじ劣らずのサブミッション使いを見せています。
ぎりぎり好勝負。
Dタダリウス・トーマスvs.ライノ
ETV王座戦:アダム・コール(ch)vs.エディ・エドワーズ
まずは綺麗なレスリング。
色はありませんが、王道です。
綿密で隙なく、相手と目指すべき世界が一致しています。
ハーフ・ボストンによりエドワーズが指導者としての立場を明示。
コールも上手く4の字を織り交ぜ、
この試合においては自分が王者であることを訴えます。
コーナー上でもつれての場外落下から終盤へ。
コールのカウンター・センスが光りましたが、
思ったよりかはコンパクトにまとめられて伸び切らず。
中々良い試合。
Fタッグ王座戦:SCUM(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ
GROH王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.マイケル・エルガン
重厚なエルボーの打ち合い、ショルダー・タックルの耐えあい。
太ったスティーン相手に滞空式ブレーン・バスターもやって見せ力強いスタートです。
スティーンも何とか定番のエプロンへのパワー・ボムを決めるなど
ここぞというところに必要なスポットを配置してきます。
中盤はスティーンの支配シーン。
いつもの得意の煽りに頼るのかと思いきや
十分な量の攻防を交えておりバランスの良いプロレスとなっています。
それ故エルガンがらしくからぬ技をする余地も残っている。
ロデリックの排除からテーブル・スポットを交え終盤へ。
パワフルな技、サブミッションを交えた攻防、
その他にも耐えや後追いロープ・ワークと様々な見せ方を駆使している。
エルガンが何でもできる以上の感情や、リアリティーに欠ける中で
パッケージ・パイル・ドライバーをカウント2で返したのはどうかと思うけれども
スティーンが今の状態になってからは一番の試合でした。
文句なしに好勝負。
総評
DbDと違って充実の大会となりました。
徐々に勢いがついてきた様子ですね。
DVD Rating:★★★★☆
(執筆日:9/17/12)
注目試合の詳細
なし試合結果
@セドリック・アレクサンダー、カプリス・コールマンvs.ブラヴァド・ブラザーズAマイク・ベネットvs.マイク・モンド
Bレスリングス・グレーテスト・タッグ・チームvs.BJウィットマー、リェット・タイタス
Cジェイ・リーサルvs.デイビー・リチャーズ
Dタダリウス・トーマスvs.ライノ
ETV王座戦:アダム・コール(ch)vs.エディ・エドワーズ
Fタッグ王座戦:SCUM(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ
GROH王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.マイケル・エルガン