TOPアメリカン・プロレスROHROH 2011年 →ROH:World's Greatest 2/25/11

ROH:World's Greatest 2/25/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間40分です。

@ジェイ・ブリスコvs.カイル・オライリー
 オライリーはもうちょっと小出しにする技術をつけるか
 全般を通じた向かい方レベルで積極性を出さないといけませんね。
 椅子に座らせてのドロップ・キックなど定番スポットが出来てきたのは良いですけど。
 終盤の攻防の意気は良く2人の共通点、熱さを武器に盛り上げました。
 まあまあ良い試合。

Aスティーブ・コリノ、グリズリー・レッドウッドvs.ブラヴァド・ブラザーズ
 試合運びに甘さがあったブラヴァドズだが今回はまずまずの働き。
 レッドウッドは孤立役ながら弱さを際立たせず、
 コリノも見守り手として実際に関わるのは少しだが存在感を示しました。
 最後はストーリー・フィニッシュ。
 少し悪い試合です。

Bマーク・ブリスコvs.マイク・ベネット
 ベネットがこれまでと違い引かずに打ち返すシーンが目立ちます。
 それにより一進一退が生まれ思ったより目を離せない試合となっています。
 ただ一進一退を押しすぎてキャラやパワー・バランスからの面白みは生まれていない。
 ベネットを勝たせるなら結果に意味合いを持たせるためにそこは結構重要なポイントですね。
 少し悪い試合。

C4コーナー・サバイバル:コルト・カバナvs.リェット・タイタスvs.アンディ・リッジvs.マイク・モンド
 リッジ、カバナvs.モンド、タイタスという構図。
 モンドは試合運びにゆがみを起こしている上に
 元WWEにあるはずの華もないものだから使えない。
 カバナも立場上薄っぺらな関わり方です。
 ひどい試合。

Dクリストファー・ダニエルズvs.マイケル・エルガン
 エルガンの重さをセルしすぎ。
 過剰設定で見せ方が一直線になっています。
 そのくせそれを活かした盛り上げも
 捻りに更に捻りを加えて台無しにしたり、
 切り崩さずして丸め込みで終わらせたりとすべり気味。
 ダニエルズが価値を失っていた内容。
 少し悪い試合です。

Eホミサイドvs.エル・ジェネリコ
 ホミサイドがちゃんと反応を返さない上に強引な試合運びをする
 間の空け方、攻めの選択、煽り、全て適当です。
 ジェネリコも決して矯正する事が出来ていた訳ではなかったけれど
 こんな相手ではどうすれば良かったかは分からない。
 そして相変わらずジェネリコは勝率が悪くブレークアウトしそうにない。
 ひどい試合です。

Fケニー・キングvs.エディ・エドワーズ
 両者のこれまでの水準を超えるものではありませんが、
 両者の良さを出し、理解を示しているので好感が持てるし、
 エドワーズがチョップという武器を見出しているのが良い。
 前半はテンポのために1チョップでダウンさせ、
 後半は情熱を伝えるために使っています。
 伸び白はそこまで無かったものの若手2人でしっかりロング・マッチをやりぬき
 アクシデントで壊れたSotFリマッチをやる価値はあったと実感させました。
 中々良い試合。

Gキングス・オブ・レスリング、ロデリック・ストロングvs.シェルトン・ベンジャミン、チャーリー・ハース、デイビー・リチャーズ
 WGTTは好調。
 シェルトンはパンチがハードでハースも気持ちを前面に出せている。
 相手の抵抗を必要としない程のアーム・ドラッグといいアスリートとしての強さを武器にしていますね。
 これに対しヒーローがカットしたり、KOWが合体技、腕狙いを真似したりして進行。
 WGTTが素材の良さを示している事を考えると控え受けをすべきですけどね。
 30分越えが前提にあり試合を続ける事が目的になって
 構成が後回し、最大に力を入れられていませんね。
 後半は定番技、ユニークな畳みかけで盛り上がりましたが、
 WGTT、KOWがはけた後のストロングとの一騎打ちも任されたリチャーズが誤算。
 全体を通じて相手との意思疎通がうまくいっておらず爆発しきれない原因になっていました。
 好勝負に少し届かず。

総評
 普通に良い。
 只ROHだと普通に良いだけでは不十分。
 ミッド・カードの失敗の方が目につきます。
 (執筆日:4/22/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Gキングス・オブ・レスリング、ロデリック・ストロングvs.シェルトン・ベンジャミン、チャーリー・ハース、デイビー・リチャーズ
 CCがリチャーズをコーナーに押し込むと頭をなで張り手。
 リチャーズが張り手。
 CCが組まずに蹴り。
 ヘッド・ロック。
 リチャーズがハンマー・ロックからヘッド・ロック。
 ロープに飛ばされショルダー・タックルを打つも耐えられる。
 2度目も同じ。
 ソバットからロープに走る。
 CCが逆にショルダー・タックル。
 両手を掴んで押し込んでいく。
 リチャーズがカウント2で耐えブリッジ。
 上にのろうとしたCCを丸め込む。カウント2。
 CCのクローズラインをかわすとヘッド・シザースの入りからアーム・バー。
 ヒーローがカット。
 交代したストロングがリチャーズに腕折。
 腕を取る。
 リチャーズが逃れハーフ・ボストン・クラブ。
 ヒーローがカット。
 交代したシェルトンがストロングにパンチ。
 10カウント・パンチ。
 殴り倒す。
 タッチするとハースの膝の上にボディ・スラム。
 ハースがカバー。カウント2。
 腕を取りショルダー・タックルを決めてイク。
 ターン・バックルにぶつける。
 脇の下に頭をいれスープレックス。
 カウント1で返されるもアーム・ロック。
 ハースは振り返してのアーム・ドラッグ。
 ロープに走る。
 ロープを掴んでドロップ・キックを自爆させるとロープに走りショルダー・タックル。
 ロープに走る。
 ストロングがレッグ・ラリアット。
 交代したヒーローがストンピング。
 CCの出した脚にぶつける。
 タッチするとCCの出した膝の上にボディ・スラム。
 CCがカバー。カウント2。
 ストンピング。
 コーナーに振る。
 ハースがコーナーを使って裏に回りロープに走る。
 クローズラインをかわしヘッド・シザース。
 ベリー・トゥー・ベリーからカバー。ヒーローがカット。
 腕を取りタッチ。
 シェルトンがコーナーから飛び腕にダブル・アックス。
 アーム・ドラッグ。
 腕にニーをいれアーム・ロック。
 コーナーに振ろうとする。
 振り返されるもコーナーを使いサンセット・フリップ。カウント2。
 アーム・ドラッグで腕を取る。
 CCがパンツを掴んで自陣に押し込む。
 ストロングが相手を挑発。
 レフェリーが戻している隙に複数でシェルトンを殴りつける。
 ヒーローがカバー。カウント1。
 セントーン。カウント2。
 ドラゴン・スリーパー。
 リチャーズがカット。
 交代したストロングがストンピング。
 ブレーン・バスターを狙う。
 シェルトンが足をかけて耐え逆に投げる。
 ストロングがドロップ・キック。カウント2。
 足を掴んで動かさずタッチ。
 CCがアーム・ロック。
 腕にニーを落として行きアーム・ロック。
 腕を持ち上げて落とす。
 抵抗するシェルトンを再び持ち上げようとする。
 シェルトンがサンセット・フリップ。
 CCがカウント2で返しクローズライン。
 交代したヒーローがスライディング・キック。カウント2。
 ハンマー・ロック。
 シェルトンは起き上がるとボディ・スラム。
 ヒーローがハースにエルボー。
 CCがノー・タッチで入りストンピング。
 踏みつけてのカバー。カウント1。
 10カウント・パンチ。
 アッパーカートへ。
 シェルトンがカウンターでパンチ。
 両者ダウン。
 CCの股下を通りタッチ。
 リチャーズがロープに振りドロップ・キック。
 ヒーローにエルボー。
 コーナーでCCに蹴り連打。
 コーナー上へ。
 邪魔しに来たヒーローを殴りつけるとCCにダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
 CCが腹にヘッド・バッド。
 ヒーローにタッチするとハース、シェルトンを殴りつける。
 2人でリチャーズをコーナーに振る。
 リチャーズはショルダー・スルーでCCを落とす。
 ヒーローに蹴りをいれるとエプロンに移動しCCに蹴りを放つ。
 CCが受け止めヒーローがビッグ・ブーツで落とす。
 ストロングがリチャーズをフェンスにぶつけチョップ。
 リングに戻す。
 交代したストロングがチョップ。
 リチャーズが打ち返すもストロングが打ち勝つ。カウント2。
 ブレーン・バスター。
 チン・ロック。
 エルボーを連打。
 カバーするもカウント2。
 キャメル・クラッチを決めCCにタッチ。
 CCが蹴り。
 ボディ・リフト。
 ミリタリー・プレス。
 カバー。
 シェルトンがカット。
 ヒーローにタッチし持ち上げる。
 ヒーローがエルボーを叩き込みカバー。カウント2。
 ニーで押さえつけヘッド・ロック。
 リチャーズが起き上がり背にまたがったヒーローをリングに叩きつける。
 ヒーローは食らいながらもボディ・シザース。
 タッチしたストロングが場外に引きずり出しボディ・スラム。
 WGTTが抗議するもレフェリーに止められる。
 マルティニ、サラがリチャーズに殴りかかる。
 ストロングがリチャーズをリングに戻しカバー。カウント2。
 ボディ・シザース。
 両肩をつけにいくもカウント2。
 チン・ロック。
 抵抗するリチャーズをロープに振る。
 ハンドスプリングにいったリチャーズをキャッチしUFO。
 ストロングが控えを落とすもカウント2。
 リチャーズがストロングを蹴り落とす。
 CCがコーナーに振りアッパーカート。
 コーナーに振る。
 リチャーズが蹴り。
 突進をかわしエプロンに出る。
 ヒーローに蹴り。
 CCにショルダー・ブロック。
 ミサイル・キック。
 両者ダウン。
 両者タッチ。
 シェルトンがヒーローを殴りつけてイク。
 ヒーローを殴り倒す。
 CCを殴り倒す。
 コーナーに振る。
 ヒーローがシェルトンをコーナーに振りモンキー・フリップ。
 シェルトンは着地するとその先にいたCCにスプラッシュ。
 ヒーローに蹴りを放つ。
 受け止めまわされるもスピン・キック。
 殴りかかってきたストロングを振り返す。
 ハースが両脚を掴んでスリング・ショット。
 シェルトンが受け止めサモアン・ドロップ。
 ヒーローにジャーマン。カウント2。
 コーナーに振り突進。
 ヒーローがカウンターで蹴り。
 ローリング・ブーツ。
 タッチしハースにエルボー。
 CCがジャイアント・スイング。
 ヒーローがスライディング・キックで打ち落としカバー。
 ハースがカット。
 ヒーローがハースを落としストロングがリチャーズを蹴り落とす。
 CCが待ち受ける。
 起き上がったシェルトンにチョーク・スラムを狙う。
 振りほどかれるもチョーク・スラム。カウント2。
 滞空式ブレーン・バスター。
 シェルトンが逃れネック・ブリーカー。
 両者ダウン。
 シェルトンがハースにタッチ。
 ハースがCC、ヒーローを殴り倒す。
 ストロングにエクスプロイダー。
 ヒーローにクローズラインを決め落とす。
 CCのクローズラインをかわすとその先にいたシェルトンがスーパー・キック。
 ハースがハース・オブ・ペインに捕らえる。
 リチャーズがCCにダイビング・ヘッド・バッド。
 ストロングにプランチャ。
 ヒーローがカット。
 殴りかかってきたシェルトンにショルダー・ブロック。
 頭部を踏みおろしローリング・エルボーへ。
 シェルトンがカウンターでベイダート。
 ストロングがリチャーズを落とす。
 ハースにバック・ドロップを狙う。
 ハースは後ろに着地しリチャーズにタッチ。
 リチャーズはクローズラインを2回かわすとバックを取る。
 ストロングが振りほどきエルボー。
 コーナーに振られるも蹴りをいれ延髄切り。
 リチャーズがハイ・キック。
 ジャーマン。カウント2。
 起こすと蹴り。
 ローリングへ。
 ストロングがカウンターでエルボー。
 ロープに走る。
 リチャーズが蹴り。
 ロープに走る。
 ストロングが蹴り。
 ロープに走る。
 リチャーズが受け止め蹴り上げる。
 受け止められるも延髄切り。
 クローズラインへ。
 カウンターで腕に蹴りを食らうもローリング・クローズライン。
 カバーするもヒーローがカット。
 シェルトンがヒーローを場外に落とし殴りつける。
 ハースがヒーローをフェンスにぶつける。
 WGTTはKOWを殴りつけながら退場。
 リチャーズが吼えブレーン・バスターを狙う。
 ストロングが後ろに着地しエルボー。
 コーナーのリチャーズにランニング・エルボー。
 ローリング・エルボー。
 サイド・スラム。カウント2。
 ハーフネルソン・バック・ブリーカーを狙う。
 リチャーズがクルーシーフィックス。カウント2。
 ロープに走る。
 ストロングがカウンターでハイ・ニー。
 ダブル・ニー・ガット・バスター。
 スーパー・キック。カウント2。
 起こすとデイビーをコーナー上に載せる。
 雪崩式ギブソン・ドライバーを狙う。
 リチャーズが殴りつけt得ていこう。
 ストロングもエルボーで打ち返す。
 リチャーズが張り手連打にヘッド・バッドで落とす。
 ミサイル・キックへ。
 ストロングがかわしボストン・クラブ。
 ロープに手を伸ばすリチャーズを引き寄せる。
 リチャーズが丸め込む。カウント2。
 ソバット。
 ストロングがローリング・エルボー。
 リチャーズが頭部へのスピン・キック。
 エルボーに飛びつきアーム・バー。
 ストロングの足がロープにかかっていたが外される。
 ストロングが両肩を押し込む。カウント2。
 ロープに走る。
 リチャーズが打ち上げ腕を蹴り上げる。
 コーナーのストリングにエルボー。
 ハイ・ニー。
 コーナー上から飛びつきトルネードDDT。
 ファルコン・アローからのアーム・バーでタップさせる!
 リチャーズ、WGTTの勝利! 

試合結果

@ジェイ・ブリスコvs.カイル・オライリー
Aスティーブ・コリノ、グリズリー・レッドウッドvs.ブラヴァド・ブラザーズ
Bマーク・ブリスコvs.マイク・ベネット
C4コーナー・サバイバル:コルト・カバナvs.リェット・タイタスvs.アンディ・リッジvs.マイク・モンド
Dクリストファー・ダニエルズvs.マイケル・エルガン
Eホミサイドvs.エル・ジェネリコ
Fケニー・キングvs.エディ・エドワーズ
Gキングス・オブ・レスリング、ロデリック・ストロングvs.シェルトン・ベンジャミン、チャーリー・ハース、デイビー・リチャーズ