TOPアメリカン・プロレスROHROH 2011年 →ROH:Glory by Honor X 11/19/11

ROH:Glory by Honor X 11/19/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@4コーナー・サバイバル:マイク・ベネットvs.グリズリー・レッドウッドvs.アダム・コールvs.マイケル・エルガン

Aトマッソ・チャンパvs.ジミー・ジェイコブス
 ジェイコブスがスティーンの試合を見たいだろう、と観客に呼びかけスティーンを挑発。
 試合の最中にスティーンが遂に手を出しコリノも含めて乱闘。
 スティーンはセキュリティーに連れ出される。

 ナナがこんな試合では納得いかないといってオープン・チャレンジを行う事に。ハーレムが登場し次の試合に。
Bトマッソ・チャンパvs.ハーレム・ブラヴァド

Cエディ・エドワーズvs.カイル・オライリー
 序盤の対等の攻防。
 オライリーの狙いは分かりやすく相手としてはやりやすいでしょうね。
 エドワーズは相手のレベルまで下がって対面している訳ですが
 その中で自分の個性を明確に示し維持しているのでネガティブな印象は受けない。
 その後もプロレスというものを隅々まで良く分かった上で綺麗な試合運び。
 ただ一つ一つ見せ場を丁寧に作る分ダイナミズムな構成とは言えないし、
 格差に立ち向かうドラマも十分ではありません。
 最後はエドワーズが完勝の形。
 4試合目という位置づけに気を使った印象もあるので
 今度は思いっきり限界までやり抜いて欲しいですね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dブリスコ・ブラザーズvs.ヤング・バックス
Eプルービング・グラウンド・マッチ:ジェイ・リーサルvs.ロデリック・ストロング
 (ロデリックは15分時間切れもしくは勝利でTV王座挑戦権獲得。)

Fタッグ王座戦:レスリングス・グレーテスト・タッグ・チーム(ch)vs.オール・ナイト・エクスプレス

GROH王座戦:デイビー・リチャーズ(ch)vs.エル・ジェネリコ
 序盤は握手やアピールの身振りで様式立て。
 余り絵にならないカード、想像力が膨らまないカードだというを露呈する形。
 普通の試合としてはまだしも王座戦としては不十分です。
 またデイビーが意図不鮮明な試合進行。
 ジェネリコも受けの歩きで取り合えず機能的に動いているものの
 それにより被虐を演じるのが疎かになり、
 受け一辺倒の展開に熱を入るのが遅れました。
 それでも積み重ねながらクオリティを稼ぎ、
 後半には調整を利かせてそれぞれの技を密に組み合わせていきます。
 終盤はジェネリコの奮闘を試す形ながら試合の現実感に乏しいことは否めません。
 ロープ越しにエプロン・ブレーン・バスターを決めるという特別スポットから
 更なるクライマックスに突入しましたが、
 持ち技の少ないジェネリコにこのROHの構成は合っていないですね。
 ジェネリコが対抗サブミッションとしてスリーパーを持ち出したり、
 掟破りを追加したりと無理して作り上げた印象。
 中々良い試合。

 試合後スティーンが襲撃。
 ジェイコブス、コリノも加わる乱闘になり、最後は再びスティーンがセキュリティーにより退場させられる。

@アンディ・リッジvs.マイク・サイダル

総評
 ROHは総メインとでも言うべき内容が一つの売りでしたが
 エドワーズvs.オライリーが4試合目の位置づけで内容を抑えており、ヤング・バックスの試合も13分。
 一方でセミはWGTTで務まらず、メインも危惧したとおりに。
 4大大会としては寂しい内容でした。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:3/15/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@4コーナー・サバイバル:マイク・ベネットvs.グリズリー・レッドウッドvs.アダム・コールvs.マイケル・エルガン
Aトマッソ・チャンパvs.ジミー・ジェイコブス(ノー・コンテスト)
Bトマッソ・チャンパvs.ハーレム・ブラヴァド
Cエディ・エドワーズvs.カイル・オライリー
Dブリスコ・ブラザーズvs.ヤング・バックス
Eプルービング・グラウンド・マッチ:ジェイ・リーサルvs.ロデリック・ストロング(15分時間切れ→5分延長)
Fタッグ王座戦:レスリングス・グレーテスト・タッグ・チーム(ch)vs.オール・ナイト・エクスプレス
GROH王座戦:デイビー・リチャーズ(ch)vs.エル・ジェネリコ
@アンディ・リッジvs.マイク・サイダル