ROH:Survival of the Fittest 11/18/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@SotF予選:ブリスコ・ブラザーズvs.ブラヴァド・ブラザーズ
ASotF予選:カイル・オライリーvs.アンディ・リッジ
BSotF予選:エディ・エドワーズvs.マイク・ベネット
CSotF予選:ケニー・キングvs.アダム・コールvs.マイケル・エルガンvs.トマッソ・チャンパ
Dスティーブ・コリノvs.エル・ジェネリコ
15分時間切れとなるもコリノが決着つくまで戦いたいという姿勢を見せる。
ジェイコブスがその肩では無理だ、十分良くやったと諌める。
コルネットがコリノを認める発言をし、促される形でジェネリコも改心したコリノを認め握手。
ESotF予選:ロデリック・ストロングvs.リェット・タイタス
Fデイビー・リチャーズ、ジェイ・リーサルvs.レスリングス・グレーテスト・タッグ・チーム
WGTTは膿みを摘出する事が出来ている。
それに伴い守るべき規律を少し無視しているが
犠牲よりもリターンの方が大きい。
デイビー、リーサルのタッグも面白い。
デイビーは何故か汚れ役を引き受け、試合が面白くなるのに貢献しているし、
リーサルは一丁前に心理戦を仕掛け、
デイビーとの何かを生み出しそうな連携は来るべき一騎打ちの期待も膨らませる。
後半も良好に形を整え、イノベイティブであり続けました。
それによってこの試合で再びWGTTがスターの座に復活していたのです。
FBで失墜するのはまた別の話。
好勝負に少し届かず。
GSotF決勝、4コーナーズ・イリミネーション・マッチ:ロデリック・ストロングvs.マイケル・エルガンvs.エディ・エドワーズvs.ジェイ・ブリスコvs.マーク・ブリスコvs.カイル・オライリー
前半はHoFとブリスコズが主となって進行。
残り2人となるエドワーズとオライリーも
師弟関係として時に火花を散らし、時に連携技を見せるので
3タッグの組み合わせで綺麗な構築となっています。
テンポも良いですね。
只カードを見て感じた無色だな、という危惧は現実のものに。
形はあるのにその中にある個々の絡みでは印象に残るシーンが皆無です。
だからこそイリミネーションによって
ストーリーを広げ、個々の絡みに付加価値を与えていくべきなのに
1人目のジェイ脱落から4人目のエドワーズ脱落までたった4分。
長時間化に抵抗のないROHなのに何故ここに時間を割かなかったのか。
まったくナンセンスです。
最後はテーブルに落下しダメージの大きいオライリーとパワフルなエルガンによる対決。
鉄板の構図で本人も観客も戦いに集中できていました。
また額を突きあわせるシーンを挟んで、
更に1シーン上をいく意図が明確にあったし、
そこに多少無理に数を作ってきた所があったとはいえ
少なくともエルガンがヒールの枠を超えていて大変ドラマチックでした。
前半は普通の内容だが、最後の1対1は素晴らしい。
好勝負に届かずも中々良い試合。
総評
ようやくエルガンのプッシュが完了した感がありますが
ちょっとダラダラ時間をかけ過ぎてしまった印象があります。
前大会に続いてWGTTが珍しく素晴らしい試合を見せているが
お勧めできるほどの内容ではないですね。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:12/1/11)
注目試合の詳細
なし試合結果
@SotF予選:ブリスコ・ブラザーズvs.ブラヴァド・ブラザーズASotF予選:カイル・オライリーvs.アンディ・リッジ
BSotF予選:エディ・エドワーズvs.マイク・ベネット
CSotF予選:ケニー・キングvs.アダム・コールvs.マイケル・エルガンvs.トマッソ・チャンパ
Dスティーブ・コリノvs.エル・ジェネリコ(15分時間切れ)
ESotF予選:ロデリック・ストロングvs.リェット・タイタス
Fデイビー・リチャーズ、ジェイ・リーサルvs.レスリングス・グレーテスト・タッグ・チーム
GSotF決勝、4コーナーズ・イリミネーション・マッチ:ロデリック・ストロングvs.マイケル・エルガン(優勝!)vs.エディ・エドワーズvs.ジェイ・ブリスコvs.マーク・ブリスコvs.カイル・オライリー