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SMV:Transfusion:Thumbtack Jack in the United States Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間55分です。

@10,000サムタックス&1,000ジャックス・デス・マッチ:サムタック・ジャックvs.マッドマン・ポンド(OHW 3/21/09)
 ウィール・オブ・デス・マッチという事で
 ルーレットにより決まったのでしょうがそのシーンは収録されておらず。
 試合ですが形式名にインパクトを受けたのですが
 良く考えればサムタックス・デス・マッチの平均個数を良く分かっていなかったのでした。
 そしてこの10,000というのは特別多い数ではないらしい。
 ジャックスは名前あわせでほとんど意味がない。
 最初からばら撒くのでやっている事は普通のプロレスとほとんど変わらず。
 ポンドに普通のプロレスでまともな試合が出来る訳もなく、
 悪くない試合。
 (執筆日:1/6/12)

Aジャーマン・アイ・クイット・マッチ:トビー・クラインvs.サムタック・ジャック(IWA-EC 3/22/09)
 序盤にECらしい緩いネタがあったものの
 その後はしっかりTJの受身が披露されて行きます。
 スポットとしては4コーナーズ・ペイン的なものが多かったですね。
 コーナーの蛍光灯にぶつけらると上のボックスから塩などが振ってくるトラップが一番の見所か。
 問題は後半からクラインが余裕を持ちすぎなこと。
 TJがアイ・クイットと聞かれることが多く、
 またTJが次代のデス・マッチ・エース的存在なので
 ここからどうTJが反撃しクラインをアイ・クイットさせるか、という
 見方になっていたのにラダーを蹴り飛ばして落としたぐらいで
 TJがアイ・クイットという中途半端なフィニッシュでがっかりくる。
 まあまあ良い試合。

B1回戦、シンダーブロックス&ライト・チューブス:DJハイドvs.サムタック・ジャック(CZW TOD6/6/09)
 ハイドは所々で動きの鈍さを見せるものの確かな攻めを見せます。
 ジャックも流血から受けまで現在のデス・マッチ界をリードする選手として立派な働きです。
 上手く振りを利かした火炎ガラス葬も良いです。
 しかし・・・しかしです。
 私は認めません。
 100歩譲って頭部に針を刺すのは良しとしましょう。
 マサダの木の棒と同じと言えば同じですからね。
 それでも注射針を口内から頬を貫通させるのは明らかに異常です。
 病的な残酷ショーです。
 私は否定します。
 これはデス・マッチではありません。
 私は危惧します。
 デス・マッチは死に絶える運命にあるのでしょうか。
 (執筆日:7/21/09)

C準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:WHACKSvs.ダニー・ハボックvs.サムタック・ジャック(CZW TOD6/6/09)
 蛍光灯束を持ったジャックがリングに入ろうとした所にWHACKSがスピアー、と
 一気にテンションが高くなるスタート。
 その後も蛍光灯を気持ち良く壊します。
 クライマックスでジャックの脚に有刺鉄線が絡まるというアクシデントがあり崩れましたけれど
 アドリブがやや単調になっていた部分を打ち破っており一長一短。
 まあまあ良い試合です。
 (執筆日:7/21/09)

D決勝、ライト・チューブス&ペインズ・オブ・グラス:ニック・ゲイジvs.サムタック・ジャック(CZW TOD6/6/09)
 雰囲気を作り出すためにレスリングを絡めて立ち上がりは低調でした。
 そこからさあいくぞ、とジャックがゲイジをロープの蛍光灯にぶつけた所でアクシデント。
 ゲイジが脇腹を切ってしまいバック・ステージに引っ込みます。
 モクスリーがジャックに襲いかかり時間を稼ぎますが
 ゲイジの容態は深刻で血が止まらないのが見て分かります。
 そのためにハイド、カリハンがモクスリーに加勢しジャックをリンチ、
 仲間を引き連れて現れたザンディグがハイドをコーナー上から場外の蛍光灯付テーブルに投げ捨てカウント3。
 ザンディグが優勝とアナウンスされます。
 その後ザンディグはここにいる奴らは誰が優勝者にふさわしいか知っていると言い
 ジャックこそ優勝者だと言ってトロフィーを渡します。
 (執筆日:7/21/09)

ETOD8王座戦:サムタック・ジャック(th)対ダニー・ハボック対ジョン・モクスリー対DJハイド(CZW 6/13/09)
 ホッチキスこそ結構打ちましたが後は軽いものです。
 ブロックも2つとも避けられて割るだけでしたしね。
 不完全燃焼に終わったTOD決勝の代わりと思っていると見事に外されます。
 最後もムーアが乱入してきてハボック、モクスリーにスーパー・キック、
 ハイドがジャックにラリアットを決め3カウントです。
 少し悪い試合。
 試合後ゲイジが現れハイド、ジャックに俺を抜きにTODを語ってんじゃねえ、とアピール。
 突然会場が暗転、照明がつくとTBAが現れていてゲイジを攻撃。
 ゲイジを流血させてアピールです。
 ヘイトリッドが現れると逃げ出しますがH8クラブは片割れを捕まえてテーブル葬。
 (執筆日:7/22/09)

F1回戦、エクソシスト・デス・マッチ:サムタック・ジャックvs.スコッティ・ヴォルテックス(IWA-DS C-Cup 9/26/09)
 蛍光灯十字架を中心とした形式。
 一発一発は重くてしっかり体を張っている。
 問題は新世代的欠陥。
 バイオ・リズムが違うからスポット間に間がないし、
 ラストに切り返しでやたら動くのもデス・マッチの雰囲気を阻害している。
 普通にラダー十字架で締めても良かったと思いますけどねぇ。
 まあまあ良い試合。

G準決勝、ウルトラヴァイオレント・ボーズ&シンダーブロックス:サムタック・ジャックvs.ニック・ゲイジ(IWA-DS C-Cup 9/26/09)
 TJが不意打ちダイブから始めるも
 峠を過ぎているゲイジだと落としてしまいます。
 状態の差が明らかで具材に比べ使い方が弱かったですね。
 平均より少し上。

H決勝、ダブル・ヘル、フィッシュ・ホックス、ライト・チューブ・バンドルズ&テーブル:セクシー・エディvs.サムタック・ジャック(IWA-DS C-Cup 9/26/09)
 TJが何故かMASADAの持ち凶器であるはずの竹串を使用したのと、
 階段状から蛍光灯テーブルへの落下が振りだけで実現せず、
 決勝にふさわしいハード・スポットが無かったのは残念。
 しかし新世代にありがちな試合運びの問題は無くベース部分は素晴らしいです。
 徐々に盛り上げていく、この日一番しっかりした内容でした。
 意気が伝わる、中々良い試合。


DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@10,000サムタックス&1,000ジャックス・デス・マッチ:サムタック・ジャックvs.マッドマン・ポンド(OHW 3/21/09)
Aジャーマン・アイ・クイット・マッチ:トビー・クラインvs.サムタック・ジャック(IWA-EC 3/22/09)
B1回戦、シンダーブロックス&ライト・チューブス:DJハイドvs.サムタック・ジャック(CZW TOD6/6/09)
C準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:WHACKSvs.ダニー・ハボックvs.サムタック・ジャック(CZW TOD6/6/09)
D決勝、ライト・チューブス&ペインズ・オブ・グラス:ニック・ゲイジvs.サムタック・ジャック(優勝!)(ノー・コンテスト)(CZW TOD6/6/09)
ETOD8王座戦:サムタック・ジャック(th)対ダニー・ハボック対ジョン・モクスリー対DJハイド(新タイトル・ホルダー)(CZW 6/13/09)
F1回戦、エクソシスト・デス・マッチ:サムタック・ジャックvs.スコッティ・ヴォルテックス(IWA-DS C-Cup 9/26/09)
G準決勝、ウルトラヴァイオレント・ボーズ&シンダーブロックス:サムタック・ジャックvs.ニック・ゲイジ(IWA-DS C-Cup 9/26/09)
H決勝、ダブル・ヘル、フィッシュ・ホックス、ライト・チューブ・バンドルズ&テーブル:セクシー・エディ(優勝!)vs.サムタック・ジャック(IWA-DS C-Cup 9/26/09)