SMV:Transfusion:Thumbtack Jack in the United States Disc Oneの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約1時間55分です。
@1回戦、デイビー・ジョーンズ・ロッカー・ルーム・マッチ:サムタック・ジャックvs.マッド・マン・ポンド(IWA-EC MoP 11/29/08)
ロープの代わりに釣り糸が張ってあり、そこに釣り針がぶら下がっている試合形式。
釣り糸は目をこらさないと見えませんし流血させませんが
有刺鉄線に比べ固定が緩いので体を十分に受け止めず食い込みます。
そのためインパクトは思ったよりありましたね。
釣り針を額や腕、耳にひっかけるのも狂っている。
ジャックはIWAデビューでしたが
こいつ、やりよるな、と思わせることに成功しました。
平均的な良試合。
A準決勝、キャビン・フィーバー:サムタック・ジャックvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-EC MoP 11/29/08)
エプロン横にボードと蛍光灯を上に配置したトラップがある他
櫓系の蛍光灯を使う試合形式。
やはりネクロからはかつての輝きを感じられません。
ファンが幻想を抱くヘッド・バッドや拳を誤魔かしのために使っていたように見えましたからね。
それでも両者予期せぬダメージで大流血し盛り上がりましたよ。
また上記トラップは迫力があり
最後の蛍光灯を使おうとした所での丸め込みで勝ちを拾う、という
意表を突いたフィニッシュを導くに十分でした。
中々良い試合です。
B決勝、エレクトリファイド・ライト・チューブス&ペインズ・オブ・グラス:サムタック・ジャックvs.伊東竜二(IWA-EC MoP 11/29/08)
電気つき蛍光灯は10本ぐらいですかね。
量で勝負できない中で上手く試合の中に取り入れてましたね。
ハードコア・バトルなのでデス・マッチの決勝としてはやや地味だったかなとも思いますけれども
優勝が伊東ではなくジャックだったのでね。
試合後は素晴らしい雰囲気になってましたよ。
中々良い試合です。
C1回戦、ノー・ロープ・バーブドワイヤー・フィッシュ・ホック:サムタック・ジャックvs.ニック・ゲイジ(IWA-MS KOTDM N1 3/6/09)
ジャックがMoPで最初に見せた釣り針形式ですが
今回は有刺鉄線の方に重きを置いていましたね。
軽くゲイジの劣化が見えたものの
両者思い切って有刺鉄線に突っ込んで行き盛り上がりました。
最初にヘッド・ロック合戦をして下準備をしたのも見逃せない。
まあまあ良い試合です。
D準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン:サムタック・ジャックvs.マッド・マン・ポンド(IWA-MS KOTDM N2 3/7/09)
相手がドイツ出身だからといってナチス・ネタで登場するのはポンドさん、やばいですよ。
試合もいきなり蛍光灯束へのドライバーを打つなど
中々に狂った内容で見応えがありました。
ポンドがジャックをUSでブレイクさせた、という間柄だけに
2人共気持ちが入っていましたね。
中々良い試合です。
E決勝、ダブル・リング、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー・ギガンティック・ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ、30分アイアン・マン・マッチ:ディスファンクションvs.サムタック・ジャックvs.ネクロ・ブッチャーvs.マサダ(IWA-MS KOTDM N2 3/7/09)
旧世代の復活があり予想以上の盛り上がりを迎える中
この形式で凄いデス・マッチを見せてくれると思っていたのですが・・・
30分という長い試合時間設定と4ウェイはそれぞれが全力を出す事を阻み
(ネクロは結局椅子に座っての拳の打ち合いを見せず)
4ウェイ、アイアン・マンというデス・マッチ向きでない試合形式は雰囲気を作らせなかった。
最大の見せ場はディスファンクションの足場からの崩れたボディ・プレスだし・・・。
サドンデスになって拳の打ち合いを見せたのが唯一の救いです。
平均レベル。
FUVU王座戦、ペインズ・オブ・グラス&サムタックス:ダニー・ハボック(ch)vs.サムタック・ジャック(CZW 3/14/09)
ゲイジのリング・アナウンスによる始まったこの試合。
新世代の欠点というか、いらぬ避け合いや試合時間を気にした構築で
前半はデス・マッチとまでは言えない椅子とラダーによるハードコアな内容。
後半はグラス2枚を割り画鋲への投げを打つけれど
題目なんだから当然、そこから+αを見せて欲しいですね。
メインをまかされているんだし。
まあまあ良い試合。
(執筆日:4/14/09)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
Eダブル・リング、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー・ギガンティック・ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ、30分アイアン・マン・マッチ:ディスファンクションvs.サムタック・ジャックvs.ネクロ・ブッチャーvs.マサダディスファンクションが別のリングに移動。
追ってきたネクロに襲いかかる。
ネクロがヘッド・バッドを決める。
ラケット攻撃。
ジャックとマサダは有刺鉄線に押し込もうとしている。
ネクロは場外でディスファンクションにラジカセ攻撃。
マサダはジャックの上に蛍光灯柵をのせると椅子を叩きつける。
椅子を背中に叩きつける。
ディスファンクションがネクロの背中に鉄板を叩きつける。
額に拳を叩き込む。
鉄柱にたてかけられたラダーにぶつけようとするも振り返され自爆。
マサダとジャックはゆっくりした立ち上がり。
ネクロが場外でディスファンクションを鉄階段に投げる。
ジャックがマサダにドロップ・キックを決め有刺鉄線に突っ込ませる。
ネクロが場外からマサダに椅子攻撃。
マサダは突進してきたジャックをツームストンの形に捕らえると有刺鉄線にぶつけ逆さ吊りに。
ディスファンクションがリングに入る。
覆うとしてきたネクロに看板攻撃。
マサダがジャックに蛍光灯を押し当てるとディスファンクションがドロップ・キックで割る。
今度はディスファンクションが押し当てマサダが割る。
マサダはディスファンクションとタッチするもディスファンクションが裏切り延髄切り。
ジャックが振り返しディスファンクションをコーナーにたてかけたテーブルにぶつける。
割れなかったので投げて割る。
ネクロが場外でマサダに有刺鉄線ラダーをぶつける。
ジャックはディスファンクションの頭部にXの形をした蛍光灯を押し当てると蹴り飛ばす。
カバーするもカウントは2。
ネクロがマサダの腕に鉛筆が並んだDVDケースを押し当てる。
ディスファンクションがジャックに六方星の形をした蛍光灯へのフェイス・バスター。
カバーするもカウント2。
ジャックが場外へ。
ジャックがディスファンクションにボディ・スラム。
壁をけってムーンサルト。
しかし近くにレフェリーがいないのでカウントされない。
両膝をついて殴りあい。
ディスファンクションは打ち勝つとけりつけていく。
スーパー・キック。
ネクロがチェーンをディスファンクションとジャックにぶつける。
ジャックはディスファンクションを建築現場の足場にぶつけ蹴り付けようとする。
ディスファンクションは体をそらして避けるとその中での攻防。
最後はジャックがディスファンクションの足を足場にかけてエルボー・ドロップ。
マサダがネクロにリングの中でヘッド・ロックを決めている。
バックを取ったマサダにネクロがロー・ブロー。
オコーナー・ロールを狙う。
マサダが体勢を入れ替え潰す。
1,2,3!でマサダが最初のポイント(12分)!
ジャックが鉄階段を踏み台にディスファンクションにクローズライン。
ディスファンクションが蛍光灯をぶつける。
マサダがネクロの脚を攻撃し4の字。
手を怪我したネクロはテーピングを受ける。
ネクロが裏返す。
ディスファンクションがジャックに蛍光灯へのパワー・ボム。
ジャックが振り返しディスファンクションをコーナーの蛍光灯にぶつける。
マサダが電気のついた電球をネクロに押し当てようとするも耐えられる。
15分経過。
ネクロがマサダを木の棒でしばく。
ディスファンクションがジャックにブレーン・バスターを狙う。
ジャックは蛍光灯をぶつけて逃れるとクロス・レッグからフェイス・バスターを決め1,2,3!
ジャックが1ポイント(16分)!
ネクロはジャックを蹴り上げるとタイガー・ドライバーで1,2,3!
ネクロも1ポイント(16分)!
ネクロがゴルフ・クラブをジャックとマサダにぶつける。
振り回してアピール。
マサダが場外でディスファンクションにビデオ・デッキを叩きつける。
ジャックがネクロの頭部に椅子攻撃。
背中に叩きつける。
ディスファンクションにも叩きつける。
マサダに椅子を投げつける。
ネクロがディスファンクションにゴミ箱を叩きつける。
マサダがジャックにBOXへのボディ・スラム。
ネクロがディスファンクションを股間から鉄柱にぶつける。
マサダがジャックに椅子を叩きつける。
ジャックを蛍光灯で立方体に作ったオブジェの前に立たせると椅子を投げつける。
しかし避けられオブジェが壊れただけ。
20分経過。
ジャックがマサダに蛍光灯でロー・ブロー。
ラダーの上に寝かせると椅子の上からダブル・ストンプ。
ネクロがジャックに木の棒を叩きつける。
それで頭部を突き刺す。
ディスファンクションが立てた本棚の上にサイド・スラム。
マサダがジャックにフォークを立てる。
ネクロがマサダとジャックにステッキを叩きつける。
ジャックがネクロに蛍光灯攻撃。
4人ともふらふら。
ジャックが足場越しにディスファンクションを蹴り飛ばす。
マサダはジャックの背中に蛍光灯を当てるとフライパンで割る。
ディスファンクションがネクロにスーパー・キック。
足場を上って行く。
ジャックも後を追う。
25分経過。
ディスファンクションが登っている途中のジャックを殴りつけるとジャックはマサダの上に落ちる。
ディスファンクションがリングのネクロにダイビング・ボディ・プレスを決め1,2,3!
これで全員1ポイントとなる(25分)!
残り4分。
マサダがディスファンクションをコーナーの蛍光灯にぶつける。
コーナーにぶつけプレス。
コーナーに振り突進。
ディスファンクションはカウンターで蹴りをいれ蹴り飛ばす。
残り3分。
ディスファンクションがコーナー上へ。
マサダがそのコーナーに駆け上がるもそれで体勢を崩してディスファンクションは横のリングの有刺鉄線の上に落ちる。
ジャックがそのコーナー上へ。
マサダは捕まえるとスーパープレックス。
パワー・ボムを決めるもカウントは2。
残り2分。
テキサス・クローバー・リーフに捕らえる。
別のリングでネクロがディスファンクションにチョーク・スラムを決めカバー。
レフェリーはカウントを数えカウント2で返されるやマサダの方に戻る。
ネクロが続けてディスファンクションにタイガー・ドライバーを決めるもレフェリーに気づいてもらえない。
ディスファンクションがタップしマサダが2ポイント(29分)!
残り1分。
ネクロがひたすらジャックを丸め込んでいくもカウント3が奪えない。
しかし残り10秒辺りでカウント3を奪う!
ネクロも2ポイント(29分)!
時間切れになる!
マサダとネクロのサドンデスとなる!
マサダが襲いかかる。
ネクロは腹に拳を入れると構える。
マサダも構える。
ネクロが拳。
マサダの拳を避け腹にパンチ。
顔にストレート。
もう1発。
マサダが顔にストレート。
蹴りを入れると距離をつめる。
腹にパンチを受けながらもパワー・ボムを狙う。
ネクロが有刺鉄線に押し込み防ぐ。
体を起こしたマサダの顔にストレート。
マサダが顔にストレート。
ネクロが顔にストレート。
マサダが顔にストレート。
ネクロが顔にストレート。
ノー・ガードで顔に拳を打ち込んで行く。
ネクロがストレートを連発。
マサダがフォア・アームズを連発して盛り返し変形ロシアン・レッグ・スイープ。
カバーし1,2,3!
マサダが優勝!
イアンがねぎらう。
試合結果
@1回戦、デイビー・ジョーンズ・ロッカー・ルーム・マッチ:サムタック・ジャックvs.マッド・マン・ポンド(IWA-EC MoP 11/29/08)A準決勝、キャビン・フィーバー:サムタック・ジャックvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-EC MoP 11/29/08)
B決勝、エレクトリファイド・ライト・チューブス&ペインズ・オブ・グラス:サムタック・ジャック(優勝!)vs.伊東竜二(IWA-EC MoP 11/29/08)
C1回戦、ノー・ロープ・バーブドワイヤー・フィッシュ・ホック:サムタック・ジャックvs.ニック・ゲイジ(IWA-MS KOTDM N1 3/6/09)
D準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン:サムタック・ジャックvs.マッド・マン・ポンド(IWA-MS KOTDM N2 3/7/09)
E決勝、ダブル・リング、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー・ギガンティック・ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ、30分アイアン・マン・マッチ:ディスファンクションvs.サムタック・ジャックvs.ネクロ・ブッチャーvs.マサダ(優勝!)(IWA-MS KOTDM N2 3/7/09)
FUVU王座戦、ペインズ・オブ・グラス&サムタックス:ダニー・ハボック(ch)vs.サムタック・ジャック(CZW 3/14/09)