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SMV:The Best of The Necro Butcher Vol.1 Disc One & Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 準決勝、フレイミング・テーブルズ・マッチ:イアン・ロッテンvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-MS 6/2/01)

ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ネクロ・ブッチャーvs.イアン・ロッテン(CZW 7/26/03)

ディスク1は約2時間に渡るインタビューが収録されています。
ディスク2から試合です。

@ランバージャック・ライト・チューブ・マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.コーポラル・ロビンソン(IWA-MS 5/6/01)
 放っておけば勝手に相手にダメージを与えられる、っていうのは
 やっぱりデス・マッチ上よろしくない。
 乱入者の普通の必殺技で決着がつくっていうのもね。
 蛍光灯は結構浴びたしグラスまで出したというのにこれでは報われない。
 悪くない試合。

Aミーン・ミッチ・ペイジvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-MS 5/26/01)
 遺恨がある割には控えで
 KOTDM1週間前で力をセーブしたかな、という感じですね。
 カメラが遠いため余り迫力が伝わってこない、そこそこの乱闘です。
 しかし最後は2人共中々の火炎攻撃を見せて満足させてくれました。
 平均より少し上。

B2回戦、ステイプル・ガン・マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.2タフ・トニー(IWA-MS 6/2/01)
 この後にイアン戦をやったとは思えないくらい
 ネクロが持ち味を発揮して次々と被虐していく内容になっています。
 トニーも画鋲バットの攻撃で頭部に画鋲がびっしり刺さっています。
 予想以上の内容でしたが
 全然ステイプル・ガン・マッチじゃないのと
 最後に崩れて不完全なスポットなまま終了したのはマイナス。
 平均的な良試合。

C準決勝、フレイミング・テーブルズ・マッチ:イアン・ロッテンvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-MS 6/2/01)
 暴虐のパトスを抑えきれず暴走気味のイアンが
 ネクロという最愛の相手を得て暴力を出し尽くしました。
 殴る、凶器を叩きつけるではなく
 殴り飛ばす、叩き飛ばすという方が形容としてふさわしいでしょう。
 画鋲付バットの一発にしたってあそこまでびっしり刺さる事はないですよ。
 ほんと両者とも異形の怪物です。
 まだネクロが攻め手に欠ける部分があるのと
 こういう内容は力尽きた方が負け、というフィニッシュの方が絵になるというのが惜しい所でしょうか。
 つまる所この条件で2人とも最高の暴れっぷりをした事に変わりない。
 This is the Deathmatch!
 文句なしに好勝負です。

D200本蛍光灯マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.マッド・マン・ポンド(IWA-MS 6/15/02)
 ポンド独特の悪癖が出てしまいました。
 デス・マッチなのに緊張感が無い、とでも言いましょうか。
 どうも見ている方が入りこめないペースで試合を進めるんですね。
 しかしこの試合、ネクロの受けたダメージは想像を絶するものがありました。
 ポンドもシャツを脱いでましたが比べ物にならない。
 ポンドの技が汚い事もあり頭部と腕からはひどく出血し
 途中から息も絶え絶えになっています。
 それでも試合を続けたネクロの最後の姿は悲惨な状態に。
 フィニッシュの、ラダーに挟んだ蛍光灯櫓X2+蛍光灯たくさんへのスーパープレックスを受けた後に
 映し出されたネクロの腕にはゴルフボール大の穴が開き
 肉片がぶらさがっています。
 結構デス・マッチを見てきましたが
 このグロテスクな光景には思わず顔をそむけてしまいました。
 クオリティに比べて代償の大きすぎたデス・マッチでしたね。
 平均的な良試合です。

E2回戦、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ミーン・ミッチ・ペイジvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-MS 7/13/02)
 ネクロは腕がまだ痛むようで時々動きが止まります。
 攻撃の中でもハードに繰り出したものは
 それを補おうという意図が込められているのが見えてしまう。
 つまり気持ちが相手に向いていないんですね。
 ペイジがしっかりネクロを苛め抜いて介入劇を最後に持ってきたため
 まあまあ良い試合にはなっていますが、スッキリしない部分が残ります。

Fエニシング・ゴーズ:ニック・モンド、ワイフ・ビーターvs.ネクロ・ブッチャー、トビー・クライン(CZW 9/14/02)
 元々はネクロvs.妻殴りの200本カーペット・ストリップ・マッチでしたが早い段階でクラインが乱入。
 そこにこれは見過ごせないとモンドが現れタッグ・マッチに変更です。
 タッグ変更時点で普通に控えについたり
 トルネードになっても連携が見られたりと
 数を利用した地獄絵図ではありませんでした。
 しかしハードなスポットはあるし新鮮なので
 一応カードに期待されるラインは超えていると思いますね。
 平均的な良試合。

G準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ネクロ・ブッチャーvs.イアン・ロッテン(CZW 7/26/03)
 画鋲付凶器に大型テレビでの圧殺攻撃と凶器乱舞で
 楽しむにはやや残虐すぎると
 個人的には思うのですが
 (この2人なら拳、ヘッド・バッド中心で凶器がおまけでも魅せれますし)
 ぎりぎり好勝負。

DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

C準決勝、フレイミング・テーブル・マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.イアン・ロッテン(KODMT 01)
  両者既に血まみれ。
  ネクロが襲い掛かり強烈なフォア・アームズを打ち合う。
  イアンがヘッド・バッドを打ち込んでいく。
  場外でやり合う。
  イアンが容赦なく画鋲付バットを叩きつけていく。
  ネクロは噛み付いて反撃。
  バット、ゴミ箱、竹刀を叩きつける。
  イアンも椅子攻撃。
  ゴミ箱をかぶせ椅子で叩き飛ばす。
  その後も凶器攻撃を打ち合う。
  ネクロは有刺鉄線を取り出しイアンの体にまきつける。
  その状態で椅子を叩きつける。
  有刺鉄線を外すとイアンの頭部に蛍光灯を押し当てドロップ・キック。
  イアンがポリ容器付きバットで叩き飛ばす。
  そしてテーブルに火をつける!
  ネクロにパワー・ボムでテーブル葬!
  イアンの勝利!  
  イアンとネクロは握手を交わす。


D200 本蛍光灯マッチ:マッド・マン・ポンドvs.ネクロ・ブッチャー
  ポンドがシャツを脱ごうとしたネクロに襲いかかる。
  熊手を額に突き立てる。
  蛍光灯を股に通して蹴りつける。
  ショルダー・スルーを狙う。
  ネクロは蹴り上げるとポンドのシャツを剥ぎ取る。
  担ぎ上げるとコーナーに叩きつける。
  蛍光灯のついたロープに投げ捨てて落とす。
  蛍光灯を押し当てヘッド・バッド。
  ポンドのセコンドがネクロに襲いかかるも利いていない。
  しかしその隙を突きポンドが椅子攻撃。
  ポンドはリングに戻る。
  ネクロがセコンドに仕返ししようとするも逃げられる。
  諦めてリングに戻ろうとエプロンへ。
  ポンドが蛍光灯を叩きつける。
  ポンドはコーナー上に蛍光灯を固定する。
  そこへ振ろうとする。
  ネクロは防ぐとポンドを持ち上げコーナー上の蛍光灯の上に落とす。
  ポンドの肩の辺りを掴もうとする。
  ポンドが蛍光灯を振り上げぶつける。
  ポンドは立てた椅子の上に蛍光灯を数本通す。
  その近くのコーナーにネクロをのせると、そこからDDT。
  ネクロを逆さまにすると顔の前に蛍光灯を置きドロップ・キック。
  ネクロの上に椅子を立てると蛍光灯を橋渡しにしスワントーン・ボム。
  ネクロは何とか反撃すると蛍光灯付椅子を叩きつける。
  立てた椅子の上にのせたゴミ箱に蛍光灯を数本入れると
  近くのコーナーにポンドをのせる。
  そしてゴミ箱の中に投げ入れる。
  ポンドをロープの蛍光灯に投げつけるも割れず。
  ポンドが反撃。
  ネクロにゴミ箱をかぶせ寝かせるとダイビング・レッグ・ドロップ。
  蛍光灯櫓とラダー2脚をリングに入れる。
  ラダー2脚を横に並ぶように立てると
  間に蛍光灯櫓2個と残っている蛍光灯を大量に挟む。
  ネクロを近くのコーナーにのせるとスーパープレックス。
  カバーし1,2,3!
  ポンドの勝利!


G準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン:イアン・ロッテンvs.ネクロ・ブッチャー 
  イアンは最初からシャツを脱ぎ捨て戦闘モード。
  組み合うといきなりヘッド・バッドを打ち合う。
  ネクロは打ち勝つとファン持参の凶器で攻撃。
  大流血しているイアンの額に噛みつき血を吹く。
  イアンはロー・ブローを決めると画鋲付グローブで一撃。
  ネクロの額に噛みつき血を吹く。
  ネクロはハンマーをイアンの額に突きたてる。
  イアンはネクロを大型テレビの下敷きにするとその上に乗り圧殺。
  カバーするもカウント2。
  ネクロもビール瓶の破片で反撃。
  パソコン・ボードを叩きつける。
  イアンは振り返してネクロを蛍光灯トラップにぶつける。
  画鋲付蛍光灯をネクロの胸に叩きつける。
  破片が胸に刺さったまま剥がれない。
  ネクロは画鋲付バットを思いっきり叩きつける。
  カバーするもカウント2。
  有刺鉄線付き蛍光灯を載せセントーン。
  両者座り込みネクロが拳を叩きこむ。
  イアンは胸を突き返し反撃。
  ネクロをリングに戻すと椅子を思いっきり叩きつけていく。
  そして画鋲付ギター・ショットで1,2,3!
  両者ハグして健闘を称え合う。

試合結果

@ランバージャック・ライト・チューブ・マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.コーポラル・ロビンソン(IWA-MS 5/6/01)
Aミーン・ミッチ・ペイジvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-MS 5/26/01)
B2回戦、ステイプル・ガン・マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.2タフ・トニー(IWA-MS 6/2/01)
C準決勝、フレイミング・テーブルズ・マッチ:イアン・ロッテンvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-MS 6/2/01)
D200本蛍光灯マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.マッド・マン・ポンド(IWA-MS 6/15/02)
E2回戦、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ミーン・ミッチ・ペイジvs.ネクロ・ブッチャー(IWA-MS 7/13/02)
Fエニシング・ゴーズ:ニック・モンド、ワイフ・ビーターvs.ネクロ・ブッチャー、トビー・クライン(CZW 9/14/02)
G準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:ネクロ・ブッチャーvs.イアン・ロッテン(CZW 7/26/03)