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SMV:Best of Nick Mondo Forever Unscarred Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 決勝、ノー・ロープ・バーブドワイヤー200本蛍光灯&芝刈り機:ニック・モンドvs.ワイフビーター(CZW TOD 8/31/02)

準決勝、ログ・キャビン・ ライト・チューブス3本勝負:ザンディグvs.ニック・モンド(CZW TOD II 7/26/03)

約2時間25分です。

@CZW王座戦:ジャスティス・ペイン(ch)vs.ニック・モンド(CZW 4/13/02)
 基本的に正義痛主導で普通のプロレスをしていきますが
 スポット、スポットではリングから場外へのベリー・トゥー・ベリーとか
 画鋲への投げといったとんでもない受けを披露します。
 画鋲入ってからのクライマックスが結構長かったのには驚きましたが
 逆に画鋲という凶器の効果が引き下げられた感じは否めないですね。
 平均より少し上。

Aラダー・マッチ:ニック・モンドvs.ディスファンクション(NEO-PRO 7/6/02)
 (上空に吊るされた契約書?を取れば勝利。)
 ジャスティン・リーの乱入から決着。

Bメサイアvs.ニック・モンド(EPIC 7/14/02)
 蛍光灯を持って入場してきたモンドに対し
 メサイアがびびり通常形式で進むも
 粘るモンドに業を煮やしてメサイア自らハードコアへの道を開く、という内容。
 乱闘が長くてスポットの出と実際に使う点が離れたりと
 勢いに欠けますがその過激度はCZWのメインで通用するほど。
 ラダーから始まり画鋲、蛍光灯まで一通りの物が出ていますし
 終盤はカウント2.9プロレスをやっていますからね。
 メサイアがシャツを脱いだ状態で受けたのも珍しい。
 まあまあ良い試合でした。

C1回戦、デス・マッチ:ホームレス・ジミーvs.ニック・モンド(CZW TOD 8/31/02)
 ジミーとモンドという事で小気味良い物の
 他と比べて見劣りする内容に。
 しかし最後に目玉スポットが待ってました。
 トラックの上から蛍光灯櫓付テーブル2段へのモンド・ドライバーですよ。
 とんでもないですね。
 只これで1スポット・マッチという印象になりましたが・・・。
 平均より少し上。

D決勝、ノー・ロープ・バーブドワイヤー200本蛍光灯&芝刈り機:ニック・モンドvs.ワイフビーター(CZW TOD 8/31/02)
 それぞれ準決勝が中々のデス・マッチだっただけに
 決勝は厳しい内容になるかな、と危惧してましたが杞憂に終わりました。
 試合前からリング中に塩を撒けば
 ゴングが鳴るなり蛍光灯に身を投じていき
 今大会中最大の流血量を誇る壮絶さ。
 フィニッシュも凄まじい。
 芝刈り機攻撃なんですけどね。
 普通羽の先を軽く当てるだけなんですが
 今回は接触時間が長く押し当てるような形に。
 まさしく時が止まったかのように感じる瞬間とでも言いましょうか、ぞっとしましたね。
 試合後、血の雨を浴びたかのような両者が
 痛々しい動きで握手を交わしハグする様は美しい。
 シンプルなバイオレンス&ブロッドの傑作です。
 文句なしに好勝負。

F2回戦:コルト・カバナvs.ニック・モンド(IWA-MS 11/2/02)
 モンドなんてお呼びじゃない。
 ひどい試合。

GTLCマッチ:ネイト・ウェブvs.ニック・モンド(IWA-MS 1/24/03)
 まずは凶器なしから始め
 徐々に過激度を高めていく展開です。
 この2人なら熱が高まるのは後半かなと思いきや
 粗さからではありますが顔面蹴りや危険な投げが出て最初から盛り上がりましたね。
 最後は実況席からテーブルへのダイブで締めてくれました。
 中々良い試合。

Hニック・モンドvs.エリック・キャノン(MPW 2/1/03)

I1回戦、ラダーズ&ライト・チューブス:JCベイリーvs.ニック・モンド(CZW TOD II 7/26/03)
 モンドが活きの良い動きを見せています。
 ラダーと椅子はあくまで補佐として
 上手く蛍光灯を使って構成しています。
 ベイリーも体(背中)を張り
 平均的な良試合でした。 

J準決勝、ログ・キャビン・ ライト・チューブス3本勝負:ザンディグvs.ニック・モンド(CZW TOD II 7/26/03)
 一見すると倉庫の屋根から
 テーブル3段+蛍光灯櫓トラップに
 ダイブするという死のスポットだけの試合です。
 しかしモンドがこの大会の直前に
 バイク事故を起こしている事、
 ビデオで振り返りて一線を越えたと引退に踏み切った事実なんかを
 含めて見れば正しいかはともかく
 一つの立派なプロレスがそこにあるかな、と。
 ぎりぎり好勝負。

DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

D決勝、ノー・ロープ・バーブドワイヤー200本蛍光灯&芝刈り機:ニック・モンドvs.ワイフビーター
  入場してきたモンドはリング中に塩を撒く。
  妻殴りは芝刈り機を持って入場。
  ゴングが鳴る。
  妻殴りが突進するも避けられコーナーの蛍光灯に激突。
  モンドは蛍光灯を叩きつけボディ・スラム。
  蛍光灯を押しつけ攻撃。
  妻殴りも蛍光灯を叩きつけ反撃。
  2本同時に叩きつける。
  モンドの顔を蛍光灯に挟んで蹴り飛ばす。
  蛍光灯へのパワー・ボム。
  カバーするもカウント2。
  大量の塩を背中にふりかける。
  頭部にも。
  蛍光灯をたたっきつける。
  モンドが反撃。
  コーナーに座らせると蛍光灯を置きドロップ・キック。
  蛍光灯へのブレーン・バスターを決める。
  カバーするもカウント2。
  両者蛍光灯を持つ。
  モンドの蛍光灯が当たるも割れず。
  好機と妻殴りが蛍光灯を叩きつける。
  蛍光灯へのガットレンチ・スープレックスに
  蛍光灯を置いての椅子攻撃。
  モンドが蛍光灯の束を投げつける。
  コーナーにたてかけた窓目がけジャーマンを放つも当たらず。
  モンドが蛍光灯攻撃。
  妻殴りもお返し。
  打ち合う。
  妻殴りはモンドに掴みかかるとロープに固定し芝刈り機を手にする・
  芝刈り機を押し当てるとチョークボムで1,2,3!
  妻殴りの優勝!
  妻殴りはモンドと軽くハグするとモンドの腕を上げる。
  ネクロやジミーらが乱入してくるもH8クラブが追い払う。
  ザンディグはマイクを取ると妻殴りコールを起こし、
  その後XPWを挑発してエンド。


J準決勝、ログ・キャビン・ライト・チューブス3本勝負:ザンディグvs.ニック・モンド
  倉庫横にテーブル3段+蛍光灯櫓が設置されている。
  モンドが蹴りつけて行き画鋲付バットを振付ける。
  ザンディグは避けると奪い取り腕に振り下ろす。
  背中にも振り下ろす。
  コーナーの蛍光灯櫓へのパワー・ボムを狙う。
  モンドは避けると画鋲付バットを胸に叩きつける。
  ザンディグの頭付近にある蛍光灯櫓を椅子で叩き割ろうとする。
  察知したザンディグは逃れると椅子をモンドに投げつけ蛍光灯櫓へ投げ落とし先取。
  蛍光灯の束をモンドに叩きつける。
  モンドは場外に逃れると倉庫の方へと誘い込む。
  2人はそれぞれ蛍光灯を持って倉庫の屋根の上に。
  チャンバラの結果は両者相打ち。
  モンドがザンディグを殴りつけていく。
  ザンディグはモンドを抱え上げると
  サイドウォーク・スラムのような形で落下!!
  Somebody call 911!Somebody call 911!
  ザンディグの勝利かと思われたが試合続行のアナウンス。
  ザンディグが先に蛍光灯にぶつかっていたのか?
  モンドが何とかリングに戻ってくる。
  ザンディグも後を追うとモンドを抱え上げようとする。
  モンドは逃れるとザンディグを肩車しようとするが持ち上げられない。
  ロープを下げて向かってきたザンディグを落とすと蛍光灯櫓を投げつける。
  これでモンドの勝利。
  全身血まみれの両者はお互いに肩を貸しながら退場。

試合結果

@CZW王座戦:ジャスティス・ペイン(ch)vs.ニック・モンド(CZW 4/13/02)
Aラダー・マッチ:ニック・モンドvs.ディスファンクション(NEO-PRO 7/6/02)
Bメサイアvs.ニック・モンド(EPIC 7/14/02)
C1回戦、デス・マッチ:ホームレス・ジミーvs.ニック・モンド(CZW TOD 8/31/02)
D決勝、ノー・ロープ・バーブドワイヤー200本蛍光灯&芝刈り機:ニック・モンドvs.ワイフビーター
F2回戦:コルト・カバナvs.ニック・モンド(IWA-MS 11/2/02)
GTLCマッチ:ネイト・ウェブvs.ニック・モンド(IWA-MS 1/24/03)
Hニック・モンドvs.エリック・キャノン(MPW 2/1/03)
I1回戦、ラダーズ&ライト・チューブス:JCベイリーvs.ニック・モンド(CZW TOD II 7/26/03)
J準決勝、ログ・キャビン・ ライト・チューブス3本勝負:ザンディグvs.ニック・モンド(2-1)(CZW TOD II 7/26/03)