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SMV:The Very Best of Jerry Lynn Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 ジェリー・リンvs.サブー(3PW 4/17/04)

IWA-EC王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.ジェリー・リン(IWA-EC 11/15/06)

@ジェリー・リンvs.サブー(3PW 4/17/04)
 インディーの草分け期、軽量級のTOPとして君臨していたサブーとリン。
 あれから約10年が過ぎ、2人はそれぞれ違う道を歩んだものの
 目指した頂は同じハードコアでした。
 この試合は2人にとってそれを改めて確認する
 特別な試合だったように思えます。
 非常に気持ちの入った動きで飛びまわりますし
 その一方でテーブルを一撃必殺の凶器と位置づけ
 (サブーにしては珍しい)最後まで引っ張り続けた。 
 素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

A3PW王座戦:ジョーイ・マシューズ(ch)vs.ジェリー・リン(3PW 5/15/04)
 今一つミックスはされていませんけれども
 リンが技術的な上手さを見せ、
 マシューズが卑怯な王者を好演しました。
 最後はレフェリーが気絶した所で
 マシューズがベルト攻撃と見せかけ逃走し幕。
 締まらない終わり方ですが
 らしいと言えばらしいのでありでしょう。
 まあまあ良い試合です。

B3PW王座戦:ジョーイ・マシューズ(ch)vs.ジェリー・リンvs.AJスタイルズ(3PW 6/19/04)
 リンとAJを中心にマシューズを添える、
 形で始まりこれはいけるかと思ったのですが
 練りこみが足らず前回の持ち逃げネタを2回も使いまわす失態まで。
 3ウェイだと王座移動するから成り立たないっていうのに。
 平均より少し上。

Cジェリー・リンvs.ロウ・キー(3PW 7/17/04)
 ロウ・キーの呼び出しから始まるように
 遺恨があるようなのでラフ・ファイトなのですが粗過ぎる。
 ロウ・キーは序盤に脚を痛めた振りを見せるし
 フィニッシュはレフェリーの介入から出し駄目ですね。
 悪い試合。
 この様子だと再戦があるんでしょうから
 そっちを収録すべきでしょう。

Dジェリー・リンvs.ライオネル・ナイト(UWA-Hardcore 4/28/06)
 オサイラスvs.ビショップに乱入したナイトに
 リンが襲いかかる形でこの試合に。
 ナイトはやられ役と煽りに徹し接待試合に過ぎませんでした。
 取り合えずリンが活き活きと動いていたので楽しめる。
 少し悪い試合。

Eストリート・ファイト:ジェリー・リン対ジョシュ・プロヒビション(UWA-Hardcore 5/26/06)
 椅子の攻防、場外戦(バルコニー・ダイブあり)、テーブルの攻防と
 ECWを彷彿とさせる一戦でしたが
 反則なしの試合で乱入決着はブーイング物。
 もう少し何とかならなかったか。
 平均より少し上。

FIWA-EC王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.ジェリー・リン(IWA-EC 11/15/06)
 ヒーローのスタイルがいつもより洗練されていましたね。
 レスリング・スキルがより発揮されていましたし
 その体躯を活かし何気ない技を大技に見せてもいた。
 リンとも息が合っていて積極的に攻防を取り入れていましたね。
 素晴らしい一進一退の攻防を見せてくれました。
 ぎりぎり好勝負です。 
 
総評
 素晴らしい試合もありましたが
 全体で見ると個人物を作るには試合が不足しすぎ。
 やはり時代を作ったのはNWA、ECW、TNAにおいてですからね。
 無理がありました。
 手に入れるなら2試合のみぐらいのつもりで。

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

@ジェリー・リンvs.SABU(3PW 4/17/04)
  サブーがスクール・ボーイ。
  カウント2で返されるや腕を取る。
  起き上がったリンを蹴りつける。
  リンは蹴り返すとグラウンド・ヘッド・シザースを決める。
  サブーは反転させるとフロント・ヘッド・ロック。
  リンがハンマーロックに返す。
  サブーがロープに脚をかける。
  サブーが脚を取りに行く。
  リンが蹴り飛ばす。
  リンは脚を取るとヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを決める。
  ロープに走る。
  サブーがカウンターでヒップ・トス。
  リンがすぐに蹴り飛ばす。
  アーム・ドラッグ。
  サブーもお返し。
  仕切り直し。
  サブーが蹴りつけコーナーに振る。
  クローズラインへ。
  リンは避けるとスプリングボード式ドロップ・キックで落とす。
  サブーを鉄柱にぶつけエプロンにもぶつけようとする。
  サブーは防ぐと逆にリンをエプロンにぶつける。
  テーブルをエプロン横に移動させる。
  リンをテーブルに寝かせるとリングから椅子を使っての2段ダイブを狙う。
  リンが逃げるのを見て途中で止める。
  起き上がったリンにベースボール・スライドを決め柵の外に出す。
  椅子を投げつけると続いて椅子を使っての2段ダイブ。
  柵に振る。
  リンは寸前で踏みとどまると柵内へのショルダー・スルーを決める。
  サブーに椅子をぶつけリングに入れる。
  サブーはリングに入ってきたリンに椅子を投げつける。
  そして椅子を使ってエア・サブー。
  もう1発狙う。
  リンは椅子にドロップ・キックを決めてぶつけると
  ネック・ブリーカーに顔面へのドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  サブーがリンを捕らえ雪崩式ハリケーン・ラナ。
  続いてスプリングボード式レッグ・ドロップを決めカバー。カウント2。
  リンをコーナーに乗せ殴りつける。
  リンは受け止めるとトルネードDDT。
  カバーするもサブーの脚がロープにかかる。
  ならばとクレイドル・パイル・ドライバーを狙う。
  逃れられるもTKOを決める。
  カバーするもカウント2。
  サブー目がけ突進。
  ショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地する。
  ショルダー・ブロックを狙ってきたサブーにレッグ・ドロップを決めロープにぶつける。
  テーブルに手をかける。
  サブーは殴りつけるとテーブルをリングに入れる。
  リンがサブーに柵へのスタンガンを決める。
  リングに戻りコーナーへテーブルを設置する。
  サブーも椅子を手にリングに戻る。
  リンは椅子を奪い取ると椅子を叩きつけようとする。
  サブーは避けると椅子越しにレッグ・ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  サブーは改めてテーブルをコーナーに立てかける。
  テーブルにリンをぶつけもたれさせると
  その前に椅子を立て突進。
  リンは起き上がるとドロップ・トー・ホールドでサブーを椅子にぶつける。
  今度は逆にリンが同じ事を狙う。
  サブーはクローズラインで迎え撃ちカバー。カウント2。
  キャメル・クラッチで追い出す。
  テーブルをコーナーから外し立てるとパワー・ボムを狙う。
  リンがベリー・トゥー・バック・パイル・ドライバーに返しカバー。カウント2。
  サブーを殴りつけてテーブルに寝かせるとコーナー上へ。
  サブーが起き上がりリンを殴りつける。
  リンは殴り返すとトルネードDDTへ。
  サブーはその動きを利用して防ぐと共に下ろすとクローズラインで落とす。
  リンをリングに戻そうとする。
  リンがロープを使ってジョー・ブリーカーを決める。
  コーナー上へ。
  サブーが捕まえデッドリー・ドライブへ。
  リンは敢えて勢いをつけテーブルに落ちることだけは避ける。
  サブーがコーナー上からテーブルを伝ってレッグ・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  サブーは2段スプリングボード式ムーンサルトを狙う。
  リンが脚を取り椅子にぶつけようとする。
  サブーは椅子に脚をかけ直撃を避けると椅子を投げつけカバー。カウント2。
  リンをテーブルに寝かせると2段スプリングボード式レッグ・ドロップへ。
  リンが寸前で逃れたため自爆。
  リンがすかさずクレイドル・パイル・ドライバーを決め1,2,3!
  リンの勝利!


FIWA-EC王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.ジェリー・リン(IWA-EC 11/15/06)
  握手して試合開始。
  腕の取り合いからリンが脚を払いカバー。カウント1。
  腕の取り合い。ヒーローが反復運動を繰り返して腕を取り返すとエルボー・ドロップへ。
  避けられるも脚を払いカバー。カウント1。
  跳び起きる。
  仕切り直し。
  リンがヘッド・ロック。
  グラウンドへ。
  ヒーローがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  リンが逃れヘッド・ロック。
  グラウンドへ移行しようとする。
  ヒーローは耐えると力技でロックを解きヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  リンがヒップ・トスを狙う。
  防がれるもヒーローの頭部に脚をかけ一回転。
  ヒーローのクローズラインを避けるとアーム・ドラッグ。
  ヒーローがアーム・ドラッグに返す。
  変形スナップ・メアを挟みアーム・ドラッグで腕を取る。
  リンは起き上がるとロープに振ろうとする。
  振り返されるもヘッド・シザースを決めカバー。カウント2。
  チン・ロック。
  ヒーローは起き上がるとコーナーへ。
  リンはクリーンに離れるかと思いきやフォア・アームズ。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるや裏に回ろうとする。
  ヒーローが捕まえ肩に担ぐ。
  リンが後ろに逃れ押し飛ばす。
  ヒーローはコーナーで3点倒立。
  エプロンに下りるとショルダー・タックルへ。
  リンは避けるとレッグ・ドロップでロープに叩きつける。
  エプロンからトペ・アトミコを決め追撃。
  リングに戻しカバーするもカウント2。
  フロント・ヘッド・ロック。
  起き上がったヒーローをロープに振ろうとする。
  ヒーローは防いでバック・エルボーへ。 
  リンが避けオコーナー・ロールを狙う。
  ヒーローはロープを掴んで防ぐと
  突進してきたリンをかわしロープで戻ってきた所にローリング・フォア・アームズ。
  カバーするもカウント2。
  殴りつけていく。
  カバーするもカウント2。
  バタフライ・ロック。
  起き上がったリンを倒すとセントーンを決めカバー。カウント2。
  ロープに振る。
  リンがクルーシーフィックス。カウント2。
  クローズラインへ。
  ヒーローは避けるとビッグ・アトミック・ドロップ。
  スクール・ボーイを決めるもカウント2。
  コーナーに振ると蹴ってエプロンに移動。
  前転でリングに戻り突進。
  リンはカウンターで蹴りを入れる。
  ヒーローのクローズラインを避けバック・ドロップ。
  両者ダウン。
  リンがクローズラインを決めていくもヒーローは倒れない。
  ヒーローがカウンターでクローズラインを狙う。
  リンは避けるとハリケーン・ラナ。
  ヒーローはリンの蹴りを受け止めると肩に担ごうとする。
  リンが後ろに逃れリバースDDT。
  カバーするもカウント2。
  ロープに走る。
  ヒーローがカウンターでパワー・スラム。カウント2。
  スタンディング・ムーンサルトへ。
  リンは避けて自爆させると丸め込み。
  ヒーローはカウント2で返すとパワー・ボムを狙う。
  リンがベリー・トゥー・バック・パイル・ドライバーに返そうとする。
  ヒーローが逃れ押し飛ばす。
  リンのクローズラインを避けるとリリース・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ムーンサルトへ。
  リンは避けて自爆させるとTKOを狙う。
  ヒーローが逃れてクローズラインへ。
  リンは避けるとクレイドル・パイル・ドライバーで1,2,3!
  リンが新IWA-ECチャンピオンに!

試合結果

@ジェリー・リンvs.サブー(3PW 4/17/04)
A3PW王座戦:ジョーイ・マシューズ(ch)vs.ジェリー・リン(カウントアウト)(3PW 5/15/04)
B3PW王座戦:ジョーイ・マシューズ(ch)vs.ジェリー・リンvs.AJスタイルズ(3PW 6/19/04)
Cジェリー・リンvs.ロウ・キー(3PW 7/17/04)
Dジェリー・リンvs.ライオネル・ナイト(UWA-Hardcore 4/28/06)
Eストリート・ファイト:ジェリー・リンvs.ジョシュ・プロヒビション(UWA- Hardcore 5/26/06)
FIWA-EC王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.ジェリー・リン(新チャンピオン!)(IWA- EC 11/15/06)