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Rf Video:Best of American Dragon Vol. 2の分析


名勝負 なし
好勝負 タップ・アウト・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ロウ・キー(JAPW 6/7/02)

Rf Videoのオリジナル作品。
DVD版がないのでVHSにて購入しました。

@ブライアン・ダニエルソンvs.ジョン・ウォルターズ(11/8/03)
Aブライアン・ダニエルソン、ロウ・キーvs.マキシモ・ブラザーズ(12/1/01)
 Jチームの乱入によりノーコン。次の試合へ発展。

Bケージ・マッチ:ブライアン・ダニエルソン、ロウ・キーvs.マキシモ・ブラザーズvs.Jチーム(1/12/02)

Cタップ・アウト・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ロウ・キー(JAPW 6/7/02)
 技術的に威力を感じるサブミッションを序盤から使い緊張感を生み出します。
 それは演出という言葉が似合わぬ自然な形で行なわれています。
 レスリングにおいてより強いものへ移行させる形で
 それぞれ相手の必殺技を示しました。
 タップ・アウト・マッチとギミック・マッチとして組まれましたが
 それは特殊形式以上の世界観というべきコンセプトです。
 相手に如何に手を出させないか、
 隙が生み出されやすくなる、抵抗を弱くするためにのみ技があります。
 そして技にシフトしサブミッションがしばらく見られないときも
 KOに狙いがあることは十分伝わってきます。
 最後はロウ・キーの飛びつきトライアングル・チョークでフィニッシュ。
 通常形式で言うところのニア・フォール合戦がないので
 やや唐突なエンディングではありますがこの世界観に合った良質な幕引きでした。
 文句なしに好勝負。 
 (執筆日:2/1/12)

D王座戦:クワイエット・ストーム(ch)vs.レックレス・ユースvs.ブライアン・ダニエルソン(11/10/02)

EFWA王座戦、3本勝負:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン(FWA 5/22/03)
 アメドラがチープなマスクを被っていることに驚きます。
 まず序盤はレスリング。
 強制力には欠けるがダグ相手にアメドラも対抗し良いものを見せてくれました。
 ブライアンがドラスクから脚攻め。
 今では厳しい脚攻めの代名詞になっていますが
 この試合におけるドラスクは単なる攻めのひとつ。
 展開上の一極攻めでそんなに緊迫感はありませんでしたね。
 カオス・セオリーを防ぐとアメドラがキャトル・ミューティレーションを決め1本。
 ここでダグが即座にタップしキャトル・ミューティレーションに即効性を付与したのは面白い。

 2本目。
 リセットしてのレスリングから始めるとアメドラが腕狙いへ。
 キャトル・ミューティレーションの流れを踏む形ですね。
 そうなると脚攻めは何だったんだという気もしますが
 ダグの得意技がハイ・ニー系なので、ということでしょうか。
 ヨーロッパ式の撹乱ムーブや丸め込みの応酬といったより技巧戦らしい内容でした。

 3本目。
 アメドラがヒールっぽく転じ、ダグも耐えを使ってエースの立ち位置へ。
 やや甘いがちゃんと大技の攻防で盛り上がりましたね。
 ただキャトル・ミューティレーションが普通に決まって耐えるシーンもありましたね。
 まだキャリアが浅く3本勝負の構成に考えが至らなかった印象。
 結構良いネタは転がっていたように思うけどね。
 中々良い試合。

Fブライアン・ダニエルソンvs.サモア・ジョー(ROH 2/8/03)
 打撃戦の合間にアメドラが脚攻めしたり
 ジョーが腰攻めをしたりするのですが
 どうも散逸なまま、あっさり決まってしまったという印象。
 両者の力、気合いの入りようは伝わってくるんですけれど。
 平均的な良試合。
 (執筆日:?/?/08)

G#1コンテンダーズ・トロフィー・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ポール・ロンドン(ROH 12/7/02)
 あまり荒れはしなかった物の
 打撃が多めのラフ・ファイト。
 正直このスタイルじゃなかったら
 もう少し上をいけたのではないか。
 好勝負には届かない物の中々良い試合でマッチ・オブ・ザ・ナイト。
 (執筆日:?/?/08)

Hブライアン・ダニエルソンvs.ジェイ・ブリスコ(ROH 12/27/03)
 アメドラがオープニングですか。
 完全にアメドラがコントロールしてますね。
 オープニングと言うことで奮闘したけれど程度にあっさりと。
 オープニングの中ではかなりのもので平均的な良試合。
 (執筆日:?/?/08)

I30分アイアン・マン・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ダグ・ウィリアムス(11/16/02)
 両者の欠点が出ました。
 まずはダグに足りない迫力。
 先手を取るまでに1/3の10分を使うと言うスローな展開に
 終盤ではダグが明らかにダメージ過多な演出による流れのぶち切りが
 ますます迫力と縁遠いものにします。
 もう1つはこの試合の見せ場となるはずだったレスリング部分が面白くないこと。
 そう決めてくるか、そう返してくるか、という妙がなく、
 らしくないことに単純な素早い攻防で魅せようとします。
 それ以外は良い感じでしたけど期待外れには違いありません。
 平均的な良試合程度。
 (執筆日:?/?/08)

総評
 アメドラはAJなどに比べブレイクが若干遅いので
 この個人物も必見の試合は少ないですね。
 JAPWの一戦は必見ながらそちらの大会でDVDにて手に入れることを薦めますし。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:9/9/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ブライアン・ダニエルソンvs.ジョン・ウォルターズ(11/8/03)
Aブライアン・ダニエルソン、ロウ・キーvs.マキシモ・ブラザーズ(ノー・コンテスト)(12/1/01)
Bケージ・マッチ:ブライアン・ダニエルソン、ロウ・キーvs.マキシモ・ブラザーズvs.Jチーム(1/12/02)
Cタップ・アウト・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ロウ・キー(JAPW 6/7/02)
D王座戦:クワイエット・ストーム(ch)vs.レックレス・ユースvs.ブライアン・ダニエルソン(11/10/02)
EFWA王座戦、3本勝負:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン(2-1)(FWA 5/22/03)
Fブライアン・ダニエルソンvs.サモア・ジョー(ROH 2/8/03)
G#1コンテンダーズ・トロフィー・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ポール・ロンドン(ROH 12/7/02)
Hブライアン・ダニエルソンvs.ジェイ・ブリスコ(ROH 12/27/03)
I30分アイアン・マン・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ダグ・ウィリアムス(1-0)(11/16/02)