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PWG:Sells Out Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 ブライアン・ダニエルソンvs.サモア・ジョー(Musical 4/17/04)

#1コンテンダーズ・マッチ: AJスタイルズvs.サモア・ジョー(All Star Weekend 4 Night One 4/1/05)

PWGのベスト版。
3枚組み約9時間25分です。

@ブライアン・ダニエルソンvs.サモア・ジョー(Musical 4/17/04)
 最初の5分間は和やかなグラウンド・レスリング。
 Musical風に指を鳴らすシーンもありました。
 次の5〜10分でお互いを意識し始め
 敵対ムードに変化させ場外ダイブへ。
 10〜19分は場外の攻防で主導を握ったジョーが
 ハード・ヒッティングで追い込みます。
 途中でダウン・カウントを数えさせるシーンが様になってましたね。
 ここで腰をウィーク・ポイントに設定した後
 アメドラの盛り返しを経て再び場外へ。
 ジョーの脚もウィーク・ポイントになり
 残り5分、リングで互いの力をぶつけ合うという内容です。
 パンクvs.ジョーのように設定された時間の使い方が絶妙な上
 ハード・ヒッティングによる表現が素晴らしい。
 激しさ、凄さを狙っているのではないのですね。
 その一発一発でどれだけ伝えられるか。
 それを目的にこの境地に辿り着いている。
 上記の目的による物もそれはそれで良い物ですが
 こちらはじわりと観る者の心に染み渡ります。
 だからこそ最後に得意技、必殺技をほとんど使わず
 壮絶なニアフォール的な激しさがなくても
 それはまさに試合の取りにふさわしい全力感に溢れていましたし
 試合後に清々しい風が吹いていました。
 このコンセプトを30分という時間に合わせて
 ひたすら追求し続けていたら名勝負も狙えたのではないでしょうか。
 ぎりぎり好勝負。

Aスーパー・ドラゴンvs.CMパンク(The Reason for the Season 7/10/04)
 この2人に与えられたのは30分近い試合時間。
 被虐だけで持たせるわけにもいかないし
 パンクだとあまり体を張らせる訳にもいかない。
 という事でパンクが良い感じの
 バランスで試合を構築。
 しかしちょっとしつこい攻防が多かったですね。
 平均的な良試合程度。 

BPWG王座戦、ルーザー・リー ブス・タウン・ケージ・マッチ:アダム・ピアース(ch)vs.フランキー・カザリアン(The Reason for the Season 7/10/04)
 ピアース・プレゼンツ80年代の善玉vs.悪玉プロレス。
 全体的に良い感じですが
 カズにスター性が足りないのはこの系統の試合には致命的。
 またルーザー・リーブス・タウン・マッチだからといって
 最後を今風に必殺技の連発としたのは、だらだらしすぎ。
 平均的な良試合程度。

Cクリストファー・ダニエルズvs.ジャック・エヴァンス(Free Admission Just Kidding! 11/13/04)
 各場面を取り出せば熱戦っぽい物が揃っているのですが
 全体としてはぐだぐだ、ばらばら、平均レベル。

DPWG王座戦:スーパー・ドラゴン(ch)vs.サモア・ジョー(All Nude Revue 2/12/05)
 スパドラ・ファンからしたらドリーム・マッチなんですが
 実際に見るとスパドラがジョーを虐待できる
 可能性がこれっぽちもなくて
 中身がそれに相応する物にはならないんですよね。
 それはさておき、さておかないと進まないので、
 今回このカードができうる範囲の中では
 かなり高いレベルには仕上がっています。
 短めの時間にそれぞれの固有ムーブを適度に入れて構成もしっかりしています。
 最後のフィニッシュは一見すると弱いですが、ありだとは思いますし。
 中々良い試合。

E#1コンテンダーズ・マッチ: AJスタイルズvs.サモア・ジョー(All Star Weekend 4 Night One 4/1/05)
 AJが序盤でボディ・スラムを決めたりと
 体格差にAJがパワーで真っ向から挑めば
 ジョーもダブル・ストンプなんて荒技を決めたりと
 逆に体格差を見せ付けようとする
 と言う一風変わった内容。
 狙いが当たり面白くなりました。
 依然として絶対的な相性の悪さという壁は高く聳え立ちますが
 ぎりぎり好勝負で良いでしょう。

FPWG、NWA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.ジェームス・ギブソン(Guitarmageddon 7/11/05)
 ギブソンの悪い癖が出て
 ちょっと退屈な試合となりましたね。
 技がテンポ良く決まっていく物でもないので・・・。
 しかしレベルはそれなりに高く
 クライマックスは良かったですね。
 平均的な良試合。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

@ブライアン・ダニエルソンvs.サモア・ジョー
  アメドラはロープに押し込むと離れ際に胸を軽く叩く。
  4つに組むとアメドラがリスト・ロック。
  ジョーが回転して逃れる。
  ジョーがリスト・ロックを決めるとアメドラが回転して逃れる。
  アメドラがこれはMusicalだと言うと
  2人は指を鳴らしながら回る。
  会場からは歓声が起こる。
  ジョーがショルダー・タックルを決める。
  リスト・ロック。
  アメドラはロープを通ってジョーの腕をロープに巻きつけドロップ・キック。
  腰を振ってみせる。
  グラウンド・レスリングの攻防。
  5分経過。
  仕切り直し。
  アメドラはジョーをコーナーに押し込むとチョップ。
  チョップの打ち合いに。
  アメドラがアッパーカート。
  ジョーがヘッド・バッドでお返し。
  複雑なサブミッションを決める。
  わざと途中で離してやる。
  アメドラがクラバート。
  ジョーが変形バック・ドロップに切り返し離れる。
  ジョーはアメドラをコーナーに押し込むと前腕をこすりつける。
  カウントを数えるレフェリーにI say 5。
  アメドラが体勢を入れ替えやり返す。
  カウントを数えるレフェリーにFuck Fuck。
  ジョーをリング中央に引っ張っていきドロップ・キック。
  もう1発決め落とす。
  タイミングを計りスプリングボード式トペ・アトミコを決める。
  10分経過。
  エプロンに上がってきたジョーにリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ジョーが逆に持ち上げ場外へのブレーン・バスター。
  オレ・キックも決める。
  もう1発。
  アメドラがジョーの手を振り払いチョップ。
  ジョーは受けきるとお返しのチョップを浴びせリングに戻す。
  カバーするもカウント2。
  コンビネーション・ニー・ドロップを狙う。
  体を起こしたアメドラに蹴りを何度も叩き込みニー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  15分経過。
  フェイス・ウォッシュ他ハードな打撃を叩き込んでいく。
  フォア・アームズの連発からチョップでダウンさせるとカウントを数えさせる。
  カウント8で起き上がったアメドラがアッパーカートを連発。
  ジョーが払い蹴りで黙らせる。
  カバーするもカウント2。
  ボストン・クラブで追い込む。
  コーナー上へ。
  アメドラが捕まえスーパープレックスを決める。
  カバーするもカウント2。
  グラウンド・ヘッド・シザース。
  ジョーがロープに脚をかける。
  20分経過。
  アメドラがチョップを浴びせロープに走る。
  ジョーがパワー・スラム。
  カウント2で返されるやアーム・バー。
  アメドラがロープに脚をかける。
  アメドラがチョップを浴びせロープに走る。
  ジョーがスパイン・バスターを決めカバー。カウント2。
  アメドラはコーナーへの攻撃を防ぐとセカンド・ロープからのアッパーカート。
  カバーするもカウント2。
  ブレーン・バスターを狙うも持ち上がらない。
  ならばとフォア・アームズを叩き込んでからスナップ・スープレックス。
  続けてダイビング・ヘッド・バッドへ。
  ジョーが脚を上げたため相打ちになる。
  両者ダウン。
  張り手の打ち合いに勝ったジョーがショート・レンジ・ラリアットへ。
  アメドラは避けるとアブナミドル・ストレッチを狙う。
  ジョーが抵抗したため両者落下。
  アメドラのチョップにジョーの蹴り。
  ジョーがアメドラの頭部を蹴り上げチョップ。
  アメドラもニーを入れるとオレ・ドロップ・キック。
  続いてブレーン・バスターを狙う。
  ジョーが逆に持ち上げブレーン・バスター。
  25分経過。
  更にエプロンからダイビング・ニー・ドロップへ。
  アメドラは避けて自爆させるとリングに戻しハーフ・ボストン・クラブ。
  ジョーがロープを掴む。
  脚を攻めていく。
  ジョーの脚をロープに絡めコーナーに固定するとチョップを打ち突進。
  ジョーがカウンターでSTO。
  張り手にチョップを叩き込む。
  アメドラもアッパーカートにチョップ。
  ロープに走りラリアットへ。
  ジョーが受け止めアーム・バーに持ち込もうとする。
  その動きを利用してキャトル・ミューティレーションへ。
  反転させられるもすかさずアッパーカート。
  間髪入れずローリング・エルボー。
  カバーするもカウントは2。
  ハーフ・ボストン・クラブを狙う。
  ジョーは蹴り飛ばすと向かってきたアメドラに強烈なラリアット。
  そして変形ボストン・クラブ。
  アメドラがロープを掴む。
  中央に戻しボストン・クラブ。
  アメドラがロープを掴む。
  残り30秒。
  スリーパーへ。
  アメドラが何とかロープを掴んだ所で30分時間切れ。
  アメドラがジョーの胸を突く。
  ジョーもやり返す。
  レイヤースが仲介しようとするも
  アメドラに胸を突かれるとアメドラに襲いかかる。
  レイヤースとジョーがアメドラをリンチして去っていく。
  アメドラはマイクを取ると・・・
  ジョーをリスペクトするがレイヤースは臆病者だ。
  次回興行で2人とシングルを要求する。
  ジョーは俺を倒せなかったし俺の方が優れたダンサーだ。
  ・・・と述べる。
  

BPWG王座戦、ルーザー・リーブス・タウン・ケージ・マッチ:アダム・ピアース(ch)vs.フランキー・カザリアン
  ピアースがケージ外で大口を叩いている。
  そこにカズが襲い掛かる。
  観客席に投げ入れたり。
  画面が真っ暗で見えないが
  会場の入り口でカズがピアースを痛めつけていた様子。
  カズがピアースをリングに戻す。
  攻め立てる。
  ピアースはカバーを返すと同時に椅子をぶつける。
  ピアースはカズを痛めつけるとケージに登り始める。
  カズはピアースを戻すとスーパープレックス。
  両者ダウン。
  カズがケージを上り始める。
  しかしブラッドが現れ殴り落とす。
  レフェリーがブラッドを注意している隙に
  ピアースはチェーンを取り出し一撃。
  スリムが現れブラッドを殴りつけフェード・アウト。
  ピアースはカズを殴りつけ流血させる。
  ケージにこすりつけ、投げつける。
  4の字を決めロープを悪用。
  パワー・ボムを決めるとケージに登る。
  カズは後を追うと中に戻し雪崩式コンプリート・ショット。
  両者ダウン。
  ピアースがスリーパー。
  カズが逆にスリーパー。
  ピアースは逃れるとパイル・ドライバーの体勢に!
  カズはスリング・ショットに返しケージにぶつける。
  ピアースをケージに投げまくり椅子を叩きつける。
  そしてチキン・ウィング・クロスフェイス。
  起き上がったピアースをロープに振る。
  ピアースはショルダー・スルーをねらっやカズにDDT。
  ロー・ブローを決める。
  そしてパイル・ドライバーでカバーするもカウント2!
  もう1発狙う。
  カズは逃れるとウェーブ・オブ・ザ・フューチャー!
  カバーするもカウント2!
  椅子を叩きつけていく。
  椅子へのウェーブ・オブ・ザ・フューチャーでもカウント3ならず!
  ピアースが一瞬の隙を突いてジャーマン。
  ケージを登る。
  カズも後を追い雪崩式ウェーブ・オブ・ザ・フューチャーを狙う!
  ピアースは押し飛ばすとダイビング・エルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  カズはロー・ブローを決めるとパイル・ドライバーの体勢に。
  ピアースがジャックナイフ固めに返す。
  カズは返すとバック・スライドを狙う。
  耐えるピアースにロー・ブロー。
  スプリングボード式エルボーにいくが失敗。
  ピアースが椅子攻撃。
  カズはピアースのクローズラインを避けるとパイル・ドライバー!
  カバーするもロープに脚がかかる。
  もう1発決めるもカウント2!
  3発目を狙う。
  ピアースは逃れるとバック・ドロップ。
  カズは着地するとパイル・ドライバーを決め1,2,3!
  カズが新PWGチャンピオンに!
  カズはピアースを認め送り出すかと思いきや
  突然椅子で滅多打ち(ヒール・ターン?)。
  ピアースはレフェリーに八つ当たりすると去っていく。


DPWG王座戦:スーパー・ドラゴン(ch)vs.サモア・ジョー
  スパドラが名乗りを受けるなり殴りかかる。
  ジョーもフォア・アームズを打ち返す。
  ロープに走ったスパドラに払い蹴り。
  コンビネーション・ニー・ドロップを決めカバー。カウント2。
  フェイス・ウォッシュ。
  スパドラはジョーの突進を避けるとウィール・キック。
  ハリケーン・ラナにドラゴン・スクリューを決める。
  場外に逃れたジョーにトペ・コンヒーロ。
  リングに戻すとクラブ・ストンプを狙う。
  ジョーは防ぐと場外へのベリー・トゥー・ベリーを狙う。
  スパドラは腰を落として耐えると耳を叩く。
  コーナーに振り突進。
  ジョーがカウンターでSTO。
  場外に逃れたスパドラにトペ・スイシーダ。
  カウント18でスパドラがリングに戻る。
  ジョーがパワー・ボムを狙う。
  耐えるスパドラの頭部を蹴り上げパワー・ボム。
  カウント2で返されるやSTF。
  スパドラがロープに脚をかける。
  パワー・スラム。カウント2。
  スパドラがコーナー上から延髄にスピン・キック。
  カバーするもカウントは2。
  サイコ・ドライバーを狙うも持ち上がらない。
  ならばと脚を引いて倒す。
  抵抗するジョーに鼻フックを決めるとクラブ・ストンプ。
  カバーするもカウントは2。
  延髄にダイビング・ダブル・ストンプを決めるもカウント2。
  コーナーに乗せる。
  抵抗するジョーに張り手を決めると雪崩式ダブル・アーム・スープレックス。
  スパドラがコーナー上から飛びかかる。
  ジョーは受け止めるとデス・バレー・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  ジョーがはたきまくりローリング・フォア・アームズへ。
  スパドラがカウンターでフォア・アームズ。
  ダイビング・フォア・アームズも決める。
  ジョーがふらつきながらも張り手を放つ。
  スパドラは避けるとアーム・バーへ。
  逃れられるもフォア・アームズ。
  ジョーが起き上がりラリアットを放つ。
  スパドラは避けるとサイコ・ドライバー!
  場外に転がり落ちたジョーを何とか戻そうとするも持ち上がらない。
  カウント13。
  ジョーが最後の力を振り絞ってはたきまくる。
  ジョーがリングに戻ろうとする。
  カウント19。
  スパドラがリングに駆け込むと同時にジョーを突き飛ばしカウント20!
  スパドラの防衛!
  赤スパドラが現れ青スパドラにクラブ・ストンプ。
  ディスコが赤スパドラを追い払う。

試合結果

@ブライアン・ダニエルソンvs.サモア・ジョー(30分時間切れ)(Musical 4/17/04)
Aスーパー・ドラゴンvs.CMパンク(The Reason for the Season 7/10/04)
BPWG王座戦、ルーザー・リー ブス・タウン・ケージ・マッチ:アダム・ピアース(ch)vs.フランキー・カザリアン(新チャンピオン!)(The Reason for the Season 7/10/04)
Cクリストファー・ダニエルズvs.ジャック・エヴァンス(Free Admission Just Kidding! 11/13/04)
DPWG王座戦:スーパー・ドラゴン(ch)vs.サモア・ジョー(All Nude Revue 2/12/05)
E#1コンテンダーズ・マッチ: AJスタイルズvs.サモア・ジョー(All Star Weekend 4 Night One 4/1/05)
FPWG、NWA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.ジェームス・ギブソン(Guitarmageddon 7/11/05)