TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2016年 →PWG:Thirteen 7/29/16

PWG:Thirteen 7/29/16の分析


名勝負 なし
好勝負 PWG王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.カイル・オライリー

@アダム・コールvs.ブライアン・ケイジ
Aロデリック・ストロングvs.ティモシー・サッチャー
Bジェフ・コブvs.トレヴァー・リー

Cチャック・テイラーvs.トレント
 ショルダー・タックルで倒した後手を差し伸べて起こしたりと
 パートナー対決ならではの仲の良い出だしでしたが、
 テイラーが不意打ちサミングを繰り出すと
 試合は一転ハードコア要素も入ってくる内容へ。
 椅子トラップへの投げや
 コーナーに立てかけたラダーへのショルダー・スルー、
 そしてまさかの画鋲まで投入です。
 スポット間の間に関しては課題があるものの
 こんな試合になるとは、と予想を超えた内容で盛り上げました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。 

Dマーティ・スクールvs.サミ・キャリハン

Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.デス・バイ・エルボー(クリス・ヒーロー、JTダン)
 ヒーローのようなドミネイト・レスラーを相手にすると
 ヤング・バックスのキャラ、受けも引き立ちます。
 ただタッグとしての完成度は思ったほどではないか。
 JTダンが軽快な攻防や印象的な連携技で貢献しているものの
 もっとタッグの枠組みの中で機能して欲しい所。
 クライマックスは印象的な絵作りが幾つもあり、
 好勝負に少し届かず

FPWG王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.カイル・オライリー
 セイバーの腕攻めvs.オライリーの脚攻め。
 それぞれじっくりサブミッション、打撃で積み上げていきます。
 オライリーが腕の痛みで攻めきれず、
 そこで変則的に攻めを変えて対応したり、
 そこをついてセイバーが反撃して試合を構築しています。
 ただ後者に関してセイバーは一呼吸おいて察知する感じ。
 セイバーvs.ロデリックには比類せずとも
 それに近しい充実した内容に観客も熱狂。
 最後はオライリーが置いて行かれつつも非常に良い形でセイバーが防衛。
 ぎりぎり好勝負。

 そこに急遽ロデリックが挑戦権を行使し連戦に。

GPWG王座戦、ノーDQ:ザック・セイバーJr.(ch)vs.ロデリック・ストロング
 PWGのトップ・マッチ。
 期待通りの攻防をここでも見せてくれますが、
 連戦のため5分半に抑えられている上、
 ノーDQということで乱入合戦の演出もあります。
 そのためあくまでボーナス・トラックという認識で。
 過剰に期待してはいけません。
 平均的な良試合。

 (執筆日:1/?/17)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アダム・コールvs.ブライアン・ケイジ
Aロデリック・ストロングvs.ティモシー・サッチャー
Bジェフ・コブvs.トレヴァー・リー
Cチャック・テイラーvs.トレント
Dマーティ・スクールvs.サミ・キャリハン
Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.デス・バイ・エルボー(クリス・ヒーロー、JTダン)
FPWG王座戦:ザック・セイバーJr.(ch)vs.カイル・オライリー
GPWG王座戦、ノーDQ:ザック・セイバーJr.(ch)vs.ロデリック・ストロング