TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2016年 →PWG:All Star Weekend 12 Night Two 3/5/16

PWG:All Star Weekend 12 Night Two 3/5/16の分析


名勝負 なし
好勝負 マット・サイダル、リコシェvs.デス・バイ・エルボー(クリス・ヒーロー、JTダン)

PWG王座戦:ロデリック・ストロング(ch)vs.ザック・セイバーJr.

@チャック・テイラーvs.マーティ・スクール
Aマーク・アンドリュースvs.イヴィル・ウノ
Bトレヴァー・リーvs.ドリュー・ギャロウェイ
Cマット・サイダル、リコシェvs.デス・バイ・エルボー(クリス・ヒーロー、JTダン)
 PWGデビューとなるJTがサプライズ・スポットを受け持ったり
 しっかりタッグ・ワークをこなして土台を作ったりと、
 緊張する所かいつも以上の活躍を見せました。
 サイダルも相手と小気味良く攻防を繋いでいて良かったし、
 リコシェも孤立させたJT相手に技と余韻のバランスの良い攻めを見せていた。
 そして最後にヒーローは一人ヘビー級として
 強烈なハード・ヒッティングを試合に持ち込みます。
 意図的に技のタイミングをコントロールしながら
 両者の個性を出した攻防を繰り広げました。
 クライマックスはやや長すぎてダレているが、
 オリジナルの攻防が続くので興味は尽きなかった。
 参加した4人全員に拍手喝采を送るに値する内容。
 文句なしに好勝負です。

Dトレント? vs.アダム・コール
Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.レッドラゴン

FPWG王座戦:ロデリック・ストロング(ch)vs.ザック・セイバーJr.
 レフェリーが代わろうとした別のレフェリーに
 スーパー・キックというPWGらしい盛り上げから入った割には
 ライバル性を描く意図は感じられるものの
 それぞれは手短で、一方的なものをじっくりする形。
 双方による激しい応酬は前回のように見られません。
 しかしセイバーが不意の飛びつき式アーム・バーを狙った所から
 このカードならではの自由度の高い切り返し合戦が始まります。
 パワフルなスポットも混ぜられ大きく盛り上がりましたね。
 クライマックス前にロデリックがヒール要素を持ち出しつつ
 相手の起き上がるのを待ち、いざ勝負の雰囲気を出したのは良し。
 単なるフェイス/ヒールにはなって欲しくない、
 しかし王座交代劇として観客の見方を示唆したい、
 絶妙の判断だったかと思います。
 一つ一つの動きに注目が集まる中、
 スケールの大きな雪崩式サブミッションで最後はフィニッシュ。
 以前の試合よりは劣るもののまぎれもなくこの2人だけの試合内容。
 文句なしに好勝負です。
 (執筆日:3/?/16)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@チャック・テイラーvs.マーティ・スクール
Aマーク・アンドリュースvs.イヴィル・ウノ
Bトレヴァー・リーvs.ドリュー・ギャロウェイ
Cマット・サイダル、リコシェvs.デス・バイ・エルボー(クリス・ヒーロー、JTダン)
Dトレント? vs.アダム・コール
Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.レッドラゴン
FPWG王座戦:ロデリック・ストロング(ch)vs.ザック・セイバーJr.(新チャンピオン!)