TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2015年 →PWG:Battle of Los Angeles Stage Two 8/29/15

PWG:Battle of Los Angeles Stage Two 8/29/15の分析


名勝負 なし
好勝負 エアロ・スター、フェニックスvs.ドラゴ、ペンタゴンJr.

ゲリラ・ウォーフェア:マウント・ラッシュモア2.0(スーパー・ドラゴン、ヤング・バックス)vs.ビフ・ビューシック、アンドリュー・エヴェレット、トレヴァー・リー

@1回戦:マーティ・スクールvs.リッチ・スワン
A1回戦:アンヘリコvs.ジャック・エヴァンス

B1回戦:クリス・ヒーローvs.ティモシー・サッチャー
 ヒーローは勇気をもって
 敢えて技を見せない選択が出来る。
 英国版猪木、ティモシーの
 表情、ポーズでのストーリー・テリングを信じ託します。
 Evolveでも成功しているカードですしね。
 80年代後半の猪木スタイルに
 ハード・ヒットを交えた試合内容。
 終盤はサブミッションから一転、
 打撃の打ち合いに転じていますが、これはややシツコイ印象。
 最後もヒーローズ・ウェルカムで切り返して〆るには
 体勢が崩れていて今のヒーローの体重では絵になりきらない。
 中々良い試合。

Cエアロ・スター、フェニックスvs.ドラゴ、ペンタゴンJr.
 安定感ある演武をベースに
 AAAならではの思ってもみなかったムーブの披露、
 そして要所に挟まれる同時ムーブ。
 ルチャ・ハイ・フライヤーの展覧会。
 ペンタゴンが胸への平手打ちシーンで上手く切り替えると
 シングル的試合運びに転じるも
 技のキレが半端なく一つ一つ重ねなくても
 インパクトで十分に押していきます。
 最後まで圧巻の内容。
 ルチャ・アンダーグラウンドという先例はあるものの
 彼らがUSの土壌で花開く可能性に
 いち早く目をつけるとは流石PWGと言わざるを得ない。
 ぎりぎり好勝負。

D1回戦:トミー・エンドvs.ドリュー・グラック
E1回戦:マイク・ベイリーvs.ドリュー・ギャロウェイ
F1回戦:リコシェvs.ザック・セイバーJr.

Gゲリラ・ウォーフェア:マウント・ラッシュモア2.0(スーパー・ドラゴン、ヤング・バックス)vs.ビフ・ビューシック、アンドリュー・エヴェレット、トレヴァー・リー
 序盤から椅子を使って場外乱戦。
 滅茶苦茶にやりたい放題です。
 中盤始め、何もないのにレフェリーにスーパー・キックを放つと
 代わりにも入ってきたノックスにも一発。
 更に実況席のエクスカリバーに迫ると
 その後ろからリーがトペコンを放つというHoly Shitスポット。
 そこからテーブル、ラダーが加わり
 更に過激な攻防を繰り広げていきました。
 リー、エヴェレットはキャラクターこそ劣るも
 CWA-MSで培ったオリジナル・ムーブは過激そのもの。
 この試合形式で存分にそれを披露しています。
 その点でビフは少し真面目すぎて物足りないきらいも。
 この試合でまさかの復帰を果たしたスパドラは
 相手に強制力を発揮されると耐えきれず倒される状態ですが、
 基本的にゆっくり自分のペースで技を放てるようおぜん立てされており、
 そのスポットは非常に印象的な形に仕上がっています。
 ノックスから反撃ののろしを上げるPWGっぽい演出からクライマックスへ。
 十分見応えのある攻防の後、
 最後はラッシュモアの制圧感を出して締め。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/?/15)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@1回戦:マーティ・スクールvs.リッチ・スワン
A1回戦:アンヘリコvs.ジャック・エヴァンス
B1回戦:クリス・ヒーローvs.ティモシー・サッチャー
Cエアロ・スター、フェニックスvs.ドラゴ、ペンタゴンJr.
D1回戦:トミー・エンドvs.ドリュー・グラック
E1回戦:マイク・ベイリーvs.ドリュー・ギャロウェイ
F1回戦:リコシェvs.ザック・セイバーJr.
Gゲリラ・ウォーフェア:マウント・ラッシュモア2.0(スーパー・ドラゴン、ヤング・バックス)vs.ビフ・ビューシック、アンドリュー・エヴェレット、トレヴァー・リー