TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2012年 →PWG:Battle of Los Angeles Night Two 9/2/12

PWG:Battle of Los Angeles Night Two 9/2/12の分析


名勝負 なし
好勝負 決勝:アダム・コールvs.マイケル・エルガン

@準々決勝:TJパーキンスvs.サミ・キャリハン
A準々決勝:エディ・エドワーズvs.アダム・コール

B準々決勝:ブライアン・ケイジvs.マイケル・エルガン
 真っ向からショルダー・タックルを受け止め合うぶつかりあい。
 お互いのターンではエルガンがパワフルな技でインパクトを生み、
 ケイジも予想以上に緩急がついた攻め方で感心させる。
 両者共に完成度が落ちずに試合をやり通しました。
 1日目のリベンジとしてスティーンが乱入してくるスポットが微妙でしたが中々良い試合。スティーンは中指を立てて去っていく。

 試合後再びスティーンがケイジを襲撃。Yバックスが現れスティーンを攻撃。レフェリーのリック・ノックスが助けようとするも返り討ちに合う。ジェネリコがYバックス、ケイジを追い払う。ノックスはYバックス、ケイジに今夜俺と戦え、俺のパートナーはジェネリコ、スティーンだという。

C準々決勝:ロデリック・ストロングvs.リコシェ
DB-Boy、ウィリー・マック、ドレイク・ヤンガーvs.カイル・オライリー、デイビー・リチャーズ、ジョーイ・ライアン

E準決勝:アダム・コールvs.サミ・キャリハン

F準決勝:マイケル・エルガンvs.リコシェ
 パワー・ファイターvs.ハイ・フライの典型的な構図だが
 テンプレートなんかに収まらない素晴らしい受身をリコシェが見せている。
 デイビーのそれに比べリアリティーでは劣るものの派手で引けを取らない。
 強烈な攻防はその1つ1つが重要であると簡単に分かり観客を惹きつけます。
 中盤はエルガンが主導権を握りペースを落とします。
 リコシェがスケールの大きなコーナー・トペコンを決め終盤へ。
 終盤の攻防は中々でしたがエルガンのキャラ性が弱いことを考えると
 もう少し均衡した一進一退の見せ方であった方が良いですね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Gヤング・バックス、ブライアン・ケイジvs.エル・ジェネリコ、リコ・ノックス、ケビン・スティーン
 試合途中になってようやくスティーンが登場し、勝利。試合後、スティーンとジェネリコが握手するかと思いきや互いにすかす。
 
H決勝:アダム・コールvs.マイケル・エルガン
 リコシェとは違いコールは受身後の行動で勝負。
 上手くエルガンをいなして攻防を作り上げています。
 コールのシャイニング・ウィザード、エルガンのカオス・セオリーなど
 それぞれセンスある技の選択でオリジナリティーある攻防を繰り広げます。
 ロープ・ワークを使っての加速度の演出も見事です。
 終盤も決勝としてそれまで以上に見応えある攻防を繰り広げました。
 ドラマ性は弱いかもしれないが十分な激戦。
 ぎりぎり好勝負。

 試合後コールがスティーンへの挑戦を表明。スティーンと相対するとロー・ブロー。トロフィーで殴りつけ去っていく。

総評
 新世代を勝ち抜かせたのは挑戦的な試みですが
 1日目と変わらないクオリティを実現させてみせました。
 驚異的です。
 (執筆日:10/9/12)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@準々決勝:TJパーキンスvs.サミ・キャリハン
A準々決勝:エディ・エドワーズvs.アダム・コール
B準々決勝:ブライアン・ケイジvs.マイケル・エルガン
C準々決勝:ロデリック・ストロングvs.リコシェ
DB-Boy、ウィリー・マック、ドレイク・ヤンガーvs.カイル・オライリー、デイビー・リチャーズ、ジョーイ・ライアン
E準決勝:アダム・コールvs.サミ・キャリハン
F準決勝:マイケル・エルガンvs.リコシェ
Gヤング・バックス、ブライアン・ケイジvs.エル・ジェネリコ、リコ・ノックス、ケビン・スティーン
H決勝:アダム・コールvs.マイケル・エルガン