TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2012年 →PWG:DDT4 4/21/12

PWG:DDT4 4/21/12の分析


名勝負 なし
好勝負 DDT4 1回戦:スーパー・スマッシュ・ブラザーズvs.ヤング・バックス

DDT4 準決勝:フューチャー・ショックvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ

@DDT4 1回戦:ファイティン・テイラー・ボーイズ(ブライアン・ケイジ・テイラー、ライアン・テイラー)vs.ロックネス・モンスターズ(ジョニー・グッドタイム、ジョニー・ユーマ)
ADDT4 1回戦:ダイナスティ(ジョーイ・ライアン、スコーピオ・スカイ)vs.フューチャー・ショック(アダム・コール、カイル・オライリー)
BDDT4 1回線:2ハスキー・ブラック・ガイズ(エル・ジェネリコ、ウィリー・マック)vs.サミ・キャリハン、ロデリック・ストロング
 試合後サミがスティーンのオープン・チャレンジに挑戦すると表明。

CDDT4 1回戦:スーパー・スマッシュ・ブラザーズvs.ヤング・バックス
 ストゥピファイドは技をそれ以外の時間の使い方とのトータルで考えることができていますね。
 地道に成長していると感じさせます。
 ウノは体重Overですがスティーンと同じで技の重さで勝負できる。
 Yバックスはウノに配慮したか
 スピードを抑えていますが確実に形を作っています。
 ウノの孤立もより煽ることに重きを置いていましたね。
 それでいながら交代が成立するかという時に
 控えの脚を引っ張って落として引き伸ばす。
 この焦らすは凄くセンス良かったですね。
 Yバックスがダブル・スーパー・キックの伝家の宝刀を抜くと
 ストゥピファイドが後ろに倒れてかわしての跳ね起き→ダブル・ペイレイ・キックへ。
 Yバックスがカウンターを叩き込みやや中途半端絵面になったものの一気に心を使い見ましたね。
 SSBとしても独創的且つインパクトのある合体連携技を出してきて
 微妙な完成度のレフェリーの隙を突くロー・ブロー以外は
 怒涛の攻防にただただ盛り上がるばかり。
 最後にYバックスの原点必殺技への流れから
 SSBの丸め込みでフィニッシュするのも素晴らしいですね。
 両者が最高に引き立つエンディングです。
 ぎりぎり好勝負。

DDDT4 準決勝:ロックネス・モンスターズvs.2ハスキー・ブラック・ガイズ

EDDT4 準決勝:フューチャー・ショックvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
 オライリーが流れを切ってコールが嫌われ者として煽る。
 コールの素質は前から証明されていたことですがオライリーが伸びてきましたね。
 蹴りに加えてエルボーという選択肢を加えて
 攻防の上でコミュニケーションをより取れるようにしている。
 また昔のデイビーのような棘も出てきましたね。
 ヒールとしてならフューチャー・ショックは更に上にいけそうです。
 SSBは執拗なヘッド・ロックというユーモアから入ります。
 Yバックスに比べるとスポットからの流れはやや効率的ではありませんし、
 スピード感に劣るのがマイナスですが基本的には良質な働き。
 終盤は独創的な絵の合体スポットでハイ・インパクトの攻防に度肝を抜かれる。
 ストゥピファイドの後ろに倒れ跳ね起きダブル・ペイレイ・キックが炸裂したりと
 Yバックス戦の幻影を活かして盛り上げていましたね。
 ぎりぎり好勝負。

FPWG王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.サミ・キャリハン
 サミが唾を吐いたりしながらスティーンとブロウル。
 基本体格差で退いていますが気持ちですぐにやり返していますね。
 中盤はスティーンが主導権を握ります。
 ジャケットを着いたりとユーモア勝負になっています。
 スティーンがゆったりペースのためか
 サミがやられ姿で貢献できていないのが残念。
 最近の彼の魅力はそこにありましたからね。
 終盤は既に決めたエプロンへのパワー・ボムを連発したりと
 無駄にサミに負担をかけながら激戦を気取りましたが
 レア・カードの割にはそこそこの内容で終わってしまった。
 平均的な良試合。

GDDT4 決勝:2ハスキー・ブラック・ガイズvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
 ジェネリコが仕草でSSBの存在を引き立てます。
 ただスター・パワーになるとSSBは弱いのでもっと行動で示しても良かった。
 マックもこれまでの試合で脚を痛めている設定になっていますが
 そのせいで小さくなってしまっています。
 負傷要素はリアリティーを出す事が最終目標ではなく
 リアリティーに見せる中で自分への応援をより引き出したり、
 相手の理を際立たせることが最終目標です。
 ちょっとずれていましたね。
 控え時の働きもいまいちでした。
 4連続ダイブや数珠技などで盛り上げ、
 これまでで既にSSBの代名詞として認知された合体技をエプロンで打つなど
 決勝らしさも加えてきましたが足し算でしかない試合。
 平均的な良試合。

 試合後Yバックスが乱入しSSBをリンチ。
 スティーンが追い払う。


総評
 セミ、メインが思ったより伸びなかったもののSSBは結果に恥じぬ素晴らしい活躍を見せました。
 今年のタッグ・オブ・ザ・イヤーもありえますね。 
 (執筆日:6/1/12)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@DDT4 1回戦:ファイティン・テイラー・ボーイズ(ブライアン・ケイジ・テイラー、ライアン・テイラー)vs.ロックネス・モンスターズ(ジョニー・グッドタイム、ジョニー・ユーマ)
ADDT4 1回戦:ダイナスティ(ジョーイ・ライアン、スコーピオ・スカイ)vs.フューチャー・ショック(アダム・コール、カイル・オライリー)
BDDT4 1回線:2ハスキー・ブラック・ガイズ(エル・ジェネリコ、ウィリー・マック)vs.サミ・キャリハン、ロデリック・ストロング
CDDT4 1回戦:スーパー・スマッシュ・ブラザーズvs.ヤング・バックス
DDDT4 準決勝:ロックネス・モンスターズvs.2ハスキー・ブラック・ガイズ
EDDT4 準決勝:フューチャー・ショックvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
FPWG王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.サミ・キャリハン
GDDT4 決勝:2ハスキー・ブラック・ガイズvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ(優勝!)