PWG:Perils of Rock N' Roll Decadence 10/9/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約2時間45分です。
@ブライアン・ケイジ・テイラーvs.ピーター・アヴァロン
Aウィリー・マックvs.ライアン・テイラー
Bロックネス・モンスターズスーパー・スマッシュ・ブラザーズ
Cエディ・エドワーズvs.TJパーキンス
Dエル・ジェネリコvs.ロッキー・ロメロ
まずは小技でベビーフェイス/ヒールを軽く描きます。
しかしまだ本質的には試合に入っていない。
ロメロがどういう方法を使ってか
意図的に存在感を消しているのです。
歯応えのないロメロにジェネリコが早くもトルネードDDTを決めようとする。
そこでロメロが防いで変形ミュール・キックを決め、"戦い"始める。
人を食ったスタイルに磨きがかかっていますね。
そこからヒール色を抑えずに発現し、腕攻めで追い込んでいく。
ジェネリコも一発一発スケール感の大きなムーブを見せました。
プロレスならではの意味合いのある間が組み合わさり激しい攻防となっています。
好勝負に少し届かず。
Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.ダイナスティ
Yバックスの奇襲からスカイが孤立。
スカイは躍動感且つエネルギーに溢れた動きで素晴らしいですね。
続いてライアン孤立になりますが、ライアンはいまいち。
このシーンにおいて控えでありながら
本気で抗議する様を見せたスカイの方が試合に貢献しているのではないか。
終盤のスカイの無双は最高。
そしてライアンはパートナーとして動くスポットはまだしも
他ではまったく感心しないままこの試合は終わる。
スカイにパートナーを変えて再挑戦して欲しい、とそう思わされる内容。
好勝負に少し届かず。
試合後スティーンが現れYバックスに椅子攻撃。
Yバックスとダイナスティが乱闘しながらフェード・アウト。
FPWG王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.デイビー・リチャーズ
普通のプロレスにおいて
デイビーに対抗してスティーンの出来ることは少ない。
やっている事自体ではなく
観客にそれを支持させる事が上手いだけです。
そのためあっさりデイビーが優位に立つ状態となる。
しかし展開が確立してからの一進一退の作り方は
最近実に目を見張るレベルに到達している訳で
ここから試合は素晴らしい内容になってきます。
デイビーも激しいムーブを解禁して盛り上げました。
ただ攻防を重ねる中でデイビーが
どうしてもスティーンのカウンター前提で動かざるを得ず、
その攻めがやや乱れている事は否めません。
最後はスティーン本領のドラマ仕立てに持ち込み締めました。
好勝負に少し届かず。
総評
そんなに派手なカードではありませんが、
最後の3試合はどれも見応えがあります。
欲を言えば実はROH王者vs.PWG王者であるメインにもう一伸びしてほしかったか。
(執筆日:12/25/11)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ブライアン・ケイジ・テイラーvs.ピーター・アヴァロンAウィリー・マックvs.ライアン・テイラー
Bロックネス・モンスターズvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
Cエディ・エドワーズvs.TJパーキンス
Dエル・ジェネリコvs.ロッキー・ロメロ
Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.ダイナスティ
FPWG王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.デイビー・リチャーズ