TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2007年 →PWG:Battle of Los Angels Night One 8/31/07

PWG:Battle of Los Angels Night One 8/31/07の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)対ドラゴン・キッド、横須賀享

1枚約2時間20分。

アメドラが目を負傷し欠場のアナウンス。

1試合目−ロス・ルチャス対ヤング・バックス
 ルチャ・ムーブで固めたスポット・フェスト。
 動きだけだがオープニングなので許容範囲。
 フィニッシュも定番ながら素晴らしく
 予想以上の平均より少し上。

2試合目−1回戦:クリス・ヒーロー対ジョーイ・ライアン
 ライアンはこのキャラになってから
 楽することを覚えてしまったなぁ。
 ゆるい内容でチープ・フィニッシュ。
 平均レベル。

3試合目−1回戦:オースチン・エリーズ対ロデリック・ストロング
 両者手の合う事、手の合う事。
 特に序盤は基本に沿いながら
 細かい所で唸らせる攻防を次々と披露してきて面白かったです。
 只それ以降からクライマックスは並に収まってしまったか。
 またこの日連戦するわけでもないのだから
 この2人ならもう少し時間が欲しかった。
 ついでにこの会場は空気感が高く
 熱気の密度が低く感じられるのが惜しい。
 中々良い試合でした。

4試合目−1回戦:ジミー・レイブ対マット・サイダル
 レイブはやる気無いわ
 (特にグラウンド・レスリングではまったく協力せず。
 当然リアルな攻防をするという意図もなく。
 何があったんでしょう。)
 サイダルはクライマックスでミスするわで悪い試合。

5試合目−1回戦:タイラー・ブラック対アレックス・シェリー
 序盤とクライマックス以外シェリーが攻めすぎで
 あまりタイラーの魅力を引き出したやろうとしていません。
 タイラーもタイラーでもう少し自分から参加すればいいのに。
 またなぜこの試合に20分与えたのかも疑問。
 平均より少し上。
 試合後シェリーがもうTNAはPWGに選手を貸さない事に決めたと謝罪。
 シェリーの出場を許す代わりに
 DVD化しない取り決めと当時情報が流れたけど
 誤りだったみたいですね。
  
6試合目−1回戦:クラウディオ・キャスタニョーリ対ダグ・ウィリアムス
 2部構成。
 前半は技術のひけらかしレスリング。
 (こういう所がダグはいけない。)
 アマレスのリアルなそれではないのでそれ程面白くない。
 後半はアッパーカート祭り、とファン・マッチですね。
 平均より少し上。

7試合目−1回戦:ジャック・エヴァンス対PAC
 セミは飛び業師対決。
 新旧ハイ・フライヤーという事で
 中々気合いが入ってますね。
 まあ技が軽いのは仕方ないと言うことで。
 中々良い試合でした。
 
8試合目−タッグ王座戦:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)対ドラゴン・キッド、横須賀享
 ドラゲー・ルールを利用して
 一進一退の展開で魅せてきました。
 連携技に関しては王者組ができないためか挑戦者組も控えめ。
 キッドが捕まるシーンは退屈でしたが
 それ以外は高い完成度でまとまっていました。
 王者組はROHのハードコア系でしか見てなかったので
 ちゃんとタッグの基本もできているのか、と見直しました。
 ぎりぎり好勝負。

総評。
 Dの5分をBに分けてくれとは思いますが
 基本的に額面通り、期待通りの内容でしたね。
 平均的な大会。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Gタッグ王座戦:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)対ドラゴン・キッド、横須賀享
  横須賀対ケビンで試合は開始しレスリング。
  キッド対ジェネリコになると軽快な攻防。
  キッドはヘッド・シザースでジェネリコを落とすとフェイク・ダイブ。
  リングに戻ったジェネリコに横須賀が襲いかかり捕まえる。
  連係攻撃を決めていく。
  ジェネリコがキッドにバック・ドロップを決め自陣に這い寄るも横須賀がケビンを殴り落としタッチを阻止。
  キッドが相手陣で攻撃するというミスを突きケビンが出てくる。
  キッドを捕まえる。
  キッドがスプリングボード式で飛ぶ。
  ケビンが受け止めバック・ブリーカーに行く。
  キッドはその動きを利用しデジャブでタッチ。
  ケビンもジェネリコにタッチ。
  横須賀が脚を攻めキッドのアサイ・ムーンサルトにつなぐ。
  入ってきたケビンとフォア・アームズの打ち合い。
  ケビンはラリアットを耐えるとブルー・サンダー・ドライバー。カウント2。
  パッケージ・パイル・ドライバーを狙うも耐えられ諦める。
  ロープに走る。
  横須賀がエクスプロイダー。
  ジェネリコもケビンの上に投げ落としカバー。カウント2。
  ジェネリコ対キッドに。
  ジェネリコはキッドを受け止めるとバック・ブリーカー。
  キッドがスプリングボード式に飛びつきスタナー。
  クリストに捕らえる。
  ジェネリコが回転させて外す。
  横須賀がパワー・ボムを狙う。
  ジェネリコはリバース・スープレックスに返すとコーナー上へ。
  先回りした横須賀がなだれ式エクスプロイダーを狙う。
  ジェネリコは横須賀を落として開脚式ムーンサルトへ。
  横須賀が膝を立てて防ぐ。
  横須賀が勢いをつけるべく対角コーナーに走る。
  ジェネリコが追いオッレッ!。
  ブレーン・バスタァァァァーを狙う!
  キッドの援護から横須賀がジェネリコを肩車。
  キッドはケビンを落とすとジェネリコに雪崩式ハリケーンラナ。
  横須賀がコーナーへのラリアットから雪崩式エクスプロイダー。
  カバーするもカウント2。
  キッドがスプリングボード式ハリケーン・ラナを決めるも
  スティーンが横須賀を押し飛ばしてぶつけカット。
  ジェネリコがキッドにダブル・パンプハンドル式のパワーボム。カウント2。
  ケビンがスワントーン・ボムと続くも避けられ自爆。
  ジェネリコがキッドにハーフネルソン・スープレックスを狙う。
  耐えるキッドにケビンがスーパー・キック。
  ジェネリコが改めてハーフネルソン・スープレックスを決めるもカウントは2。
  ならばとムーンサルトを狙うべくコーナー上へ。
  横須賀が邪魔する。
  ジェネリコは横須賀を落とすと突進してきたキッドを放り上げる。
  ケビンが受け止め抱え上げる。
  横須賀がジェネリコにラリアット。
  キッドが寸前でなだれ式ハリケーン・ラナに切り返すもカウントは2。
  スプリングボード式ハリケーン・ラナを狙う。
  ケビンが耐えデス・バレー・ドライバー。カウント2。
  ならばとパッケージ・ドライバーへ!
  キッドがハリケーン・ラナに切り返す。
  読んでいたケビンは身を任せることで体勢を立て直しパッケージ・パイル・ドライバー!
  ジェネリコはブレーン・バスターを決めると横須賀のカットを防ぎに行く!
  ケビンがカバーし1,2,3!

試合結果

@1回戦:ロス・ルチャス対ヤング・バックス
A1回戦:クリス・ヒーロー対ジョーイ・ライアン
B1回戦:オースチン・エリーズ対ロデリック・ストロング
C1回戦:ジミー・レイブ対マット・サイダル
D1回戦:タイラー・ブラック対アレックス・シェリー
E1回戦:クラウディオ・キャスタニョーリ対ダグ・ウィリアムス
F1回戦:ジャック・エヴァンス対PAC
Gタッグ王座戦:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)対ドラゴン・キッド、横須賀享