TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2007年 →PWG:European Vacation II-Germany(WXW:Fight Club Day 2) 10/28/07

PWG:European Vacation II-Germany(WXW:Fight Club Day 2) 10/28/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

総時間2時間20分です。

PWG海外遠征シリーズ第四弾はドイツ。
これのみ協賛ではなくWXWと合同になっています。
会場はいつも通り酒場です。

@Tボーンズvs.ケンイチロウ・アライ、ルパン・マツタニ
 そもそもサムタック・ジャックとバッド・ボーンズが
 何で組むのだと言う話なのである。
 試合もこの面子で何の構図も無ければ悪い試合にしかならない。

Aクリス・ヒーロー・ガントレット・シリーズ
 つまらん。
 WXWの試合はつまらん。
 尚且つ悪い試合なのだから性質が悪い。
 そんなのを3試合も見せられる羽目になるとは。

Bヒューマン・トルネードvs.マーク・ルーダン
 うむむ、上に同じ。

CPWG王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ch)vs.エル・ジェネリコ
 この前日にジェネリコが腕を怪我したにもかかわらず
 欠場を選ばず、それをネタにすることで
 両者の意地を感じるドラマチックな試合に
 仕上げたのは買いますけれど・・・
 13分というい短さで前半がひたすらアメドラの腕攻め、
 後半が場外へのブレーン・バスターを皮切りに
 クライマックスの攻防、という
 その内容自体には特別見るものが無かったですね。
 後半ジェネリコが腕を使っちゃう割には
 Giant Size Annual#4のクオリティには敵わなかったし。
 残念ながら中々良い試合程度。

Dオースチン・エリーズvs.エミル・シトッチ
 WXWにおいて試合で魅せれるのはこのシトッチぐらいのものか。
 (アルミニにCCもいるが彼の場合はクァックという好敵手を得て
 成長していったのでありWXWよりもChikaraの貢献が大きい)
 基本の筋ができてちょっとした攻防もできる。
 しかしながらエリーズが完全にキャリーしているのであり
 エリーズが必殺技を気合で返しても
 問題ないというか、そういう演出をしなければならない
 実力差があるというのが現実である。
 まあまあ良い試合。
 そして、どこの口がWe're Wrestlingなんて言わせるんでしょう。
 PWG is Wrestling.
 WXW is Farce(茶番)なら真に正しいが・・・。.

Eアーレスvs.ジョーイ・ライアン
 ライアンは好調だったのにこの日はやる気が無かったか
 いつぞやの不調に逆戻り。
 という事でアメリカとヨーロピアのぐだぐだ大王が激突。
 ぐだぐだXぐだぐだ=超ぐだぐだにならなければ
 この世界の根本原理に関わる大事件であるが
 そんな事は無論起こらないので安心されたし。
 ひどい試合。
 2倍速ぐらいにしたら何とか見れるかも。

Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.ケビン・スティーン、PAC
 スパドラが太りすぎて抜け殻(ロートル)と化し
 精神の伴わない危険技マシーンになっているのは
 何とも悲しいことではないか。
 そのためリチャーズが多めに出て試合を作っています。
 一方の挑戦者チームもその色と
 上記により自然とPACが多めに。
 という事でPWG名物のスティーンとスパドラの絡みは少なめ。
 適度に完成されてはいるものの
 試合権利の無視もちらほら見える。
 これまた中々良い試合程度。

総評。
 WXW Sucksなのは予想通りとして
 2大王座戦までこの程度に終わるとは思わなかった。
 期待外れです。

 ところでこの大会にはWXW版とPWG版があります。
 その違いはというと
 PWG・・・DVD1枚、いつもの洗練されたDVDメニュー、英語実況付き
 WXW・・・DVD-R2枚、Play Allしかない、パッケージが良い、PWGと同じく入場曲は無し
 ということで飾りでもしない限りWXW版を選ぶ理由はありません。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

EPWG王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ch)vs.エル・ジェネリコ
  スティーンとジェネリコが登場。
  ジェネリコが腕を怪我したため試合ができないと説明。
  アメドラが出てきて挑発。
  ジェネリコがこれに乗り試合に。
  ゴングが鳴るなり殴り合い。
  ジェネリコが飛び技へ。
  アメドラは避けると同時にアーム・バー。
  腕を攻めていく。
  ジェネリコが張り手を打つも打ち返されダウン。
  再び腕攻め。
  エプロンに逃れたジェネリコにリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ジェネリコは耐えると逆に場外へのブレーン・バスター。
  続けてトペ・アトミコ。
  リングに戻しチョップ。
  オッレッ!へ。
  ジェネリコは避けて自爆させるとハイ・キック。
  カバーするもカウント2。
  ジャーマンもカウント2。
  ダイビング・ヘッド・バッドへ。
  ジェネリコは膝を立てて防ぐ。
  フォア・アームズの打ち合い。
  打ち勝ったアメドラがコーナーへのフォア・アームズを狙う。
  ジェネリコは避けるとオッレッ!2発。
  ドラゴン・スープレックスもカウントは2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  アメドラは膝を入れて防ぐとキャトル・ミューティレーション!
  ジェネリコがロープに脚をかける。
  ならばとエルボー連打へ!
  カバーに行くがカウントは2。
  もう1度エルボー連打へ。
  ジェネリコが体勢を入れ替えエルボー連打。
  体を起こしてきたアメドラにビッグ・ブーツからブレーン・バスター!
  カバーするもカウント2!
  ならばとブレーン・バスタァァァァァァーを狙う!
  しかし腕の痛みからか耐え切られる。
  アメドラが腕にエルボーをいれ雪崩式アーム・バー・テイク・ダウン。
  キャトル・ミューティレーションへ!
  ジェネリコがカバーに切り返すもカウントは2!
  アメドラが両腕を取り頭部を蹴りまくる!
  キャトル・ミューティレーションでタップを奪う!
  アメドラの防衛!

試合結果

@Tボーンズvs.ケンイチロウ・アライ、ルパン・マツタニ
Aクリス・ヒーローvs.ウェスリー・クロートンvs.マーク・スレイターvs.ディエゴ・ラティーノ(DQ)
Bヒューマン・トルネードvs.マーク・ルーダン
CPWG 王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ch)vs.エル・ジェネリコ
Dオースチン・エリーズvs.エミル・シトッチ
Eアーレスvs.ジョーイ・ライアン
Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.ケビン・スティーン、PAC