TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2007年 →PWG:Based on a True Story 1/13/07

PWG:Based on a True Story 1/13/07の分析


名勝負 なし
好勝負 PWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア:ジョーイ・ライアン(ch)vs.ヒューマン・トルネード

約2時間40分です。

会場はバーとなっています。

@ルーザー・リーブズ・PWG:スコーピオ・スカイvs.フランキー・カザリアン
 最初からステージにいったりと
 飛ばしたため既視感を感じるシーンもあり、くどいですが
 クルーザー級ならではの素早い攻防と
 チャンの介入などで派手な試合に。
 好勝負に届かずも中々良い試合でした。

 試合後ノーサイドでハグして場内は既に大盛り上がり。

Aコルト・カバナvs.ロッキー・ロメロ
 ロメロまでもカバナ・ワールドに引き込んでしまいました。
 Awesome!
 ほとんどがコメディーで非常に面白かったですね。
 まあまあ良い試合です。
 最後肩が浮いているのがばっちりカメラに映っていたけれど・・・。
 
Bディスコ・マシーン、ネメシス、TJパーキンスvs.カール・アンダーソン、ビノ・ガンビーノ、スコット・ロスト
 仕事人アンダーソンは芸人でもあった。
 それだけといったらそれだけなんですよね。
 14分という長さなのに惰性で続けている感が物凄くあって・・・。
 少し悪い試合。 

C#1コンテンダーズ:ケビン・スティーンvs.クリス・ボッシュ
 それぞれ持ちネタを披露している物の
 ゆる〜い雰囲気で行っているので
 試合が盛り上がっていきませんね。
 勿体無い。
 平均より少し上。

Dスーパー・ドラゴンvs.ロニン
 この2人師弟だったようで。
 だからロニンにようなボンクラが出続けていられるのか。
 謎が解けました。
 さて試合はだらだら長い時間だけかけるだけで
 別に人一倍の虐待で高い壁になるでもなく
 簡単にロニンに寝てやるなんていう醜態を。
 がっかりさせられました。
 体重計マッチにして重い方が勝ちにすれば良いのに。
 そうしたら熱戦になるのは確実である。
 悪い試合。

Eタッグ王座戦:ケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)(ch)vs.ロス・ルチャス(ゾクレ、フェニックス・スター)
 良い試合で20分の長丁場をしっかりやり遂げている物の  ルチャの欠点で協力してもらってなんぼで
 またハイ・スポット頼みの感は否めません。
 終盤もそこまできっちりタッグ権利を重視するより
 多少無視して派手にやった方が彼らの魅力がより出るような気がします。
 中々良い試合でした。

FPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア:ジョーイ・ライアン(ch)vs.ヒューマン・トルネード
 PWGでも07年にこの手の試合が行われていたか。
 そしてまさにこの試合もまた
 文句なしにグッド・マッチであり
 改善点は序盤にあるのであるから奇妙な一致である。
 今回どんな物だったかというと
 スロー・ペースながら次々とハード・スポットを敢行して行き
 ラダー、画鋲、有刺鉄線付きボードにまで発展すると言う物。
 ヒーローvs.パンクのTLマッチを彷彿とさせますね。
 終盤は観ている者の予想を良い意味で裏切る工夫がなされていて
 キャンディス・スポットも含め素晴らしかったですね。
 さて改善点ですが不意打ちから始めたので
 ライアンの悪癖のぐだぐだが少し出てしまいました。
 35分と言う長すぎる試合時間設定なので
 やはりレスリングでもしないと駄目でしたよ。
 しかしライアンは最後の最後で
 素晴らしい仕事をして王座を受け渡してくれました。
 見事なメイン・イベントです。
 文句なしに好勝負。

総評。
 ミッド・カードはいらないものの
 オープニング、セミ・メイン、メインがしっかりしていて
 大会構成としては完璧か。
 メインはいきなりPWGの年間最高試合候補か、って思わせる試合でしたし
 良い大会ですよ。
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

Eタッグ王座戦:ケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)(ch)vs.ロス・ルチャス(ゾクレ、フェニックス・スター)
  ジェネリコvs.スターで試合開始。
  まずはロープ・ワークからジェネリコがバック・ブリーカーを決めて見せる。
  シルバーvs.ゾクレでもカバーのし合いからシルバーがドロップ・キックを決めゾクレを捕まえる。
  控えのスターがマスクを掴んでジェネリコを倒し、そこにゾクレがラ・ケプラーダ。
  シルバーを落とすとその上にジェネリコを変形のモンキー・フリップで落とす。
  更にルチャスが同時にムーンサルト。
  ジェネリコをリングに戻しカバー。カウント2。
  ジェネリコはフェイントからスターにドロップ・キックを決め交代。
  スターが不意をついたジョー・ブリーカーを決め交代。
  シルバーはショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地。
  ロープ間から飛びつきDDT。
  カバーするもカウント2。
  シルバーが反撃し交代。
  スターが雪崩式の技を狙うもシルバーは逃れてネック・ブリーカー。
  両者ダウンで両者タッチ。  
  ジェネリコはゾクレに攻め入る。
  交代したスターの腕を取りトルネードDDT。
  カバーするもカウント2。
  スターがシルバーに反撃し交代。
  シルバーはゾクレにスプリングボード式に飛びつき締め上げる。
  ジェネリコはカットしようとしたスターを落としアサイ・ムーンサルトを狙う。
  スターは脚を払ってエプロンにぶつけると場外でロメロ・スペシャル。
  自力でシュバインに切り返したゾクレがそこにトペ・コンヒーロ。
  シルバーがエプロンのゾクレにコーナー上からダイビング・ヘッド・シザースを決めスターにぶつける。
  シルバーとゾクレがリングに戻り打撃の打ち合い。
  シルバーがはゾクレにバック・ブリーカーを決め、そこにジェネリコが開脚式ムーンサルト。
  カバーするもカットされる。
  スターが3点倒立。
  ジェネリコのオッレッ!を避けると逆さ吊りにしペイレイ・キック。
  連係からスターがヨシタニックを決めるもカウントは2。
  450°スプラッシュへ。
  ジェネリコは避けて自爆させるとタッチ。
  交代したシルバーはスターに攻めかかる。
  ゾクレが入ってきてシルバーを打ち上げるとスターがスピアーで迎え撃つ。
  ゾクレがシルバーに飛び技を狙う。
  ジェネリコが出てきて捕まえブレーン・バスタァァァァァーの体勢に。
  妨害したスターをシルバーがドロップ・キックで追い出す。
  ジェネリコはシルバーを打ち上げゾクレに雪崩式ハリケーン・ラナをさせる。
  ジェネリコがスターにトペ・コンヒーロ。
  シルバーがゾクレにスナップ・メアDDTを決めるもカウントは2。
  交代したジェネリコがコーナーへのエクスプロイダーからオッレッ!へ。
  ゾクレは避けて自爆させるとリバース・ハリケーン・ラナ。
  カバーするもカウントは2。
  ブレーン・バゾクレを狙う。
  ジェネリコは後ろに回るとシルバーの援護を受けハーフネルソン・スープレックス。
  交代したシルバーがゾクレを固定する。
  そこにジェネリコがオッレッ!。
  シルバーが続けてヘッド・シザース。
  最後はジェネリコがブレーン・バゾクレを決め1,2,3!
   

FPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア:ジョーイ・ライアン(ch)vs.ヒューマン・トルネード
  ライアンがリングを降りるとキャンディスの髪を掴む。
  気を取られたトルネードにボッシュが襲い掛かる。
  トルネードを甚振っていく。
  トルネードはクローズラインでライアンを落とすと椅子を手にする。
  防がれるもエプロンにぶつけパイプ椅子攻撃。
  観客席に投げ入れ椅子を投げつける。
  場外で痛めつけテーブルにのせる。
  逃れるのを見るやコーナーから降りエプロンからムーンサルト。
  ライアンが瓶で殴りつけ流血させる。
  リングに戻し甚振る。
  コーナーにゴミ箱を置きぶつけようとする。
  トルネードは逃れるとネック・ブリーカー。
  ライアンをコーナーに乗せるとその下のゴミ箱にはいるよう逆さ吊りに。
  トルネードはダンス蹴りから顔面蹴り。
  椅子も叩きつける。
  更にゴミ箱をかぶせたままリング中央まで持ってくるとダイビング・ダブル・ニー・ストンプ。
  カバーするもカウント2。
  ライアンも流血している。
  ラダーをリングに入れるとその上にボディ・スラムでのせスワントーン・ボムへ。
  ライアンは避けて自爆させるとカバーに行くがカウント2。
  トルネードが不意をついてスピン・キック。
  You can't see meから椅子を載せてのピープルズ・エルボー。  
  カバーするもカウント2。
  ラダーを登っていくも倒され股間から落ちる。
  しかしトルネードは股間攻撃無効なので平然と降り裏張り手。
  ライアンがお返しのラダー攻撃。
  椅子の山へのスーパープレックス。
  チャンからバックを受け取り画鋲を撒く。
  キャンディスがチャンに襲い掛かりキャットファイト。
  ライアンはキャンディスをを蹴飛ばすと胸下に画鋲を入れてドロップ・キック!
  トルネードも雪崩式ネック・ブリーカーで落とそうとする。
  トルネードが逃れ雪崩式ハリケーン・ラナを狙う。
  ライアンが雪崩式リバース・スープレックスで場外のテーブルに落とす!
  ライアンはステージ下にテーブルを設置。
  ステージ上からブレーン・バゾクレを狙う。
  トルネードが逃れパワー・ボムの体勢に。  
  抵抗されるもテーブルへのカナディアン・デストロイヤーを決める!
  キャンディスがリングのラダーを登って行き場外のライアンにダイビング・クロス・ボディ!
  トルネードは有刺鉄線ボードを取り出しコーナーに立てかける。
  ライアンが戻りスーパー・キックを放つ。
  トルネードは受け止めるとDNDを狙う。
  ライアンは防ぐと突進。
  ドロップ・トー・ホールドを食らうも何とか耐える。
  トルネードがボード目掛けライアンを振る。
  ライアンは振り替えすと同時にパンプハンドルの体勢に持って行きボードへのスープレックス!
  カバーするもカウントは2。
  アロギャンスを呼び込む。
  ケイプ・フィアーが出てきてアロギャンスと乱闘しながらフェード・アウト。
  ライアンがドロップ・キックを狙う。
  トルネードはロープを掴んで自爆させるとパウンスで画鋲の上に落とす!
  画鋲へのトルネードDDT、画鋲へのDNDで1,2,3!
  トルネードが新PWGチャンピオンに!

試合結果

@ルーザー・リーブズ・PWG:スコーピオ・スカイvs.フランキー・カザリアン
Aコルト・カバナvs.ロッキー・ロメロ
Bディスコ・マシーン、ネメシス、TJパーキンスvs.カール・アンダーソン、ビノ・ガンビーノ、スコット・ロスト
C#1コンテンダーズ:ケビン・スティーンvs.クリス・ボッシュ
Dスーパー・ドラゴンvs.ロニン
Eタッグ王座戦:ケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)(ch)vs.ロス・ルチャス(スター、フェニックス・ゾクレ)
FPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア:ジョーイ・ライアン(ch)vs.ヒューマン・トルネード(新チャンピオン!)