TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2006年 →PWG:Threemendous 7/16/06

PWG:Threemendous 7/16/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間25分です。

@ディスコ・マシーンvs.エクスカリバー
 雑な内容でお遊びのような攻防からフィニッシュする。
 悪い試合。

Aネメシスvs.ロニン
 カードから想像がつくように鈍重さが悪い形で所々に顔を出します。
 悪い試合。

Bコルト・カバナvs.トップ・ガン・タルワー
 入場ゲート裏に引っ込み、叫び声が聞こえるので戦い続けているのかと思いきや紅茶を飲んでいたりと
 緩すぎて1つ1つのネタのインパクトが持続しないもののそれなりに笑える内容だったのではないかと。
 悪くない試合。
 試合後ライアンがタルワーを襲撃し椅子へのパイル・ドライバー。
 エクスカリバーがやってくると逃げる。

Cクリス・ボッシュ、スコット・ロスト、スコーピオ・スカイvs.ケビン・スティーン、デイビー・リチャーズ、ヒューマン・トルネード
 鉄の股間ネタやピープルズ・エルボーといった面白おかしいスポットと
 ダイナスティ対正規軍というカードに求められる激しさがしっかり同居しています。
 攻防もHotで、もしより密度を高めていけばメインも張れる内容でした。
 中々良い試合。

DTJパーキンスvs.ロデリック・ストロング
 ストロングがヒールで行くと表明したにも関わらず
 受けで動かさないし、すかしも微妙。
 非常に魅力薄でしたね。
 終盤を見るとTJPの格闘スタイルとコンセンサスは得れたはずなんだけど。
 平均レベル。

Eケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)vs.キングス・オブ・レスリング
 ケイプ・フィアーが長身のKoWの周囲を自在に動き回り撹乱する動きは素晴らしいですね。
 まるでメリー・ゴーランドです。
 Kowがそれを受けではなく待ちで引き出していたりと
 試合自体がスイングしていく感覚が無かったのは残念ですけどね。
 しかし両者はそれぞれ魅力を出しているし、パズルのように組み合わさり、形をなしていく攻防は面白いですよ。
 中々良い試合。

FPWG王座戦、ケージ・マッチ:ジョーイ・ライアン(ch)vs.B-Boy
 TLCが全てケージに入っている事で使わない、未遂で終える、という展開が難しく、
 またB-Boyにもタイミングを見据える能力が無いので
 高い過激量を長時間に分散させた内容で、
 ともすればグダグダであると言っても過言ではありません。
 ケージ外に出たのも発散材料になっています。
 もっとコンパクトにするか、もしくは試合を一気に引き締め逆転ホームランをかっ飛ばすスポットが必要でした。
 後者は2つぐらいあるものの乱入劇と重ねた事で効果が持続しません。
 やや低調でもここまでやるという事は、と最後は観客も王座移動を信じてていましたが待っていたのはクロロホルムのチープ・フィニッシュ。
 観客の望み通りにしろ、と言う訳じゃないが裏切るにしても、その後でフォローしなければいけません。
 まあまあ良い試合。

総評
 バッド・エンディング、後半全てヒールの勝利といった大会の流れ。
 3周年大会に求められている満足度は与えられていません。
 (執筆日:6/3/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ディスコ・マシーンvs.エクスカリバー
Aネメシスvs.ロニン
Bコルト・カバナvs.トップ・ガン・タルワー
Cクリス・ボッシュ、スコット・ロスト、スコーピオ・スカイvs.ケビン・スティーン、デイビー・リチャーズ、ヒューマン・トルネード
DTJパーキンスvs.ロデリック・ストロング
Eケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)vs.キングス・オブ・レスリング
FPWG王座戦、ケージ・マッチ:ジョーイ・ライアン(ch)vs.B-Boy