TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2006年 →PWG:From Parts Well Known 6/24/06

PWG:From Parts Well Known 6/24/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間5分です。

◆ライアンがアピール。リチャーズが現れ不意をつこうとするもボッシュらの助けが現れ逆にやられてしまう。

@ディスコ・マシーンvs.TJパーキンス
 相手の意図を受け取れていない所があるものの、
 競い合いの精神を忘れていないので張り合う形で誤魔化せている。
 少し悪い試合。

Aアレックス・コズロフ、ロニンvs.ハバナ・ピットブルズ(リッキー・レイヤース、ロッキー・ロメロ)
 レイヤースまでハード・ヒッティングで驚きますね。
 ロメロはテンポ良く進め、ロニンは重量級として扱われていて足手まといではない。
 試合にかけるエネルギーが伝わってくる内容で、
 終盤の合体技でこれで決まったと思わせるスポットもありました。
 まあまあ良い試合。
 試合後ロニンがコズロフにラリアットを決め分裂。
 
Bクリス・ボッシュvs.フランキー・カザリアン
 カズはやけに荒っぽいファイトで拳も大振り。
 これでは相手と意思疎通する余地もありません。
 ダラダラと地味なファイトを繰り返すボッシュに合わせても駄目だろうけどね。
 水と油な関係にある内容。
 ハードな技で何とか持たせていたものの
 最後は糸が切れてしまいカズのコーナー・トゥー・コーナーのミスにつながる。
 少し悪い試合。

C#1コンテンダーズ・マッチ(レフェリー:ヒューマン・トルネード):スコット・ロストvs.B-Boy
 素早い攻防で掴んだ後サブミッションで魅せます。
 ロストは腹攻めでじっくりと
 一方のB-Boyは一撃性の高いサブミッション戦法(ロストが良いセルしてましたね)です。
 只最後トルネードが乱入してきたライアン、ボッシュを追い払った後
 あわやリングアウトかって見せ場を2回も続けたのは流石に冗長です。
 まあまあ良い試合。

Dケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)vs.クリス・セイビン、ケビン・スティーン
 スティーンが結構ノリノリでセイビンとタッグを組んでいますね。
 独創的な合体技スポットを生み出していますよ。
 試合自体はやや双方向性が弱かったもののそれぞれの個性は出ている。
 シルバーはハード・ヒット、セイビンは素早い仕掛け、
 ジェネリコは攻防で、スティーンはユーモアを見せています。
 鉄柱への投げ→ダイブ連発、という終盤へのロケット・ダッシュも素晴らしかったですね。
 セイビンとスティーンのタッグがまた見たいと思わせるに足る内容。
 好勝負に少し届かず。

EPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.デイビー・リチャーズ
 入場してきたライアンにリチャーズが襲いかかり場外乱闘でスタートです。
 そのままバック・ステージにまで入り込みました。
 PWGにしては珍しいですね。
 ライアンが相手の攻撃を凌ぐ形で反撃し、緊張感のあるまま試合は続きます。
 細かいディティールはないものの大まかな流れのストーリーは魅力的ですね。
 しかし最後はライアン政権のお約束。
 セカンド・レフェリーの裏で介入ネタを連発。
 やり過ぎでまったくナンセンスです。
 まあまあ良い試合。

総評
 メインはいつものライアン劇場だし、特別な試合はセミのみだが
 一応良い試合は多く、悪くはない大会。
 (執筆日:2/5/12)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ディスコ・マシーンvs.TJパーキンス
Aアレックス・コズロフ、ロニンvs.ハバナ・ピットブルズ(リッキー・レイヤース、ロッキー・ロメロ)
Bクリス・ボッシュvs.フランキー・カザリアン
C#1コンテンダーズ・マッチ(レフェリー:ヒューマン・トルネード):スコット・ロストvs.B-Boy
Dケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)vs.クリス・セイビン、ケビン・スティーン
EPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.デイビー・リチャーズ