TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2006年 →PWG:European Vacation-England 2/19/06

PWG:European Vacation-England 2/19/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚約2時間40分です。

@ディスコ・マシーン、エクスカリバー、ロニンvs.アヴィヴ・マヤーン、トップ・ガン、スパッド
 前夜と同じメンバーで現地枠だけ入れ替え。
 レベルは下がりましたがそこは試合時間を短くし
 ダッチワイフ・スポットを取り込んで対応しました。
 オープニングとしてはこんなものでしょう。
 少し悪い試合。

Aリッキー・レイヤースvs.マーティン・ストーン
 一方的に技を打つ場面が多い上
 特にこれといったシーンもないのでだれましたね。
 そこまで欠点はないですけれど。
 悪い試合。

Bクイックシルバーvs.スコーピオ・スカイ
 移行を使ったレスリング、能動的丸め込みと
 意匠をこらした試合構築から始めました。
 その序盤に比べると中盤からは面白みがないですね。
 ペースを握れる部分も口に頼っていますし。
 良い内容ながら元タッグ・パートナーとしては
 序盤の意欲的な取り組みを最後まで続けて欲しかった。
 まあまあ良い試合。

Cフランキー・カザリアンvs.アンディ・ボーイ・シモンズ
 シモンズはヘタレとして受け入れられているようで
 実力差は実際量ほど問題ではなくなっています。
 観客が歌い出す場面もありファン・マッチとして成立している事を認めざるを得ない。
 でも15分は長い。
 悪い試合。

DPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.ジョニー・ストーム
 水と油の組み合わせ。
 中身は予想通りライアンのいつもの試合。
 おふざけ入っています。
 最後も復活したレフェリーが王座を持っているストームを見て反則を下すというもの。
 ここまで徹底的にされると逆にライアンの思惑に興味が出てきますね。
 試合は当然悪い試合。

Eエル・ジェネリコvs.ケビン・スティーン
 観客を見て試合をするのは1つの方法論としてあるけれども
 スティーンの場合はそれが喋りとして出てきてしまっている。
 これでは試合に重みが出てこないでしょう。
 ギアのかかる後半はこの2人ならではの攻防をしているんだからまたもや勿体無い。
 まあまあ良い試合。

Fジョディ・フレッシュvs.AJスタイルズ
 前夜の二の舞になるかと思われましたがAJが天賦の才を発揮しました。
 20分近い試合時間にもかかわらず
 完璧な試合構築とインパクトあるムーブに切り返し。
 AJの世界です。
 只逆にいうとこれならフレッシュである必要はなかった。
 勢いで突っ走るんじゃなければ飛び技師じゃなく
 そこいらのハイ・フライヤーでも代用可能です。
 中々良い試合。

Gタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.クリス・ボッシュ、スコット・ロスト
 他のカードで試合時間が稼げないから辛いだろうけど
 30分を超える試合時間は長すぎましたね。
 クオリティは高かったんです。
 最初のボッシュとスパドラの上質なレスリングには驚かされたし
 スパドラ、リチャーズのサディスティックなタッグは相変わらず安定している。
 ロスト、ボッシュも緩急が分かってるんですね。
 只ロスト、ボッシュには試合を作るというだけでなく
 それが試合全体においてどういう意味を持ってくるのかそれを考えて欲しかった。
 これはこの試合の構築、溜めや爆発が薄い、にもつながってくる。
 試合時間が長くなるからこそ定石、普段やっている事を大事にするべきでした。
 そこからロング・マッチというのは生まれてくるんです。
 好勝負に少し届かず。
 
総評。
 セミ、メインで一気にポイントを取り返したので
 海外興行という事を考えると上出来なんだと思いますけど
 やはり印象としては今ひとつかな。
 (執筆日:5/2/09)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Gタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.クリス・ボッシュ、スコット・ロスト
  ボッシュ対スパドラで試合開始。
  軽くレスリング。
  ハンマー・ロックを食らったスパドラがエルボーを入れロープに走る。
  ボッシュがヒップ・トスから腕を取る。
  スパドラは起き上がると投げてグラウンド・ヘッド・ロック。
  グラウンド・ヘッド・シザースに返され逃れる。
  ボッシュがグラウンド・ヘッド・ロック。
  グラウンド・ヘッド・シザースに返されるも跳び起きて逃れる。
  スパドラがスナップ・メアへ。
  ボッシュは着地すると飛びつきグラウンド・ヘッド・ロック。
  スパドラがカバーに持っていく。カウント2。
  もう1回。カウント2。
  首4の字。
  顔に手をかける。
  カウント4で離す。
  顔を蹴りつけ自陣に持っていく。
  チョップ。
  もう1発。
  ヘッド・バッド。
  リチャーズにタッチすると2人でチョップ。
  リチャーズがボッシュに変形ハーフ・ボストン・クラブ。
  ボッシュがロープを掴む。
  胸に蹴りを叩き込みカバー。カウント2。
  首4の字。
  ボッシュがロープに脚をかける。
  リチャーズがボッシュにブレーン・バスターを狙う。
  ボッシュは後ろに着地すると押し飛ばしてその隙にタッチ。
  リチャーズ対ロスト。
  リチャーズが蹴りで牽制。
  リチャーズが脚を取りレッグ・ロック。
  ロストが脚を取って倒しヘッド・ロック。
  リチャーズがアーム・ロックに返す。
  ロストが脚を取りシャープ・シューターを狙う。
  リチャーズは防ぐとフェイス・ロック。
  ロストがロープを掴む。
  起こすと蹴りを入れ交代。
  スパドラがロストにチョップ。
  コーナーに振ろうとする。
  ロストが振り返してスーパーマン・スピアーを狙う。
  スパドラはフロント・ヘッド・ロックに捕らえると変形バタフライ・ロックに移行する。
  ロストが振りほどきボディ・シザース。
  スパドラがサーフボード・ストレッチに切り返す。
  バック・ドロップからカバー。カウント2。
  交代したリチャーズがロストをロープに振りバック・エルボー。
  ブレーン・バスターからカバー。カウント2。
  ボディ・スラム。
  ストロング・ホールドに捕らえる。
  ボッシュがカット。
  リチャーズはボッシュを攻撃しようとするも逃げられる。
  リチャーズはタッチするとロストを逆さ吊りにする。
  油断したボッシュを殴り落とすとスパドラに股間を踏みつけられたロストにドロップ・キック。
  場外に落ちたロストにリチャーズが蹴りを叩き込む。
  ロストはリチャーズにチョップを打つもスパドラにサミングを食らいリングに引き入れられる。
  スパドラが首4の字。
  ロストがロープに脚をかける。
  カウント4で離す。
  スパドラは手拍子をする。
  ロストが油断したスパドラに延髄切り。
  スパドラはふらつくもニー・ストライクではいつくばらせる。
  交代したリチャーズがチン・ロック。
  ストラングル・ホールドを決め腰にニーを押し当てる。
  そこにスパドラがミサイル・キック。
  リチャーズは腕を取るとチョップから蹴りを叩き込む。
  カバーするもカウント2。
  ヘッド・ロック。
  スパドラがエプロンから脚を出して威力を強化。
  リチャーズはロストをロープに振ろうとする。
  ロストが振り返すとエプロンのボッシュがリチャーズを蹴りつける。
  ボッシュがロープを使って場外のリチャーズにヘッド・シザースを狙う。
  リチャーズは防いでボッシュがエプロンで倒立する形にするとハイ・キック。
  ロストがリチャーズにトペ・スイシーダ。
  スパドラがボッシュの方へ。
  ボッシュはスパドラにフォア・アームズを叩き込むと鉄柱にぶつける。
  しつこいスパドラを蹴りつけて追い払う。
  ロストがリチャーズをリングにいれカバー。カウント2。
  チン・ロック。
  ロープに走ったリチャーズにキッチン・シンク。
  交代したボッシュが変形チン・ロック。
  起こすとフィッシャーマンズ・スープレックス。
  カバーするもカウント2.
  ロストとタッチするとガット・バスター+ドロップ・トー・ホールド。
  カバーするもカウント2。
  スパドラがちょっかいをかけてきたボッシュを殴りつける。
  ロストがリチャーズにブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  交代したボッシュがリチャーズに噛み付く。
  フォア・アームズを打ってきたリチャーズの股間にパンチ。
  スパドラがボッシュの後頭部を蹴りつける。
  交代したロストがリチャーズをロープに振りアトミック・ドロップ。
  ドロップ・キックを決めカバー。カウント2。
  フォア・アームズを打ってきたリチャーズにニー。
  交代したボッシュがリチャーズにレッグ・ロック。
  スパドラが入ってきて蹴りつける。
  交代したロストがリチャーズにバック・ブリーカー。
  コーナー上へ。
  リチャーズがロープを揺らし体勢を崩す。
  そしてスーパープレックスを狙う。
  ロストがヘッド・バッドでリチャーズを落とす。
  リチャーズが起き上がって再びスーパープレックスを狙いに良く。
  ロストがヘッド・バッド連打で落とす。
  リチャーズが起き上がりヘッド・バッド連打からスーパープレックス。
  両者ダウン。
  両者交代。
  スパドラがフォア・アームズにチョップ。
  ロープに振りバック・エルボー。
  コーナーに振りウィール・キック。
  背中に蹴りを入れるとコーナー上へ。
  ロストにミサイル・キックを入れることでボッシュにダイビング・セントーン。
  カバーするもカウント2。
  ボッシュの背中に蹴りを入れると変形バタフライ・ロック。
  ボッシュがロープに脚をかける。
  スパドラが手拍子を起こす。
  交代したリチャーズがボッシュにベリー・トゥー・ベリー。
  続いてスパドラがクラブ・ストンプ。
  ロストがスパドラをエプロンに引きずり出しフォア・アームズを打つもサミングを食らう。
  リチャーズがボッシュをカバー。カウント2。
  ロストが入ってきてリチャーズをコーナーに振り突進。
  リチャーズはカウンターで蹴りを入れるとトルネードDDTを狙う。
  ロストは防ぐとフロント・スープレックスでボッシュのバック・ブリーカーと合体させる。
  ボッシュがカバー。
  スパドラがカット。
  スパドラがボッシュを担ぎ上げる。
  ボッシュが後ろに逃れ押し飛ばすとその先にいたロストがスーパー・キック。
  ボッシュがリチャーズにブレーン・バスターを狙う。
  リチャーズはニーを入れて防ぐとロープに走る。
  ボッシュがカウンターでクローズライン・バック・ブリーカー。
  ロストがリチャーズを担ぎ上げバック・ブリーカー。
  ロストがリチャーズを前に持ち上げボッシュがロープに走る。
  リチャーズはエルボーを入れて逃れるとボッシュにDDT。
  両者交代。
  ロストがソバットからスピン・キックを狙う。
  スパドラは避けるとコーナーへのパワー・ボム。
  STFに捕らえる。
  カットしようとしたボッシュにリチャーズがクロス・フェイス。
  ロストがロープを掴む。
  リチャーズはボッシュを場外に投げ捨てる。
  交代したリチャーズがロストに蹴りを入れロープに振ろうとする。
  振り返されるもクローズラインを避けると蹴りから延髄切り。
  コーナーへのフォア・アームズからロープに走りクローズライン。
  カバーするもロストの手がロープを掴む。
  リチャーズはボッシュを落とすとコーナー上へ。
  シューティングスター・プレスを狙う。
  ロストは両膝を立てて迎撃するとシャープ・シューター。
  ボッシュはスパドラを落とすとロープを使ってのヘッド・シザース。
  リチャーズがロープを掴む。
  ロストはリチャーズにフォア・アームズを叩き込むとロープに走る。
  リチャーズがソバットからブレーン・バスターを狙うも腹が痛む。
  ロストがクローズラインへ。
  リチャーズは避けるとSTF。
  場外でスパドラがボッシュを押さえつけている。
  ロストがロープを掴む。
  リチャーズが腕を取ろうとする。
  逃げられクローズラインを狙う。
  ロストは避けるとネック・ブリーカー。
  両者ダウン。
  両者交代。
  スパドラはボッシュのクローズラインを避けるとパワー・ボムを狙う。
  耐えるボッシュの頭部を蹴り上げて行く。
  パワー・ボムを狙う。
  耐えるボッシュにラリアット。
  パワー・ボムを決めリチャーズにバック・クラッカーと合体させる。
  カバーするもカウントは2。
  リチャーズが場外でロストを捕まえている。
  スパドラはボッシュをコーナーに乗せると雪崩式バタフライ・スープレックスを狙う。
  ボッシュは殴りつけると雪崩式サンセット・フリップ・パワー・ボム。
  ロストがダイビング・エルボー・ドロップ。
  ボッシュがバック・ブリーカーとつなげてカバー。
  リチャーズがカット。
  ロストはリチャーズに場外への道連れブレーン・バスター。
  ボッシュがスパドラにブレーン・バスターを狙う。
  スパドラは防ぐとジャーマン。
  ドラゴン・スープレックスにサイコ・ドライバーを決め1,2,3!
  スパドラ、リチャーズ組みの防衛!
  リチャーズは2人と握手するもスパドラは2人に張り手。
  怒ったロストとボッシュを返り討ちにすると去って行く。

試合結果

@ディスコ・マシーン、エクスカリバー、ロニンvs.アヴィヴ・マヤーン、トップ・ガン、スパッド
Aリッキー・レイヤースvs.マーティン・ストーン
Bクイックシルバーvs.スコーピオ・スカイ
Cフランキー・カザリアンvs.アンディ・ボーイ・シモンズ
DPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.ジョニー・ストーム(DQ)
Eエル・ジェネリコvs.ケビン・スティーン
Fジョディ・フレッシュvs.AJスタイルズ
Gタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.クリス・ボッシュ、スコット・ロスト