TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2006年 →PWG:European Vacation-Germany 2/18/06

PWG:European Vacation-Germany 2/18/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚約2時間35分です。

WXW協賛でPWGが来独。
相変わらず盛り上がりは良いんですけど・・・。

ディノがジョーの欠場を告げ、おわびのサモアン・ダンス。

@ディスコ・マシーン、エクスカリバー、ロニンvs.テンクワ、トップ・ガン、トミー・エンド
 変哲のない試合ですがコメディーやユーロ組みの扱い、場外ダイブと
 オープニングとして観客を盛り上げようという意思が通っていたのは良かったです。
 少し悪い試合。

Aバロン・ボーン・ハーゲンvs.リッキー・レイヤース
 ハーゲンはプロレスラーとして0点。
 これっぽっちも評価するべき所が見当たりません。
 レイヤースは軽く脚攻めを通すもキャリーできる程ではありませんからね。
 ひどい試合です。

B4コーナー・エリミネーション・マッチ:スティーブ・アリソンvs.ジョディ・フレッシュvs.フランキー・カザリアンvs.スコット・ロスト
 ユーロ組みは技を出す前に待ちが見えるし
 特にフレッシュは飛び技師としての粗さ満点。
 また4人が絡めば満足するだろうとなめていて試合の完成度も低い。
 これにThis is Awesomeとか前のハーゲン含めて
 ドイツのファンのプロレス理解度は信じられないほど低い。
 ひどい試合。

Cスティーブ・ダグラスvs.スコーピオ・スカイ
 ダグラスのプロレス観はまともな方ですからね。
 粗くて見よう見まね感はあるものの
 ヒール・プレイに一進一退の攻防と普通の内容にはなっています。
 後半からスカイのキャリーがあからさまになったので
 もう少し短くても良かったですね。
 少し悪い試合。

Dジョニー・ストームvs.AJスタイルズ
 ナイトメア・リターンズ。
 Fuck TNAと言われながらも粗の塊、ストームの尻拭いに徹するAJが道化に見えます。
 これぞサラリーマンの悲哀。
 ひどい試合。

E#1コンテンダー・マッチ:クリス・ボッシュvs.ケビン・スティーン
 マイクからの不意打ち→ダイブへと持っていって掴みは良いですね。
 それぞれの切り返しも見応えがあって売りとしてあげられる。
 終盤に場外の攻防があったりと#1コンテンダー・マッチらしい激しさもありましたけれども
 中盤スティーンがコメディカルな動きをした事で
 緊迫感、密度を薄めてしまった感は否めません。
 まあまあ良い試合。

FPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.エミル・シトッチ
 ライアンは案外真面目にレスリングをして腕攻めを見せましたね。
 まあシトッチ相手では特にこれと言った物が見られる訳でもないんですが。
 最後はお約束の茶番で締めます。
 少し悪い試合。

Gタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.エル・ジェネリコ、クイックシルバー
 高クオリティは約束された組み合わせ。
 サディスティック・ヴァイオレンスが両タッグを映えさせます。
 試合が変化していく様子もしっかりと表現できていますし
 終盤もWXWの環境では作りにくい部分があったと思いますが
 印象的なスポットを効果的に使って満足いく物に仕上げました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

総評。
 良くメイン・オンリーとか言うけれど
 ここまで他が壊滅的なのは滅多にない。
 (執筆日:5/2/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ディスコ・マシーン、エクスカリバー、ロニンvs.テンクワ、トップ・ガン、トミー・エンド
Aバロン・ボーン・ハーゲンvs.リッキー・レイヤース
B4コーナー・エリミネーション・マッチ:スティーブ・アリソンvs.ジョディ・フレッシュvs.フランキー・カザリアンvs.スコット・ロスト
Cスティーブ・ダグラスvs.スコーピオ・スカイ
Dジョニー・ストームvs.AJスタイルズ
E#1コンテンダー・マッチ:クリス・ボッシュvs.ケビン・スティーン
FPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.エミル・シトッチ
Gタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.エル・ジェネリコ、クイックシルバー