TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2006年 →PWG:Passive Hostility 12/2/06

PWG:Passive Hostility 12/2/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間30分です。
@ロニンvs.マット・サイデル
AKing of Europe & 16 Carat Gold予選:デイビー・リチャーズvs.ロッキー・ロメロ
Bルチャ・ルールズ:アロギャンス(クリス・ボッシュ、スコット・ロスト、スコーピオ・スカイ)vs.フランキー・カザリアン、モーター・シティ・マシンガンズ

Cクラウディオ・キャスタニョーリvs.クリス・ヒーロー
 CCがWWEと契約したので最後のKoW対決。
 そういう位置づけの試合です。
 和やかな雰囲気でスタート。
 まずは長身の選手ならではのダイナミックな動きを見せます。
 送別試合だが、と予め語った上で打撃を解禁しますが
 打撃が果たしてラスト・マッチに必要なのかは疑問です。
 バランスの良い試合をするより、
 もっと拘りの見える試合に特化させても良かったのではないか。
 演舞的な攻防をしつつも一線は越えず、
 試合は徐々にヒート・アップしていきます。
 打撃の打ち合いと気合の起き上がりによって
 この試合は最後だから死力を尽くす、というスタンスを明示し盛り上がりました。
 しかし最後はヒーローのスタンディング・ムーンサルトでフィニッシュ。
 当時これをフィニッシュにしようと試みていましたが、完全にチョイス・ミスです。
 この試合も台無しになった印象が残る。
 平均的な良試合。
 
 試合後ライアン軍がリングを制圧。
 KoWがライアン軍を追い出し、ディノと一緒にアピール。

Dビノ・ガンビーノvs.ディスコ・マシーン

EPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.ヒューマン・トルネードvs.ケビン・スティーン
 スティーンは介入してきたアロギャンスを殴りつけフェイド・アウト。
 ライアンはどさくさにまぎれて椅子攻撃を行なうもカウント2。
 これには盛り上がりましたが、ライアンがもう一度たたきつけ、
 これを当然レフェリーが見ていてDQです・・・。
 
Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、B-Boy(ch)vs.ケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)
 まずは普遍的にゆったりと土台作り。
 スパドラとジェネリコが火花を散らします。
 スパドラが投げ技で、B-Boyが機動力で攻めの魅力を前面に押し出します。
 受けっぷりの光る相手だけにスパドラの冷たい甚振りの表現も冴えていましたね。
 シングルでやれることとタッグでしかできないことを上手く繋げて盛り上げました。
 終盤の加速感が足りなかったのが惜しまれますが、 
 全体的に充実の一戦で王座交代劇にふさわしい内容。
 好勝負に少し届かず。

総評
 アンダーカードはもう少し良く出来たようにも思うが、
 メインがメインらしい試合で大会としてはまとまっている。
 (執筆日:2/5/12)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ロニンvs.マット・サイデル
AKing of Europe & 16 Carat Gold予選:デイビー・リチャーズvs.ロッキー・ロメロ
Bルチャ・ルールズ:アロギャンス(クリス・ボッシュ、スコット・ロスト、スコーピオ・スカイ)vs.フランキー・カザリアン、モーター・シティ・マシンガンズ
Cクラウディオ・キャスタニョーリvs.クリス・ヒーロー
Dビノ・ガンビーノvs.ディスコ・マシーン
EPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.ヒューマン・トルネードvs.ケビン・スティーン(DQ)
Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、B-Boy(ch)vs.ケイプ・フィアー(エル・ジェネリコ、クイックシルバー)(新チャンピオン!)