TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2006年 →PWG:Cruisin' for a Bruisin' 1/7/06

PWG:Cruisin' for a Bruisin' 1/7/06の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.エル・ジェネリコ、クイックシルバー

今回カメラが微妙にぶれますね。
見にくい・・・。

@クリス・ヒーローvs.クラウディオ・カスタニョーリ
 あれだけ背の高い人間同士が
 妙の利いたレスリングやルチャばりの身のこなしをするなんて反則物ですよ。
 衝撃的で面白すぎます。
 しかし構成としてはいけません。
 もう少しレスリング多めで
 CCの不意打ちからの一方的な攻めを短く、
 そして意味不明な最後のCCのロー・ブローをカットし
 全てをレスリング+ルチャのコンセプトで統一したい所です。
 中々良い試合。

ATJパーキンスvs.アレックス・コスロフ
 どちらもルチャを素地に持つので
 手が合うようで平均より少し上。

Bフェニックス・スター、ゾクレ、トップ・ガン・タルワーvs.ディスコ・マシーン、ネメシス、ロニン
半分がヘボなので微妙なルチャ・リブレ。
  少し悪い試合。

CPWG王座戦(エンフォーサー:スコーピオ・スカイ):ジョー・ライアン(ch)vs.ヒューマン・トルネード
 相変わらずぐだぐだ加減を振りまきながらも
 まあまあ面白かったですが
 最後は当然舞台通りのチープ・フィニッシュ。
 平均より少し上。

D#1コンテンダーズ:クリス・ボッシュvs.スコット・ロスト
 ウィンウッドがダイナスティを困らせるために組んだ試合。
 タッグ・パートナーならではという程の物は見られませんでしたが
 良い攻防が見られます。
 正々堂々と2人は対峙していましたが
 ライアンがほっておく訳もなく最後に絡んできます。
 それで1ステージ落とし、まあまあ良い試合に。 

E3本勝負:クリス・セイビンvs. B-Boy
 技巧の中にハード・ヒッティングを面白い手法で絡めており
 30分弱の熱戦になりましたが
 3本勝負に対しての取り組み方がちょっと下手ですね。
 必殺技が2個あれば良いんですが
 それぞれ1個づつなんで
 1、2本目は必殺技を使うべきではありませんよ。
 高め方が崩れてしまっています。
 平均的な良試合程度。

Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.エル・ジェネリコ、クイックシルバー
 スパドラがキレてますね。
 その暴虐無人ぶりといい試合での役割分担といい。
 素晴らしいです。
 他3人は特筆すべきで程では無い物の
 ある程度の高レベルを維持し
 38分物長丁場をやりぬきました。
 クライマックスはサイコ・ドライバー、
 ブレーン・バスタァァァァァァーが炸裂するにふさわしい激戦模様でした。
 只ここまで時間もいらなかった気はします。
 どうも観客の引き込み具合も甘いですしね。
 ぎりぎり好勝負。

総評
 余り期待しすぎてもいけませんが
 好カード揃いなだけにまあまあ良い大会となっています。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

@クリス・ヒーローvs.クラウディオ・カスタニョーリ
  妙の利いたレスリング。
  やはり師匠のヒーローが一歩上を行っている。
  離れてアピール。
  握手を交わす。
  ロープ・ワークからヒーローが肩に乗ってアーム・ドラッグ。
  逆立ちからアーム・ドラッグ。
  CCが飛び乗ってからアーム・ドラッグ。
  カバーし合ってから跳び起きる。
  ハグしてお互いの腕を上げる・・・と思いきや
  CCが背後から前腕を叩きつける。
  鉄柱に投げつけて落とすと観客席に投げる。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  CCが軽快な動きを見せながら攻めていく。
  スリーパーに捕らえる。
  ヒーローは腕を上げると起き上がる。
  ビッグ・ブーツを受け止めるとバック・ドロップ。
  ビッグ・ブーツを決め両者ダウン。
  ヒーローが攻め立てムーンサルトからアーム・ドラッグ。
  ロープ・ワークからモンキー・フリップで落とすと
  前転で飛びつきヘッド・シザース。
  リングに戻しクラバート・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ヒーローズ・ウェルカム・チャンピオンシップ・エディションへ。
  CCが着地しウォーター・スライド。
  カバーするもカウントは2。
  マッチ・キラーへ。
  着地されるとヒーローの足を上に跳ね上げる。
  ヒーローが着地しドロップ・キック。
  ヒーローはコーナーに乗るとクラバートに持って行きクラバート・カッター。
  カバーするもカウント2。
  ヒーローズ・ウェルカムを狙う。
  CCが逃れてリコーラ・ボムを狙う。
  抵抗されるや狙いを変えマッチ・キラー。
  カバーするもカウント2。
  リコーラ・ボムへ。
  ヒーローは着地するとヒーローズ・ウェルカムへ。
  CCが逃れてアッパーカート。
  ヒーローが気合で起き上がりローリング・フォア・アームズ。
  CCが気合で起き上がりローリング・アッパーカート。
  カバーするもカウントは2。
  CCは抱えると股間を蹴りつける。
  CCがヒーローをロープに振るも崩れ落ちる。
  もう1度振る。
  ヒーローがハリケーン・ラナを決め1,2,3!
  

Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.エル・ジェネリコ、クイックシルバー
  スパドラ対シルバーで試合開始。
  レスリングからスパドラが弓矢固め。
  シルバーがもがいてカバーに持っていく。カウント1。
  スパドラは組むと見せかけ張り手。
  腕を取られるや目に指を入れて外す。
  リスト・ロックから逃れようと回転した所にダブル・ストンプ。
  カバーするもカウント2。
  ジェネリコの方へ持って行った後でタッチ。
  その隙にシルバーが逃れて交代。
  グラウンド・レスリングはリチャーズがやや優位。
  10分経過。
  リチャーズは蹴りを入れると交代。
  スパドラがチョップ。
  張り手を打ち返しチョップ。
  ジェネリコのマスクを剥ごうとする。
  ローリング・フォア・アームズへ。
  ジェネリコは避けるとアーム・ドラッグにドロップ・キック。
  腕を取りコーナーに飛び乗る。
  スパドラは回転して防ぐとスープレックス。
  リチャーズがバック・ドロップを狙う。
  ジェネリコは後ろに逃れハーフネルソンの体勢。
  エルボーを入れてゆらぐ。
  シルバーがコーナー近くに倒れたジェネリコにタッチ。
  リチャーズに勢い良く攻めかかる。
  カバーするもカットされる。
  ヘッド・シザースの入りから締め上げる。
  スパドラがダイビング・ダブル・ストンプでカットしようとする。
  シルバーは一度離して避けると逆向きに締め上げる。
  ジェネリコはスパドラを落とすとサマーソルト・ブランチャ。
  リチャーズがロープを掴む。
  シルバーがスナップ・メアDDTを狙う。
  リチャーズが防いでニー・ストライク。
  場外ではスパドラがジェネリコに観客席へのブレーン・バスター。
  シルバーも場外で痛めつける。
  シルバーをリングに戻しカバー。カウント2。
  20分経過。
  スパドラはタッチしろと応援。
  しかしシルバーは自陣に向かわずスパドラに張り手。
  スパドラはサミングを決めると首4の字。
  頑張れと応援し頭を踏みつけて這いつくばらせる。
  バック・ドロップからカバー。カウント2。
  股下を潜ろうとしたシルバーを丸め込み。
  カウント2で返されるや変形バタフライ・ロック。
  ジェネリコがポップ・コーンを投げつけ挑発。
  その隙にシルバーは回復するも殴り倒されダウン。
  シルバーがリチャーズにスパイン・バスター。
  両者ダウン。
  ダブル・タッチ。
  ジェネリコがスパドラを攻め立てる。
  スプリングボード式ドロップ・キックから腕を取るとトルネードDDT。
  場外に逃れたスパドラにダイブを狙う。
  リチャーズに妨害されるも、
  ならばとリチャーズに合体技アラビアン・プレスを決める。
  オッレッ!を狙う。
  リングに入ったスパドラがカウンターでラリアット。
  カバーするもカウント2。
  リチャーズがハンド・スプリング・エルボーにタイガー・スープレックス。カウント2。
  スパドラがサイコ・ドライバーを狙う。
  ジェネリコが着地しドロップ・キック。
  交代したシルバーが襲い掛かる。
  スパドラはサブミッションに捕らえて動きを止めると雪崩式ダブル・アーム・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  リチャーズに交代するもリチャーズは腰が痛む様子ですぐに交代。
  シルバーがスパドラにリバース・ハリケーン・ラナ。
  カバーするもカットされる。
  30分経過。
  ジェネリコとリチャーズが場外へ。
  シルバーがスパドラにコーナー上から飛びつきハリケーン・ラナを狙う。
  スパドラが耐えパワー・ボムへ。
  リチャーズがバック・クラッカーに合体させる。
  リチャーズはスパドラを自陣に持って行き交代するとカバー。カウントは2。
  シルバーがリチャーズに不意をついてスナップ・メアDDT。
  カバーするもカットされる。
  スパドラがシルバーにローリング・フォア・アームズを放つ。
  ジェネリコがリチャーズを押し飛ばして誤爆させる。
  ジェネリコがリチャーズに気を取られたスパドラにハーフネルソン・スープレックス。
  シルバーがリチャーズにミチノク・ドライバーを決めるもカウント2。
  シルバーは交代すると場外のスパドラにスプリングボード式ドロップ・キック。
  ジェネリコがリチャーズにブレーン・バスターを決めるもカウントは2!
  ならばとブレーン・バスタァァァァァァーへ!
  リチャーズが突き飛ばしてシューティングスター・プレス!
  ダメージからカバーにいけず交代。
  同じく交代したシルバーがスピン・キックを放つ。
  スパドラは受け止めるとそのままジャーマン。
  続けてフルネルソン・スープレックスを決めるもカウントは2。
  コーナー上へ。
  ジェネリコが入ってきてブレーン・バスタァァァァァァァァーを狙う。
  スパドラは防ぐとDDTの体勢。
  ジェネリコが体勢を変えブレーン・バスタァァァァァァァー!
  シルバーにカバーさせるもリチャーズがぎりぎりカット。
  ジェネリコがリチャーズにオッレッ!へ。
  リチャーズは受け止めるとコーナーへのレッグ・ロック・エクスプロイダー。
  コーナーに向かおうとエプロンに出たリチャーズにシルバーが延髄切り。
  さらにサンセット・フリップ・パワー・ボムを狙う。
  耐えるリチャーズにジェネリコがビッグ・ブーツ。
  スパドラがジェネリコにジャーマンを決めるとシルバーにトペ・スイシーダ。
  シルバーをリングに戻すとサイコ・ドライバーで1,2,2!カウントは2!
  ならばとサイコ・ドライバーIIIで1,2,3!
  38分の激闘に幕。

試合結果

@クリス・ヒーローvs.クラウディオ・カスタニョーリ
ATJパーキンスvs.アレックス・コスロフ
Bフェニックス・スター、ゾクレ、トップ・ガン・タルワーvs.ディスコ・マシーン、ネメシス、ロニン
CPWG王座戦(エンフォーサー:スコーピオ・スカイ):ジョー・ライアン(ch)vs.ヒューマン・トルネード
D#1コンテンダーズ:クリス・ボッシュvs.スコット・ロスト
E3本勝負:クリス・セイビンvs.B-Boy(2−1)
Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.エル・ジェネリコ、クイックシルバー