TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2006年 →PWG:Teen Outreach Summit 1/21/06

PWG:Teen Outreach Summit 1/21/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約3時間10分です。

@アレックス・コズロフ、ディミテトリ・マスカラスキーvs.トップ・ガン・タルワー、TJパーキンス
 コズロフとTJPは小ぶりで大きな流れが埋めない。
 スター性に欠けているのが惜しいですね。
 マスカラスキーとタルワーは下手なリに合っていてそこまで足を引っ張ってはいない。
 少し悪い試合。

Aスコーピオ・スカイvs.B-Boy
 B-Boyの攻撃後の間が長くだらけかけるも
 スカイが受身を比較的大きく取って合わせて納得させている。
 スカイは攻めにおいては噛み付いたりと観客を馬鹿にするようなファイトでまったりと。
 もう少しリズムが欲しい所ですね。
 後半B-Boyが派手な技を出すも十分な効果を生み出せず。
 一進一退も出来ているけど24分もする価値はなかったですね。
 平均より少し上。

Bジミー・ヤンvs.スコット・ロスト
 ヤンの動きはスケールがあり流石元WWEといった所。
 しかしロストの状態が芳しく無かったですね。
 ヤンと合わせる事が出来ず後退して尻餅をつく場面も。
 格闘技的な要素で押せば強引に持って行く事も出来たでしょうに。
 フィニッシュも丸め込みで盛り上がりきれず。
 悪くない試合。
 
Cヒューマン・トルネード、エル・ジェネリコ、クイックシルバーvs.ロニン、ネメシス、ディスコ・マシーン
 PWGファンが好きなルチャ・カードという事でかなり雰囲気は良いですね。
 ジェネリコは人形を持ってきてふざけますが
 動きはかなり気合が入っていて手を抜くことはありません。
 ロニンも重量ファイトで存在価値があり技がヒットするごとに盛り上がっている。
 最後はまとめ方を忘れてしまっているが、まあまあ良い試合。

D#1コンテンダーズ・マッチ:ケビン・スティーンvs.クリス・セイビン
 スティーンの悪癖ですね。
 相手よりも観客との交流が前に出すぎているファイトです。
 スティーンの遊び心についていけないときついですね。
 ハードな技が要所で配置されているので悪い試合にまでは落ちていかないけど。
 セイビンはゲストとして自己主張の弱いファイト。
 最後はライアンが乱入して2人に襲いかかるというもので中途半端なエンディングでしたね。
 平均レベル。
 
 ライアンは#1コンテンダーズ・マッチなんてやるんじゃねぇ、俺に挑戦者を決めさせろ、と言う。

Eクリストファー・ダニエルズvs.ロッキー・ロメロ
 ロメロが密着のレスリングを見せます。
 しかしダニエルズは押し込まれてタイミングを逸した試合運びです。
 ロメロはそんなダニエルズに配慮する事なく引きません。
 腕狙いもしつこく狙いすぎ。
 適度に忘れないと一極攻めの重厚感は生まれないのにね。
 最後のフィニッシュもちょっと強引。
 平均より少し上。

Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.ロス・ルチャス
 ルチャスが本分を忘れ王者と同等、もしくはちょっと上を行く攻防で仕切ります。
 ようやくリチャーズがスターを捕まえ何とか持ち直すかと思いきや否。
 ルチャスが全然抵抗しないので応援しようという気も起きない。
 これではテーブルへのパワー・ボムをしても無駄です。
 最後は甚振ったままカウントアウトという不透明エンドです。
 試合後スパドラがルチャスを連れ戻して暴行を続けます。
 クレイジーな甚振りだけど暴虐竜に求めているのはこういう事ではないんだよねぇ・・・。
 少し悪い試合。
 
 ライアンが登場。先ほど乱入したとき足を挫いたとひどい言い訳。
 ボッシュが現れライアンを二番煎じ呼ばわり。
 ライアンが怒って松葉杖で殴りつけレフェリーにゴングを鳴らさせる。

GPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.クリス・ボッシュ
 試合前の一撃で優位に立ったライアンがまったり支配です。
 悪くは無いけどこんなレベルで満足していては駄目ですね。
 ボッシュがエプロンへのパワー・ボムで後頭部をぶつけながらも
 それでも躊躇せずに大技を出してメインの務めを果たそうとしますが、
 最後は場外へのスーパープレックス狙いから両者転落、
 ライアンがスーパー・キックを打つもリングに戻れずカウントアウト。
 この日何度目だよ、というチープ・フィニッシュ。
 悪くない試合。
 試合後返ろうとするライアンをセイビン、スティーンが戻し3人で殴りつけていく。
 そしてライアンの口ひげを剃ってしまう。

総評
 パッとしないカードの上にブックで更に台無しにしている部分がある。
 この年のワースト・ショーかもしれない。
 (執筆日:4/8/11) 
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アレックス・コズロフ、ディミテトリ・マスカラスキーvs.トップ・ガン・タルワー、TJパーキンス
Aスコーピオ・スカイvs.B-Boy
Bジミー・ヤンvs.スコット・ロスト
Cヒューマン・トルネード、エル・ジェネリコ、クイックシルバーvs.ロニン、ネメシス、ディスコ・マシーン
D#1コンテンダーズ・マッチ:ケビン・スティーンvs.クリス・セイビン(ノー・コンテスト)
Eクリストファー・ダニエルズvs.ロッキー・ロメロ
Fタッグ王座戦:スーパー・ドラゴン、デイビー・リチャーズ(ch)vs.ロス・ルチャス(リングアウト)
GPWG王座戦:ジョーイ・ライアン(ch)vs.クリス・ボッシュ(リングアウト)