TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2005年 →PWG:Battle of Los Angels Night Two 9/4/05

PWG:Battle of Los Angels Night Two 9/4/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

オープニングでスカイが復帰演説

1試合目−ホック・ボンバ リー、クリス・セイビン、TJパーキンスvs.ロニン、ディスコ・マシーン、エクスカリバー
 一夜目と違ってコメディーはなし。
 セイビンを2日呼べるならトーナメント出場になんら問題はないと思うのだが・・・
 TJパーキンスはTNAに時々出ているピューマです。
 
2試合目−準々決勝:ク イック・シルバーvs.ロッキー・ロメロ
 良くも悪くも普通の試合で予想の範疇を超えない。 

3試合目−準々決勝:ジェームズ・ギブソンvs.クリス・ボッシュ
 良い試合だったんだけどフィニッシュが・・・
 ここだけネタバレすると乱入からボッシュが丸め込みで勝つんです。
 やっぱりROH王座を持っているだけに扱いは難しいと思うけど・・・
 少し残念な試合。 

4試合目−準々決勝:ブライアン・ダニエルソンvs.クリストファー・ダニエルズ
 誰でもするような基本的な攻防で
 ここまで見ごたえがあるのはこの2人ならでは。
 只良くも悪くもきれいにまとまっていて
 この2人なら量産できる程度の試合に思える。
 
5試合目−準々決勝:ケビン・スティーンvs.AJスタイルズ
 短すぎてなんとか平均的な試合に落ち着いた。
 これにはがっかりさせられたことは否めない。
 1試合目を削って時間をまわしたらいいのに。
 
6試合目−サモア・ジョー、ノザワvs.トップ・ガン・タルワー、菊タロー
 全員が良い働きをし
 この位置にうってつけのコメディー・マッチに仕上げてきました。
 ジョーをこういう風に使うのはやや勿体無いのと
 ヒューマン・トルネードをいれたらよかったのに。

7試合目−準決勝:クイック・シルバーvs.クリス・ボッシュ
 展開、間、技の完成度どれをとっても
 クイックシルバーはいまいちな気がする。
 最後場外で無計画にハードな技をやるもんだから
 レフェリーがカウント19からカウントを遅らせまくったりとひどい有様。
 
G準決勝:AJスタイルズvs.ブライアン・ダニエルソン
 アメドラは観客の心を上手く掴んでいますし、
 一方のAJは感情に身を任せる事でアメドラのペースにはまらないようにしている。
 非常に面白い立ち回りでしたが中盤AJがスタンディング・ムーンサルトで脚を痛めてしまいます。
 試合を中止させる程ではなくAJが痛みを我慢してのりきったのですが決勝も戦わないといけないため、
 過剰アピールして脚攻めといったドラマ性に持っていく事が出来ず、
 応急処置、脚を痛めた影響が見えないようにしようという形だったのは残念ですね。
 普段とは違う攻防が生まれてそれはそれで面白かったのですが・・・。
 中々良い試合。 
 (執筆日:7/11/10) 

9試合目−敗 者8マン・タッグ・マッチ:スーパー・ドラゴン、ジャック・エヴァンス、エル・ジェネリコ、フランキー・カザリアンvs.リッキー・レイヤーズ、ジョーイ・ラ イアン、デイビー・リチャーズ、スコット・ロスト
 敗者の寄せ集め且つ
 8マンということでお祭り的試合になり
 そのためグッド・マッチとは評価しづらいのですが
 この試合形式においては高レベルの試合となりました。
 スパドラvs.リチャーズという夢の対決を含めた
 1vs.1X4を基本に据え最後は素晴らしいフィニッシュ。
 ヒール・チームがリチャーズ以外見せ場を作れなかったのが少し残念。
 後はブレーン・バスタァァァァーが見たかった。  マッチ・オブ・ザ・ナイトでしょう。

10試合目−決勝:AJスタイルズvs.クリス・ボッシュ
 AJは前の試合で痛めた膝の調子がかなり悪く
 そのためわずか6分の試合となり
 トーナメントでも1,2を争う悪い試合となってしまいました。

総評。
 通常の時間でトーナメントを高い質に仕上げてきたのは評価できます
 只PWGレスラーとアメドラ、AJ、ダニエルズらとの
 実力の差を感じたので
 裁定でも招聘した相手と自ロスターで同レベルの試合が作り出せるようレスラー陣の強化を計って欲しいところ。
 また試合もTPIに比べればこれぞっていう
 オンリー・ワン的試合がなかったのも残念。
 アメドラは好調だったものの・・・。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

G準決勝:AJ スタイルズvs.アメリカン・ドラゴン
  一進一退のグラウンド・レスリングで幕開け。
  アメドラはロープ・ブレイク時に攻撃しAJを怒らせ冷静さを奪おうとする。
  アメドラはショルダー・タックルを受け止めるとマッスル・ポーズ。
  AJも受け止めポーズをとる。
  ダニエルズはもう一度だといって挑戦するも待っていたのはAJのドロップ・キック。 
  アメドラはエプロンからリング内へのAJにブレーン・バスターを狙う。
  AJは場外へのブレーン・バスターに返すとトペ・コンヒーロで追撃。
  AJはスタンディング・ムーンサルトを決めるも膝を痛めてしまう。
  アメドラはそこにつけこみ逆転するとサーフボード・ストレッチを狙う。
  AJの抵抗を受けたため狙いを変え膝を踏みつける。
  勝利を確信したかアメドラは楽しむように打撃を叩き込む。
  AJはサブミッションを食らわないようにするので精一杯。
  AJが一回転してのリバースDDTを決め両者ダウン。
  クロス・カウンターの相打ちで再び両者ダウン。
  アメドラはチキン・ウィング・フェイス・ロックを狙う!
  AJはバック・ドロップに返すとバック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  AJはコーナーを登るも脚の痛みのせいで時間がかかってしまう。
  アメドラは追いつくとスーパープレックスを狙う。
  抵抗を受けたため狙いを変えて雪崩式アーム・バー・テイク・ダウン。
  そしてチキン・ウィング・フェイス・ロック!
  AJは逃れるとキャルミュラレーション!
  アメドラは逆にキャルミュラレーションに返す!
  カバーに持ち込むがカウントは2!
  アメドラは雪崩式バック・ドロップへ!
  AJは空中でボディ・プレスに入れ替える。
  アメドラはカウント2で返すと同時にカバー。カウントは2。
  両者気合をかけた殴り合い。
  アメドラがドラゴン・スープレックスへ!
  AJは着地するとドラゴン・スープレックスへ!
  アメドラは着地すると飛びかかってきたAJを捕らえエアプレイン・スピン!
  AJが途中で丸め込みに返し1,2,3!

試合結果

@ホック・ボンバリー、クリス・セイビン、TJパーキンスvs.ロニン、ディスコ・マシーン、エクスカリバー
A準々決勝:クイック・シルバーvs.ロッキー・ロメロ
B準々決勝:ジェームズ・ギブソンvs.クリス・ボッシュ
C準々決勝:ブライアン・ダニエルソンvs.クリストファー・ダニエルズ
D準々決勝:ケビン・スティーンvs.AJスタイルズ
Eサモア・ジョー、ノザワvs.トップ・ガン・タルワー、菊タロー
F準決勝:クイック・シルバーvs.クリス・ボッシュ
G準決勝:AJスタイルズvs.ブライアン・ダニエルソン
H敗者8マン・タッグ・マッチ:スーパー・ドラゴン、ジャック・エヴァンス、エル・ジェネリコ、フランキー・カザリアンvs.リッキー・レイヤーズ、ジョーイ・ライアン、デイビー・リチャーズ、スコット・ロスト
I決勝:AJスタイルズvs.クリス・ボッシュ(優勝!)