TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2005年 →PWG:Battle of Los Angels Night One 9/3/05

PWG:Battle of Los Angels Night One 9/3/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2夜まとめてパッケージングされています。
ディスク1枚約3時間です。

1試合目−ホック・ボンバリー、トップガン・タルワー、ヒューマン・トルネードvs.エクスカリバー、ディスコ・マシーン、クリス・セイビン
 悪くは無いが微妙なオープニング。
 お笑いのトルネードと、他と一線を画するセイビンの2人舞台。
 昇竜拳とかモンティの真似とかチョイスが面白すぎる。
 一方のセイビンはトーナメントにいれたらいいのに。
 またなぜこれをオープニングにもってくるんだろう。
 これでこの後シングル8連戦になるのに。 

2試合目−1回戦:フランキー・カザリアンvs.ロッキー・ロメロ
 試合開始時カザリアンへの髪切れチャントが起こってました。
 (カザリアンはWWEとのディベロップメント契約時
 ギミックのために髪を切れと言われたものの断って契約解除になりました) 
 試合の方は中々良い。
 やや流れに難があるものの面白い攻防も幾つかありました。 

3試合目−1回戦:クイックシルバーvs.デイビー・リチャーズ
 いや、もうクイックシルバーでは
 リチャーズと格が違いすぎます。
 リチャーズのキレまくりの素晴らしい攻撃に目を奪われ
 クイックシルバーの印象はまったく残らない。

4試合目−1回戦:ジェームズ・ギブソンvs.ジョーイ・ライアン
 飛びぬけて良いわけではないものの
 序盤のグラウンドの攻防といい、
 終盤のフィニッシュ(エディのずるして頂きも見られました)といい中々の物。
 ダメージ量がちょっとおかしかった(3試合目で狂わされたのも一つの理由ですが)
 中盤をもう少し頑張ればなあ。
 ベビー対ヒールという構造のため観客も俄然盛り上がっていたし
 まあまあ良い試合。
 
5試合目−1回戦:クリス・ボッシュvs.エル・ジェネリコ
 ジェネリコの飛びっぷりと
 ボッシュの地に足のついたやや地味な腰攻めが
 互いを補完している。
 ジェネリコがまだ発展途上のためTPI06ほどではないが良い試合。
 
6試合目−1回戦:アメリカン・ドラゴンvs.リッキー・レイヤーズ
 荒っぽいレスリングが主体で
 張り合うという簡単な展開なので
 レイヤースもついていけます。
 まあまあ良い試合。
 アメドラはこの日も次の日も絶好調でした。
 
7試合目−1回戦:クリストファー・ダニエルズvs.スコット・ロスト
 なぜかクリスと表記されていますが
 他ならぬクリストファー・ダニエルズ。
 相変わらずダニエルズの安定っぷりは流石。
 特筆すべき点はないものの良い試合です。

8試合目−1回戦:AJ スタイルズvs.ジャック・エヴァンス
 エヴァンスは調子悪そうでしたが
 相変わらずの飛びっぷりを見せ
 AJもやや地味な攻めで引き立て役に徹し悪い試合にはならず。

9試合目−1回戦:ケビン・スティーンvs.スーパー・ドラゴン
 総時間30分ということで見た目には熱戦なんですが・・・
 まず最初がスローすぎる純粋レスリングで
 つかみに失敗している。
 相変わらずスパドラは終盤で1回間が空きすぎる。
 スティーンは軽口叩きすぎと
 両者の欠点がもろに出た形。
 試合時間をもっと短くしたら良くなったでしょうね。

ディスク1総評。
 どれも試合時間を十分に与えられ
 その期待に答え平均の試合レベルは高いです。
 且つ3時間にまとめている辺り他のインディ・トーナメントより興行的に上(でも入場シーンなどカットされている仕様のおかげか?)。
 ただ飛びぬけて良い試合がないのは残念。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

H1回戦:ケビン・スティーンvs.スーパー・ドラゴン
  スティーンが張り手をするとスパドラも張り手で応じる。
  序盤はスロー・ペースなレスリング。
  観客からはThis is Boring。
  両者大技を狙いあうも決まらない。
  スパドラはショルダー・スルーでスティーンを落とすとトペ・コンヒーロ。
  場外でチョップの応酬。
  スパドラは頭部に狙いをつけ攻めていく。
  スティーンはカウンターでビッグ・ブーツを叩き込み流れを変えると
  挑発しながらスパドラを甚振っていく。
  場外に落とすとリングから場外へのヒーロ。
  スパドラはスティーンの油断に乗じて反撃する。
  ドロップ・キックを避けクラブ・ストンプ。
  スティーンがダイビング・フェイマサーを決める。
  スパドラはクローズラインを避けるとバック・ドロップからブルー・サンダー・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上からセントーンを決めカバーするもカウントは2。
  スティーンはコーナー上のスパドラの体勢を崩すと延髄切り。
  パワー・ボムを決めカバーするもカウント2。
  スティーンがパッケージ・パイル・ドライバーを狙う!
  抵抗を受けサイコ・ドライバーに狙いを帰る!
  スパドラは逃れるとパッケージ・ドライバーの体勢に!
  スティーンに返されかけるも逃れてビッグ・クローズライン!カバーするもカウントは2。
  スパドラは雪崩式の技を狙う。
  スティーンはドラゴンを殴り落とすと
  ムーンサルト、更に450°スプラッシュ!
  1,2,2!カウントは2!
  場外で必殺技を狙いあう!
  スパドラはショルダ・スルーに返すと
  壁めがけてパワー・ボム!
  リングに戻しコーナー上からダブル・ストンプ!
  カバーするもカウント2!
  ならばとサイコ・ドライバー!
  カバーし1,2,スティーンが丸め込みに返す!1,2,3!
  スパドラはスティーンを認め握手。
  そしてハグ・・・と思いきや次の瞬間サイコ・ドライバーII!

試合結果

@ホック・ボンバリー、トップガン・タルワー、ヒューマン・トルネードvs.エクスカリバー、ディスコ・マシーン、クリス・セイビン
A1回戦:フランキー・カザリアンvs.ロッキー・ロメロ
B1回戦:クイックシルバーvs.デイビー・リチャーズ
C1回戦:ジェームズ・ギブソンvs.ジョーイ・ライアン
D1回戦:クリス・ボッシュvs.エル・ジェネリコ
E1回戦:アメリカン・ドラゴンvs.リッキー・レイヤーズ
F1回戦:クリストファー・ダニエルズvs.スコット・ロスト
G1回戦:AJスタイルズvs.ジャック・エヴァンス
H1回戦:ケビン・スティーンvs.スーパー・ドラゴン