TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2005年 →PWG:Guitarmageddon 6/11/05

PWG:Guitarmageddon 6/11/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

総時間2時間45分です。

@タッグ王座戦:アロギャンス(クリス・ボッシュ、スコット・ロスト)(ch)vs.ホック・ボンバリー、トップ・ガン・タルワー
 タッグ王座戦というには軽薄すぎるが
 オープニングとしては手頃で
 適度な笑いやタッグ・ワークが含まれています。
 平均レベル。

A3ウェイ・ダンス:デイビー・リチャーズvs.ヒューマン・トルネードvs.プーマ
 ファン・マッチがかっているためか
 かなり適当に試合しているのが目立ちます。
 リチャーズがトルネードのトペコンを受けきれず
 トルネードが地面にもろに落下したシーンもありましたし。
 しかしそれなりには面白く(プーマがマスクを取られるシーンも)
 悪くない試合ではあります。

Bアレックス・シェリーvs.ジョーイ・ライアン
 今でこそぐだぐだ大王ですが元々ライアンはマット・ベースのレスラーであった事を考えると
 シェリーのスタイルに理解を示しているのも不思議ではない。
 信頼されたシェリーが思いっきり力を出し切り20分を越える熱戦に。
 只フィニッシュはやや勿体無い。
 好勝負に届かずも中々良い試合です。

C#1コンテンダーズ:エアリアル・エクスプレスvs.ロス・ルチャス
 予想もつかないムーブで魅了するという
 ルチャ・スタイルの本道をいった試合。
 協力が見えすぎる嫌いもありますが
 AEの試合運びのおかげでスポット・フェストにもなっていないですね。
 平均的な良試合。

 試合後ディノがAXPがもう一度タッグ王座に挑戦だ、とアピール。
 ボッシュ、ロストが現れ、既に二度も倒しているし王座戦はやらないと拒否。
 しかしAXPがマスクをかけるという条件付で応じる。

DPWG、NWA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.ジェームス・ギブソン
 ギブソンの悪い癖が出て
 ちょっと退屈な試合となりましたね。
 技がテンポ良く決まっていく物でもないので・・・。
 しかしレベルはそれなりに高く
 クライマックスは良かったですね。
 平均的な良試合。

EXディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.エル・ジェネリコ
 後にジェネリコがPWG王者として実現した一戦と同じく
 特別な物は見られません。
 最初から最後まで一定のレベルに過ぎず平均より少し上。
 王座の格を考えるとなぜこれがDより上に位置しているのか分かりませんね。

Fグラッジ・マッチ:スーパー・ドラゴン、ディスコ・マシーンvs.ケビン・スティーン、エクスカリバー
 完全にストーリーありきな試合ですね。
 ディスコがスパドラに認めてもらうために率先してリングに入っていくも
 スティーンらによるハードな攻めを食らう。
 それでも耐え抜いていくが
 最後スパドラに見切りをつけられた事でヒール・ターンするという物。
 確かにスティーンとスパドラの抗争を更に盛り上げる
 素晴らしいストーリー・ラインではあるのですが
 全てはなぜにディスコなのかという疑問に集約されます。
 実力は無いし特別被虐心に優れている訳でもない。
 そして何よりギミックがスパドラの神秘性とは真反対の俗人すぎるではないか。
 これがジェネリコやクイックシルバーなんかなら大きく変わってくるのですけれど・・・。
 惜しまれます。
 好勝負に少し届かず。

総評。
 AJ、ダニエルズが期待を下回った物の
 平均点は高い興行でした。
 只メインは評判ほどではなかったな。
 まあ個人的好みでディスコが嫌いってのもあるんでしょうけど。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Fグラッジ・マッチ:スーパー・ドラゴン、ディスコ・マシーンvs.ケビン・スティーン、エクスカリバー
  スパドラ、ディスコがリングに入るなり襲いかかる。
  エクスカリバーはディスコを落とすとスパドラにブレーン・バスター。
  スパドラが反撃しディスコと交代。
  ディスコがエクスカリバーを変形弓矢固めに捕らえスパドラがコーナー上へ。
  エクスカリバーは逃れるとスパドラの体勢を崩す。
  ディスコがエクスカリバーをコーナーに振り突進。
  そこは相手陣でスティーンにセカンド・ロープに乗せられダブル・ストンプを食らう。
  ディスコにファイヤーマンズ・キャリー、レッグ・ドロップを決めカバー。カウント2。
  ディスコはドロップ・キックでエクスカリバーを落とすとエプロンからトペ・アトミコにいくが避けられ自爆。
  スパドラがエクスカリバーにトペ・スイシーダを狙うも控えのスティーンがニー・ストライク。
  スパドラをエプロンにのせるとスティーンがダブル・ストンプ。
  そこから場外のディスコにムーンサルト。
  ディスコをリングに入れ攻める。
  ロープで締め上げたりロー・ブローをしたり。
  スパドラは苛立ちを隠せない。
  ディスコは一方的にやられっぱなし。
  ディスコがエクスカリバーにエルボー。
  邪魔しようとしたスティーンにエプロンへのトルネードDDTを決める。
  エクスカリバーを殴りつけるとリングに戻る。
  脚をつかんで来たエクスカリバーに延髄切り。
  エクスカリバーに飛びかかりその先にいるスパドラにタッチ。
  エクスカリバーにはDDTを決める。
  スパドラがディスコをカバーするもカウント2。
  エクスカリバーにスピン・キック、スラムもカウント2。
  パワー・ボムからSTF。
  解くと頭部にダブル・ストンプを決める。
  ディスコに変形弓矢固めを決めさせると、そこへダイビング・ダブル・ストンプ。
  ディスコは控えのスティーンを落としダイビング・クロス・ボディ。
  スパドラはディスコに交代するもディスコはふらふら。
  エクスカリバーがジョー・ブリーカーにエース・クラッシャーを決め交代。
  スティーンがスインギング・バック・ドロップを決めカバー。
  カットしたスパドラをエクスカリバーが落とす。
  スティーンがディスコにパワー・ボム。カウント2。
  背中に回しての変形デス・バレー・ドライバーもカウント2。
  エクスカリバーのダイビング・ヘッド・バッド、スティーンのダイビング・ボディ・プレス。
  スパドラがカット。
  エクスカリバーはスパドラを落とすと場外でのブレーン・バスター。
  エクスカリバーがディスコにダブル・アームの技を狙う。
  ディスコは逃れると変形チョーク・スラム。
  両者ダウン。
  ディスコは交代せず立ち向かおうとする。
  スティーンがレフェリーの注意を逸らした隙にエクスカリバーがロー・ブロー。
  続けてスピアー。
  スティーンがネック・ブリーカーを決めカバー。
  スパドラがミサイル・キックでカット。
  ディスコはエクスカリバーにDDTを決めダウン。
  スパドラはディスコを自陣まで引っ張り蹴りつけるとタッチ。
  スパドラがエクスカリバーにクラブ・ストンプ。
  邪魔しに来たスティーンにローリング・フォア・アームズ。
  エクスカリバーにサイコ・ドライバーを決めカバー。
  なぜかディスコがカット。
  ディスコがスパドラにチョーク・スラム・バック・ブリーカー。
  ディスコはスパドラをスティーンに渡しパッケージ・パイル・ドライバーを決めさせる。
  もう1発。
  スティーンがカバーし1,2,3!
  スティーンとディスコが握手を交わす。
  試合後もスパドラに椅子攻撃。
  ジェネリコ、トルネードが助け出す。

試合結果

@タッグ王座戦:アロギャンス(クリス・ボッシュ、スコット・ロスト)(ch)vs.ホック・ボンバリー、トップ・ガン・タルワー
A3ウェイ・ダンス:デイビー・リチャーズvs.ヒューマン・トルネードvs.プーマ
Bアレックス・シェリーvs.ジョーイ・ライアン
C#1コンテンダーズ:エアリアル・エクスプレスvs.ロス・ルチャス
DPWG、NWA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.ジェームス・ギブソン
EXディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.エル・ジェネリコ
Fグラッジ・マッチ:スーパー・ドラゴン、ディスコ・マシーンvs.ケビン・スティーン、エクスカリバー