TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2005年 →PWG:All Star Weekend III Night One 4/1/05

PWG:All Star Weekend III Night One 4/1/05の分析


名勝負 なし
好勝負 #1コンテンダーズ・マッチ: AJスタイルズvs.サモア・ジョー

総時間約3時間。

1試合目−ホック・ボンバリー、トップ・ガン・タルワー、ロニン、デイビー・リチャーズvs.ディスコ・マシーン、エクスカリバー、ゾクレ、フェニックス・スター
 リチャーズと使えないRev-Proの残党。
 粗さ丸出しですが各人それなりに頑張り
 フィニッシュも定番ながら良いので平均レベル。
 駄目だったのはレフェリーで
 カメラの位置なんて、まったく気にしておりません。 
 
2試合目−クリス・セイビンvs.クリス・ヒーロー
 ヒーローの腕攻めvs.セイビンの首攻め。
 動きも良いし期待通りの中々良い試合に。
 
3試合目−ジョニー・ストームvs.ピティ・ウィリアムス
 ストームが完全に試合崩しのムーブだけになっており
 そのストームをピティは制御できず悪い試合に。

4試合目−ケンドー・カシン、プーマvs.リッキー・レイヤース、ロッキー・ロメロ
 何も良いところ無く盛り上がりもしない。
 せめてベビーvs.ヒールにすべきでした。
 カシンはPWGでも会場を冷ますことに成功です。
 少し悪い試合。

5試合目−ブライアン・ダニエルソンvs.ジェームス・ギブソン
 この2人ならではの技巧的な試合に。
 中盤ややだれましたが
 中々良い攻防を見せてくれます。
 しかし最後の最後で
 エアプレイン・スピン後目が回って
 誰もいない所にドロップ・キックとか
 間違ってレフェリーに丸め込みで
 折角張り詰めていた緊張感がなくしてしまったのは駄目ですね。
 ROHの王座が交代した試合には劣るものの、好勝負には少し届かず。

6試合目−クイックシルバー、スコーピオ・スカイ、フランキー・カザリアンvs.ジョーイ・ライアン、スコット・ロスト、クリス・ボッシュ
 少し間延びする点もありますが
 基本的に6人タッグのポイントは抑えており、
 まあまあ良い試合。

7試合目−Xディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.アレックス・シェリー
 両者技の使い所を間違えており
 全般を通してずれている試合。
 期待外れで平均レベル。

8試合目−#1コンテンダーズ・マッチ:AJスタイルズvs.サモア・ジョー
 AJが序盤でボディ・スラムを決めたりと
 体格差にAJがパワーで真っ向から挑めば
 ジョーもダブル・ストンプなんて荒技を決めたりと
 逆に体格差を見せ付けようとする
 と言う一風変わった内容。
 狙いが当たり面白くなりました。
 依然として体格という壁は高く聳え立ちますが
 それを真っ向からねじ伏せようとして逆に挑戦的な一戦。
 ぎりぎり好勝負で良いでしょう。

9試合目−PWG王座戦:スーパー・ドラゴン(ch)vs.ケビン・スティーンvs.エル・ジェネリコ
 この3人で器用な事もできる訳がなく
 説得力の無い脱落の仕方で1人が場外でダウンし
 1対1で戦っていくというスタイル。
 3人で戦うメリットは1つも見られず。
 平均的良試合程度です。
  
総評。
 駄目な人は駄目ですが見応えある試合が3試合も生まれたのはASWならでは。
 メインはそれらより劣りましたが、トップ王座ですから初期みたいにミッド・カードにするより良い。 
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Dブライアン・ダニエルソンvs.ジェームス・ギブソン
  握手して試合開始。
  レスリングの攻防。
  アメドラはキー・ロックをかけられるも、
  そのまま持ち上げコーナーに置いてみせる。
  ギブソンが執拗なヘッド・ロック。
  アメドラはロープ・ブレイクで逃れると同時にスピン・キック。
  バタフライ・ロックに捕らえる。
  ギブソンは蹴り飛ばして逃れると、またヘッド・ロック。
  アメドラはロープに振ると投げ落としダイビング・クロス・ボディ。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  ギブソンを痛めつけサーフボード・ストレッチを決める。
  アメドラがサブミッション中心で追い詰める。
  ギブソンは中々反撃の機会を掴めない。
  アメドラは雪崩式バック・ドロップを狙う。
  ギブソンがクロス・ボディに切り返す。カウント2。
  アメドラのクローズラインを避けネック・ブリーカー。
  両者ダウン。
  ギブソンが猛反撃。
  アメドラも負けじとバタフライ・スープレックス。カウント2。
  ドラゴン・スリーパー。
  ギブソンは逃れるとファッキンTチョーク。
  アメドラは投げ捨てて逃れると雪崩式バック・ドロップを決める。
  カバーするもロープに脚がかかる。
  ダイビング・ヘッド・バッドへ。
  ギブソンは避けるとハイ・ニーから垂直落下式ブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  テキサス・クローバー・リーフに捕らえる。
  アメドラが丸め込みに返す。
  ギブソンが体勢を入れ替える。カウント2。
  アメドラはビッグ・ブーツを避けるとタイガー・スープレックスから
  キャトル・ミューティレーション!
  ギブソンがロープに脚をかける。
  エア・プレイン・スピンへ。
  回りに回って両者ふらふら。
  アメドラは無人のコーナーにドロップ・キック。
  ギブソンもレフェリーを丸め込み。
  回復したアメドラがギブソンを丸め込む。
  ギブソンが丸め込み返す。
  カウント2で返されるやギブソン・ドライバーへ!
  アメドラがギブソンを持ち上げようとする。
  ギブソンはその動きを利用しサンセット・フリップへ。
  アメドラも読んでいてジャックナイフ固めへ。
  ギブソンは更にそれを読んでいて丸め込みに返し1,2,3!


G#1コンテンダーズ・マッチ:AJスタイルズvs.サモア・ジョー
  AJがショルダー・タックルを決めるも倒れない。
  今度はジョーがロープに走る。
  AJはかわすとドロップ・キック。
  ボディ・スラムも決める。
  ニー・ドロップからカバー。カウント2。
  ブレーン・バスターやバック・ブリーカーまで決める。
  ジョーはドロップ・キックを自爆させる。
  AJは油断したジョーに不意を突いてのハリケーン・ラナ。
  場外に逃れたジョーにエプロンから追撃を狙う。
  ジョーは脚を払ってAJをエプロンにぶつける。
  リングに戻すとコンビネーション・ニー・ドロップからカバー。カウント2。
  フェイス・ウォッシュを決めカバー。カウント2。
  ロープにもたれかかるAJを蹴り落とす。
  リングに戻し痛めつけていく。
  ダブル・ストンプまで決める。
  AJがバックを取り返しロール・アップ。
  ジョーがスリーパーに切り返す。
  AJがロープに脚をかける。
  AJは一回転してのリバースDDTを決めると反撃開始。
  しかしジョーもカウンターでSTOを決めカバー。
  AJはロープに脚をかけると場外へ。
  ジョーはトペ・スイシーダで追撃。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  AJがスプリングボード式の技へ。
  踏み外すもジョーの脚を何とか殴りつける。
  殴り合いからAJがスピン・キックでカバー。カウント2。
  ジョーがパワー・スラム。カウント2。
  AJはクローズラインを避けるとディスカス・ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  もう1発狙う。
  蹴り払われるもサンセット・フリップからスタイルズ・クラッシュへ!
  ジョーは蹴りつけて逃れると強烈なラリアット。
  カバーするもカウントは2。
  パワー・ボムからSTF。
  AJがロープを掴む。
  ラリアットへ。
  AJは避けるとペイレイ・キック。
  そしてアルゼンチン・バック・ブリーカーからスラム。
  カバーするもカウント2。
  AJが殴れまくればジョーもはたきまくる。
  AJが延髄切りを決め両者ダウン。
  AJはコーナー上へ。
  ジョーは起き上がるとAJを捕らえマッスル・バスターへ!
  AJがサンセット・フリップからスタイルズ・クラッシュで1,2,3!

試合結果

@ホック・ボンバリー、トップ・ガン・タルワー、ロニン、デイビー・リチャーズvs.ディスコ・マシーン、エクスカリバー、ゾクレ、フェニックス・スター
Aクリス・セイビンvs.クリス・ヒーロー
Bジョニー・ストームvs.ピティ・ウィリアムス
Cケンドー・カシン、プーマvs.リッキー・レイヤース、ロッキー・ロメロ
Dブライアン・ダニエルソンvs.ジェームス・ギブソン
Eクイックシルバー、スコーピオ・スカイ、フランキー・カザリアンvs.ジョーイ・ライアン、スコット・ロスト、クリス・ボッシュ
FXディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.アレックス・シェリー
G#1コンテンダーズ・マッチ:AJスタイルズvs.サモア・ジョー
HPWG王座戦:スーパー・ドラゴン(ch)vs.ケビン・スティーンvs.エル・ジェネリコ