PWG:An Inch Longer than Average 11/15/03の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約2時間45分です。
@バラード・ブラザーズ、トップ・ガン・タルワーvs.クリス・ボッシュ、リル・チョロ、TJパーキンス
絶対的に練習量が足りない。
裏打ちのない物の垂れ流しです。
悪い試合。
AM-Dogg 20vs.ジャルディ・フランツ
フランツはアーム・ドラッグ一発で程度が知れる。
もはや技ではなくM-Doggが自ら倒れているだけです。
時間の無駄で、ひどい試合。
B(レフェリー:クリス・ボッシュ):チーム・チズモ(エクスカリバー、ディスコ・マシーン)vs.X-Foundation(スコット・ロスト、FBK)
エクスカリバーがボッシュと揉めるための試合とはいえ
戦いをおろそかにして良い理由にはならないし、そのボッシュとのストーリーの語り方もなってない。
ひどい試合。
試合後エクスカリバーがボッシュにカベジェラ・マッチを申し込みボッシュが了承。
エクスカリバーがボッシュに襲いかかりスープレックス。
Cゲリラ・ウォーフェア:スーパー・ドラゴンvs.ジョーイ・ライアン
いきなり椅子を投入していますがそこからレスリングに持ち込めるのが凄いですね。
傍に椅子がある、という状況をひっくるめた危険なレスリングに仕立て上げている。
ライアンが後手後手で合わせながら
真っ向からぶつかり合い観客も熱狂していますね。
ただ速攻でハード技を出している一方で
そのハードが当たり前になっている所がある。
だから終盤には足枷になってまったく前に進めていない状況です。
また前回と同じくライアンの立ち位置がどうもしっくりこない。
無理して張り合う必要を感じないし、
もっとテクニカルな形で過激化を狙うべきです。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Dコルト・カバナvs.アダム・ピアース
仲が良いだけあってここぞの動き方が良いですね。
1つ1つは高度ではないのに巧みな組み合わせを見せています。
まったりし過ぎているきらいもありますが・・・。
まあまあ良い試合。
ハードコア・キッドが欠場のためジョーの相手はパンクに。
ECMパンクvs.サモア・ジョー
その先に良い流れが生み出る光景は見えましたがその形を作る前に切っていますね。
またパンクは時間がないのに、こつこつ積みかせねようとします。
設定時間にあっていない勝負の仕方で勿体無いですね。
平均より少し上。
FPWG王座戦:フランキー・カザリアン(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン
アメドラが反復系に裏技に、と幅広いレスリング。
カズも対抗するが徐々にその激しさ、実力に押されていきます。
そしてアメドラが観客を煽りながら支配。
03年とは思えない表現力で外敵ヒールを演じています。
問題はカズが良い反撃ができるかにかかっていましたが
反撃開始の型と必殺技を繋ぐ物がなかったですね。
ヘッド・バッドの打ち合い等をするして何とか激戦にはなっているけど
カズvs.AJ、カズvs.AJvs.ダニエルズなんかと比べると
カズが相手より劣っているのが見えてしまったのは残念です。
中々良い試合。
試合後ピアースがカズを襲撃。
カバナがとめに来たと思いきや加勢します。
スパドラがライアンを引きずってきて3人でカズ、ライアンをリンチ。
そこにパンクが登場。
カバナは歓迎するもパンクはお前らのやっている事は間違っている、とカバナらを攻撃。
他のレスラーが入ってきて両軍を引き離します。
次回大会で6人タッグで激突する事が決定です。
総評。
好勝負とはいかないもののビッグ・マッチ2試合があります。
微妙な試合もありますがそこは03年という事を考えると目を瞑るべきでしょう。
(執筆日:6/14/10)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
Cゲリラ・ウォーフェア・マッチ:スーパー・ドラゴンvs.ジョーイ・ライアン(PWG 11/15/03)ライアンがスパドラ、エクスカリバーを不意打ち。
しかしそれは偽者で本物のスパドラが逆に不意打ち。
フォア・アームズに張り手を打ち合う。
椅子を持ち打ち合うかと思いきやスパドラが不意をついて投げつける。
ライアンも隙を突いて椅子を叩きつける。
ライアンはグラウンドからドロップ・キック。
ダウンしていたスパドラだが起き上がると椅子を叩きつける。
カバーするもカウント2。
椅子へのクラブ・ストンプを決める。
コーナーへのパワー・ボムからSTF。
ライアンは椅子を叩きつけて逃れるも流れは変わらない。
スパドラが椅子を容赦なく叩きつけていく。
ライアンはトペ・スイシーダを狙ったスパドラを椅子で叩き落とす。
スパドラがコーナーに立てかけられたラダーへのパワー・ボムを狙う。
ライアンはリバース・スープレックスに返すと、そのラダーへのベリー・トゥー・ベリー。
カバーするもカウント2。
スーパープレックスからカバーもカウント2。
スパドラは同コーナーのライアンを殴り落とすとダブル・ストンプ。
スパドラはライアンの上にラダーを乗せるとコーナー上からダブル・ストンプ。
エプロンと柵に橋渡しにしたテーブルにライアンを乗せる。
逃げたライアンにトペ・コンヒーロ。
テーブルに戻すも、また逃げられる。
ライアンがラダーへのスピアーを決める。
両者ダウン。
投げ技を打ち合う。
スパドラがスプリングボード式スピン・キックを決めカバー。カウント2。
椅子へのサイコ・ドライバーを狙うも防がれる。
ライアンはラリアットを椅子で防ぐと場外でパンプハンドル・ジャーマン。
スパドラの腕を集中攻撃。
ライアンはコーナーにテーブルを乗せリングにもテーブルを立てる。
そしてコーナー上のテーブルからリングのテーブルへ雪崩式ネック・ブリーカー!
カバーするもカウントは2。
ライアンは場外への雪崩式ネック・ブリーカーを狙う。
スパドラはロープに捕まって自爆させると
エプロンと柵に橋渡しにしたテーブルへライアンを乗せるとコーナー上からセントーン!
リングに戻しカバーするも自らカウント2で止める。
サイコ・ドライバーを狙うも防がれる。
ならばと打撃を連発しラリアット。
柵をリングに入れサード・ロープの上に橋渡しにする。
その上にパンプ・ハンドル・スラム。
テーブル、ラダー、柵を三段重ねにしてそこにサイコ・ドライバー!
カバーし1,2,3!
試合結果
@バラード・ブラザーズ、トップ・ガン・タルワーvs.クリス・ボッシュ、リル・チョロ、TJパーキンスAM-Dogg 20vs.ジャルディ・フランツ
B(レフェリー:クリス・ボッシュ):チーム・チズモ(エクスカリバー、ディスコ・マシーン)vs.X-Foundation(スコット・ロスト、FBK)
Cゲリラ・ウォーフェア:スーパー・ドラゴンvs.ジョーイ・ライアン
Dコルト・カバナvs.アダム・ピアース
ECMパンクvs.サモア・ジョー
FPWG王座戦:フランキー・カザリアン(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン