TOPアメリカン・プロレスLucha UndergroundLucha Underground 2016年 →LU:Best of Lucha Underground 2016 part.3(Ultimate Lucha Dos)

LU:Best of Lucha Underground 2016 part.3(Ultimate Lucha Dos)の分析


名勝負 なし
好勝負 レイ・ミステリオJr. vs.プリンス・プーマ(7/20/16)

@ギフト・オブ・ザ・ゴッズ王座戦、イリミネーション・マッチ:ナイト・クロウvs.ダガvs.キルショットvs.マーティ・ザ・モスvs.マリポーサvs.シニエストロ・デ・ラ・ムエルテvs.セクシー・スター(7/13/16)
 キルショットとオスプレイ、
 マリポーサとスター、シニエストロとクロウと
 それぞれの遺恨を軸にしながら観客に見せる見せ場を絞り、繋げています。
 ナイト・クロウとしてフラミータがデビューしていますが、
 他の一流ルチャドールに見劣りしない活躍を見せているのはうれしい限り。
 観客席2階からのダイブもありましたよ。
 試合は他にも良い意味で混沌に満ちたスポットが連発。
 終盤はスター、キルショットvs.マリポーサ、モスの構図になるや
 すぐにキルショット脱落して1対2。
 どうしてれも女性のためにアクションは制限を受けてしまいますが、
 モスが変態キャラでストーリーを盛り上げてくれました。
 好勝負に少し届かず。

Aデス・マッチ:ミル・ムエルテスvs.キング・クエルノ(7/13/16)
 ムエルテスがブル・ファイターとして蹂躙。
 クエルノはフライヤーとして対する形ですね。
 まったく敵わない感の演出はお見事。
 ストーリー・テリングだけでノれるのに
 椅子攻撃のヒット具合も半端なく瞠目する。
 印象的見せ場は演奏ステージでの乱闘の中で
 クエルノが下に転げ落ちかけてステージの端を掴んでぶらさがると
 ムエルテスがクエルノの手を踏んで落とすシーン。
 こういう絵の見せ方がLUは良いんですよね。
 クエルノがビッグ・スポットで対抗していく流れは素晴らしかった。
 ただ飄々としているためもう少し感情を込めればベター。
 ムエルテスが完勝する形で終えるから抑えている所も多少あったかもしれないけれど。
 好勝負に少し届かず。

Bレイ・ミステリオJr. vs.プリンス・プーマ(7/20/16)
 ミステリオのムーブは少し衰えが見えるも
 それをプーマが安易に受けに回らず、そこを切り返して
 "今"のプーマが"伝説"のミステリオに挑む、という
 構図をフォローしていましたね。
 そのミステリオが主導権を握る側ですが、
 中盤の試合の作り方は見事の一言。
 印象的なスポットを上手く使って戦いの展開付をしています。
 完璧なストーリー・テリングで迎えた終盤。
 プーマが619から上回ろうとする
 それでもカウント3を奪えないスポットは
 そのストーリー・テリングの巧みさの頂点。
 期待を大きく上回る内容で、
 ミステリオにまだまだ存在価値があることを知らしめた内容です。
 文句なしに好勝負。

 (執筆日:7/?/16)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ギフト・オブ・ザ・ゴッズ王座戦、イリミネーション・マッチ:ナイト・クロウvs.ダガvs.キルショットvs.マーティ・ザ・モスvs.マリポーサvs.シニエストロ・デ・ラ・ムエルテvs.セクシー・スター(新チャンピオン!)(7/13/16)
Aデス・マッチ:ミル・ムエルテスvs.キング・クエルノ(7/13/16)
Bレイ・ミステリオJr. vs.プリンス・プーマ(7/20/16)