GCW:Best of GCW 2022 part.5の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | マイク・ベイリーvs.ジョナサン・グレシャム(11/20/23) |
@アルカンヘル・ディヴィノvs.ウルティモ・マルディト(9/23/22
初手サマーソルトから始まりルチャ・リブレのアクションをパッケージ。
ウルティモがルードとして制圧している際は
アルカンヘルの受けの制動の緩さが一部目立ちましたが、
攻めに転じると相変わらずとんでもないムーブを見せますね。
即座に打ち合ったカナディアン・デストロイヤー含め
技を串刺すように打つのでインパクト十分でした。
これぞオープナーに求めるものという充実の7分でしたね。
中々良い試合。
A竹田誠志vs.ジョン・ウェイン・マードック(9/26/22)
日本興業。
蛍光灯を打ち合って始めると
テンポ良く凶器を変えながら進めていきます。
試合時間自体は10分ないものの結構な密度で物足りなさは感じませんでしたね。
ただ最後の自傷アピールからの竹田のまとめ方には
マードックのGCWでの微妙なポジション感を再認識させられてややトーン・ダウン。
好勝負に少し届かず。
Bニック・ウェインvs.ASF vs.グリンゴ・ロコvs.コマンデル(10/22/22)
このカードから期待されるように
ASF、コマンデルが華やかなムーブを連発。
ロコは受け手に回り、ニックはその中間の位置づけですね。
展開にロジックがないしリズムにのれないので、
クオリティとしては中々評価できない所はありますが、
スポットはどれもぶっ飛んでいますね。
ロープをコーナー・トゥー・コーナーで綱渡りしてダイブや
コーナー上から2人の肩に飛び乗ってからヘッド・シザースに行ったり。
名場面級のスポットをここまで開発できたのは大きい。
中々良い試合。
Cマイク・ベイリーvs.ジョナサン・グレシャム(10/23/22)
良い動きを見せますが序盤は没テーマ。
グレシャムが腕狙いを始めると
ベイリーはグレシャムの動きに合わせ蹴りで切り崩していき、
それに対抗してベイリーは脚狙いにシフト。
展開としては筋が通りつつ
ややこじんまりとまとまっている感はありますね。
グレシャムが跳ね切らない部分が出ました。
終盤にかけてのまとめ方といい少し玄人好みの内容でした。
中々良い試合。
Dマイク・ベイリーvs.ジョナサン・グレシャム(11/20/23)
静と動を意図的な切り替えでフックをかけながら
グリシャムのじっくりと腰を据えて見せるプロレスを展開。
オールラウンダーのベイリーも付き合い良く接します。
腕のダメージをちゃんと背負った上で反撃。
観客もリング叩きで応援し良い熱量になっていますね。
終盤に入るとごつごつとしたエルボーの打ち合い
攻撃性の調整、解禁から腕攻めもちゃんとポイントで絡ませ。
メインとして求められる仕事と個人としてのこだわりを両立させました。
ぎりぎり好勝負。
Eグリンゴ・ロコ、ラティゴ、トキシンvs.アーレス、ASF、コマンデル(12/16/22)
ルチャ勢による期待通りのアクション。
一人一人演舞した後、3人同時ダイブ。
そこから椅子攻撃でルードの制圧につながっていく。
振り子で投げ上げたところをコーナーにいるロコがキャッチしそのままライガー・ボムなど
スポットはインパクト抜群でしたが、
試合進行という点では足踏みするシーンも時々。
ルード側のチーム・ワークが後一歩でしたね。
良いスポット、物足りない場面入り混じりつつ基本的には全編楽しかった。
コマンデルのハイ・フライとロコのリーダービリティが光っていましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:12/?/22)